《知己》の正しい読み方
「知己」の正しい読み方
「知己」は「ちき」と読む。「自己」などのように「己」を「コ」と読む言葉が多く、間違えやすいが、「知己」は「ちき」であり、「ちこ」は誤りである。「知己」の意味解説
「知己」には、自分のことをよく理解してくれる人や親友の意味と、単なる知り合いや顔見知りの意味がある。「知己」の語源は古代中国の「史記」に由来しており、「士は己を知る者の為に死す」という一節の「己を知る者」から来ていると言われている。この一節の「己を知る者」とは、「自分のことをよく知り、認めてくれる主君」のことを指しており、それが転じて、「知己」は「自分のことをよく理解してくれる人」のことを意味するようになった。これが幅広い意味を持つようになり、信頼のおける友人や親友から、顔見知り程度の知り合いまで、広く「知人」を指すようになった。なぜ「知己」と読むのか・理由
「知己」の「知」は音読みで「チ」と読み、「己」は音読みで「キ」や「コ」と読む。そのため、これらの漢字を重ねた「知己」は「ちき」と読む。「知己」の類語・用例・例文
「知己」の類語として、よく知っていて、親しい間柄であることを表す「旧知」や「友人」「親友」「朋友」「幼馴染」などが挙げられる。また、ただの知り合いという意味の、「相識」や「知り合い」「顔見知り」なども類語として挙げられる。用例として、「私と彼女は学生時代からの知己である」や「姉は知己が多い」などと使うことが多い。「知己」には、親友や信頼のおける知り合いという意味と、顔見知り程度の知り合いという2つの意味がある。「あの人は私の知己である」や「学生時代からの知己である」などといった使い方をする場合は、信頼できる人や親友であることを指している場合が多い。「知己が多い」などのように使う場合には、普通の知り合いを指している場合が多いが、どちらの意味で使用しているのかは、文脈によって判断する必要がある。「知己」を使った言葉として、「知己を得る」という言葉がある。これは、「親友や自分のことを理解してくれる人を得る」という意味であり、「大学で知己を得ることができた」や「多くの知己を得ることができ、充実している」などのように使うことができる。「知己」の英語用例・例文
「知己」を英語で表現すると、友人を意味する「friend」や、知り合いを意味する「acquaintance」などが挙げられる。親友や友人という意味で訳すときは、「He is my dearest friend.(彼は私の親友である)」や「She is a childhood friend.(彼女は幼なじみである)」のように表現することができる。顔見知りや知り合いという意味で訳すときは、「She is an acquaintance of mine.(彼女は私の知り合いである)」のように、「acquaintance」を使って表現することができる。- 《知己》の正しい読み方のページへのリンク