“新種”手柄ザクラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 07:16 UTC 版)
「手柄山中央公園」の記事における「“新種”手柄ザクラ」の解説
当公園で1996(平成8年)3月、花弁数が10枚で二重咲のカスミザクラ(後述の発見者はカスミザクラ系としている)が、室井綽(植物学者、元富士竹類植物園長、旧姫路学院女子短期大学名誉教授)により発見され、発見者によりフタエカスミザクラと命名された。その後所在不明となったこともあったが、2015年(平成27年)4月頃に当公園内の手柄山温室植物園職員により再発見された。カスミザクラには半八重咲の既存の品種ハンヤエカスミザクラ(Cerasus leveilleana f.semiplena)はあるが、その品種のように雄蕊が花弁化した旗弁で擬八重状を呈しているわけではなく真の花弁自体が多いこと、花弁先端の切込みが少ないこと、雌蕊が雄蕊より長いことなどの点で区別される。このため姫路市は2020年(令和2年)1月に公益財団法人日本花の会に新種認定を申請し(日本花の会は2013年(平成25年)度より、桜の新品種を用いて名所づくりを進める団体に対しサポートをするため「桜の園芸品種認定制度」を設け、新品種の特性調査をしてお墨付きを与えることで、名称を整理し、保護・発展に寄与することを意図している)、2021年(令和3年)5月13日に新品種「手柄ザクラ」として認定された。なお、Cerasus leveilleanaはカスミザクラの学名であり、手柄サクラは新種ではなく、あくまでカスミザクラの新「品種」である。
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“新種”手柄ザクラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 09:21 UTC 版)
「手柄山温室植物園」の記事における「“新種”手柄ザクラ」の解説
当園のある手柄山中央公園で1996(平成8年)3月、花弁数が10枚で二重咲のカスミザクラ(後述の発見者はカスミザクラ系としている)が、室井綽(植物学者、元富士竹類植物園長、旧姫路学院女子短期大学名誉教授)により発見され、発見者によりフタエカスミザクラと命名された。その後所在不明となったこともあったが、2015年(平成27年)4月頃に当園職員により再発見された。カスミザクラには半八重咲の既存の品種ハンヤエカスミザクラ(Cerasus leveilleana f.semiplena)はあるが、その品種のように雄蕊が花弁化した旗弁で擬八重状を呈しているわけではなく真の花弁自体が多いこと、花弁先端の切込みが少ないこと、雌蕊が雄蕊より長いことなどの点で区別される。このため姫路市は2020年(令和2年)1月に公益財団法人日本花の会に新種認定を申請し(日本花の会は2013年(平成25年)度より、桜の新品種を用いて名所づくりを進める団体に対しサポートをするため「桜の園芸品種認定制度」を設け、新品種の特性調査をしてお墨付きを与えることで、名称を整理し、保護・発展に寄与することを意図している)、2021年(令和3年)5月13日に新品種「手柄ザクラ」として認定された。なお、Cerasus leveilleanaはカスミザクラの学名であり、手柄ザクラは新種ではなく、あくまでカスミザクラの新「品種」である。
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