α-コロナウイルス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 10:18 UTC 版)
「抗体依存性感染増強」の記事における「α-コロナウイルス」の解説
「α-コロナウイルス(英語版)」も参照 ネコ伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)は、飼い猫と野生猫の両方で非常に一般的な病原体でα-コロナウイルスである。FIPVはADEを惹起し得るので、FIPVに対するワクチン接種は疾患の重症化に繋がる。in vitro におけるマクロファージのFIPV感染は、スパイク(S)タンパク質を標的とする非中和モノクローナル抗体によって引き起こされる可能性があり、この現象は希釈中和抗体でも発生する可能性がある。幾つかのデータは、ADEがFIPSウイルスと同じ血清型での再感染により促進される可能性が高いことを示している。ADEは、ネコの半数が、抗ウイルス抗体で受動免疫されてから同じFIPV血清型に暴露された後、腹膜炎を発症する理由を説明している。幾つかの国では、弱毒ウイルスワクチンが点鼻薬の形で入手可能である、しかしこれは、多くの専門家の間でまだ、安全性と有効性の両面で論争の的になっていると思われる。
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