銀時計
- 大学を優等で出た秀才をいふ。卒業の折恩賜の銀時計を拝受するの習ありしより来る。今は此の儀なし。
- 以前には帝大優等卒業生に恩賜の銀時計があつたので、当時の優等卒業生をさしていふ。〔隠語〕
- 〔俗〕以前帝大優等卒業生に恩賜の銀時計があつたので、当時の優等卒業生をさして云ふ。
- 帝大出の優秀者をかく呼ぶ。以前帝大の優等卒業生には恩賜の銀時計があつたからである。
- 以前帝大の優等卒業生には恩賜の銀時計があったので、優等卒業生を指していつた。
分類 俗語
銀時計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/07 03:03 UTC 版)
銀時計(ぎんどけい)とは、純銀や銀
恩賜の銀時計
明治維新から第二次世界大戦までは、帝国大学、学習院、商船学校、陸軍士官学校や陸軍騎兵学校等軍学校において、成績優秀者(首席・次席)に対して、天皇からの褒章として銀時計が授与された。天皇(または代理)から、臨席の卒業式で与えられ、至高の名誉と見なされた。銀時計を授与された者は「銀時計組」と呼ばれた。
軍学校から始まり、帝国大学等に対象が広がった。東京帝国大学では1899年から1918年まで授与制度が続き、323人が対象になった。選定基準は必ずしも明確ではないが、成績に加え人格も評価され、各分科1名と決まっていたわけではない[1]。
文学作品に採り上げられた例として夏目漱石の『虞美人草』がある。登場人物の一人・小野は大学で銀時計を授与された秀才、という設定である。
名古屋駅の銀時計
JR名古屋駅構内にあるオブジェ。待合スポットとして有名[2]。
脚注
- ^ 東京大学百年史編集委員会 『東京大学百年史』 通史二、197-200頁
- ^ 「銀の時計」(名古屋市中村区-その他の名所-〒450-0002)の地図/アクセス/地点情報 - NAVITIME
関連項目
外部リンク
- 荒川文六(九州大学第6代総長 大学サイトより)
- 蔵出し!文書館 第9回 恩賜の銀時計(東京大学)
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