小間

デジタル大辞泉

こ‐ま【小間】

読み方：こま

１ 小さい部屋。

「叔父は其奥まった—に閉籠って」〈秋声・足迹〉

２ 茶道で、四畳半以下の狭い茶室。

３ 建築で、垂木(たるき)や根太(ねだ)などの配列の間隔。一般に、内法(うちのり)の幅。

４ 和船で舳先(へさき)に最も近い部分。

５ ⇒公役小間(くやくこま)

６ 明治初年、1か月1円の土地貸し料が得られる東京府内の区域。

７ 少しの間。あいま。

「世の中にまれなる色の高麗錦(こまにしき)いかなる—に妹(いも)をあひ見ん」〈新撰六帖・五〉

歴史民俗用語辞典

小間

読み方：コマ（ｋｏｍａ）

江戸府内で公役を課す場合の標準単位。

隠語大辞典

小間

読み方：こま

1. 小間物品一切。〔第七類　雑纂〕
2. 小間物品一切のことをいふ。〔犯罪語〕
3. 小間物。
4. 小間物品一切を云ふ。
5. 小間者。弘前。
6. 小間物品一切をいう。〔一般犯罪〕
7. 小間物。語尾省略。〔香〕
8. 小間物一切をいう。

分類 ルンペン／大阪、犯罪、犯罪語、香

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小間

姓	読み方
小間	おはざま
小間	おま
小間	こま

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「 小間」の例文・使い方・用例・文例

• 小間物屋
• 酔って小間店を出した（へどを吐いた）
• ボタンや針は小間物である
• 小間取りという,子供の遊戯
• 小間物屋という職業
• 西洋風の小間物
• 紐を小間結びに堅く結ぶこと
• 水引きなどを小間結びにすること
• 小間物や装身具を売る店
• 化粧用または服飾用の小間物を売る店
• 小間使いという職業
• 小間物屋という職業の人
• 外出時に鼻紙や楊子などの小間物を入れて携帯するもの
• 小間結びという,ひもの先端を二度からませて結び,引いてもとけないようにする結び方
• 小間物を売る店