家訓
家憲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 04:37 UTC 版)
高利は子孫のために家訓を残している。 一、単木は折れやすく、林木は折れ難し。汝等相協戮輯睦(きょうりくしゅうぼく)して家運の鞏固を図れ。 二、各家の営業より生ずる総収入は必ず一定の積み立て金を引去りたる後、はじめてこれを各家に分配すべし。 三、各家の内より一人の年長者を挙げ、老八分としてこれを全体の総理たらしめ、各家主はこの命にしたがうべし。 四、同族は、決して相争う事勿れ。 五、固く奢侈を禁ず。 六、名将の下に弱卒なし、賢者能者を登用するに意を用いよ。下に不平怨嗟の声なからしむる様注意すべし。 七、主は凡て一家の事、上下大小の区別無く、これに通暁する事に心掛けるべし。 八、同族の小児は一定の年限内に於いては、番頭、手代の下に労役せしめ、決して主人たるの待遇をなさしめざるべし。 九、商売は見切り時の大切なるを覚悟すべし。 十、長崎に出でて、夷国と商売取引すべし。
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「 家憲」の例文・使い方・用例・文例
- 家憲を定める
- 家憲を破る
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