むちうち‐しょう〔‐シヤウ〕【×鞭打ち症】
むち打ち症
外傷性頸部症候群のこと。間接的な衝撃を受けた頭部が、むちのようにしなる動きにより起こり得る、痛みやめまいなどを伴うさまざまな症状の総称で、現時点では発生メカニズムが完全に解明されていない。ただし、その大半が低速時の被後突車両の乗員に発生する頸部損傷に起因するものであり、激しい体幹上昇および脊椎の直線化に伴う頭部の突き上げ、胸部に対する急激な頭部の後方移動、衝突後の頸部の過伸展という連続した短時間あるいは同一時間内の乗員挙動の変位により生じると考えられている。ヘッドレストはこの障害を防ぐための装備で、各国とも装着を義務づけている。
外傷性頸部症候群
( むち打ち症 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 21:51 UTC 版)
外傷性頸部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん、英: whiplash associated disorders, WAD)は、交通外傷などにおいて頸部に急激な加速や減速による負荷がかかり、その負荷が原因となって運動器軟部組織に外傷が引き起こされることで生じる臨床症状の総称[1]。むち打ち症関連症候群ともいう[1]。病態生理の詳細は不明な点が多い[1]。
- 1 外傷性頸部症候群とは
- 2 外傷性頸部症候群の概要
- 3 症状
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