#2 17950429_ch「はなことば」
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1795年4月25日、リモは盲目の少女「ハルア」と出会いやがて心を通い合わせ一つ屋根の下で共に暮らし始める。 ハルアは花を愛し家の庭に沢山の咲かせていた。 彼女には恋人がいたものの当時宮殿警護にあたっていた彼は敵の奇襲を受けその後行方不明となってしまう。 ハルアは彼の生存を信じ待ち続けた。 リモとの暮らしが成れ親しんできた頃、ハルアは盲目の症状が進み、ついに光すら感知できなくなってしまう。 リモは彼女の傍に寄り添い彼女の身の回りの世話を引き受ける。 それから数日が過ぎたある日、恋人の母親であり彼女にとっての義理母にお見合いの話を持ちかけられる。 義理母はハルアのことを実の娘のように可愛がり彼女の将来を気遣いお見合いの話を出したのである。 そんな義理母への気持ちを察したハルアは一度はお見合いの話を了承する ハルアはリモに家の事をまかせ一人お見合い相手の住む隣町に馬車で向かう。 道中、彼の事を思い出し「自分の居場所はどこなのか?自分の幸せとは何なのか」その意味を思い出し馬車から飛び降りひとり自分の家に帰路する。 そしてリモと再会したハルアはこれからも彼を待ち続けると言い固く心に誓った。 1855年5月6日、ハルアは老衰で永眠、60年彼を待ち続けた。 彼女の住んでいた家の庭にはいまも沢山の花が咲いている
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