Sim City Sim Cityの概要

Sim City

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/18 10:11 UTC 版)

Sim City
平沢進スタジオ・アルバム
リリース
録音 1994年8月 - 1995年3月
LANDMARK STUDIO
WOODSTOCK STUDIO
CENTER STAGE RECORDING
WIRE SELF STUDIO
ジャンル テクノポップ
プログレッシブ・ロック
レーベル ポリドール
平沢進 アルバム 年表
AURORA
(1994年)
Sim City
1995年
SIREN
1996年
平沢進関連のアルバム 年表
Landscapes
(1994年)
Sim City
(1995年)

(1995年)
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概要

当初はタイに関係するアルバムではなく、前作「オーロラ」の続編として、90年代版ピンク・フロイドの「The Dark Side of the Moon」を作る予定だった。「月の裏側」をテーマとしておりその時に「月の影」「Caravan」が作られた。

1994年に平沢はタイ王国の文化や国民性に興味・関心を示し、このアルバムはその影響を受けて作られた。それは現在の作風にも受け継がれている。後に俗称される「BANGKOK録音3部作」の一作目であり、タイからSP-2(サーオプラペーッソーン(タイ語:สาวประเภทสอง)」、第二の女性)と呼ばれる性転換手術をした女性コーラスとして参加している。約10年後に作られたSP-2を追悼するアルバム「SWITCHED-ON LOTUS」でもこのアルバムの殆どがリメイクされている。

本作を最後に平沢はポリドールを離脱し、日本コロムビアにレーベルを移籍する。

ちなみに、今作と名前が同じゲームはプレイしたことがあると言う。

今敏のアニメーション映画「パーフェクトブルー」のコンセプトである「現実と虚構」は、今が平沢進のアルバム「Sim City」を聴いたことからインスピレーションを得たとしている[1]。今は「このアルバムは、何の進化の過程もなしに、突然高度な現代性を持って生み出された都市のようなものです。私はこのアルバムに影響を受け、私に大きなインスピレーションを与えてくれました。」と語っている[1]

収録曲

  1. Recall
    2017年発売のビデオゲーム「RUINER」にBGMとして採用されている。
  2. Archetype Engine
    後にSWITCHED-ON LOTUSでセルフカバーされる。
    2017年にはライブ「第9曼荼羅」で演奏され、第9曼荼羅大阪公演メモリアル・パッケージカードには「Archetype Engine 2017 大阪 ver.」として、第9曼荼羅東京公演メモリアル・パッケージカードには「[e]dge#9 / Archetype Engine 2017 東京 ver.」として収録された。
  3. Lotus
    ハスをテーマにした曲。映画「千年女優」はこの曲にインスパイアされており、テーマ曲「ロタティオン(LOTUS-2)」(賢者のプロペラ収録)はこの曲を基に制作された。
    後にSWITCHED-ON LOTUSでセルフカバーされる。
  4. Kingdom
    後にSWITCHED-ON LOTUSでセルフカバーされる。
  5. Echoes(CHARAN SANITWONG24)
    この曲と環太平洋擬装網はバンコクで制作された。
    P-MODELの同名の曲(ANOTHER GAME収録)とは別物。ただしどちらの曲もピンク・フロイドのオマージュである。
    ベルセルクサウンドトラック収録の『Gats』はこの曲を基にして制作された。
  6. Sim City
    後にSOLAR RAYでSim City2としてセルフカバーされる。
    2013年のライブ「ノモノスとイミューム」で新バージョンが演奏され、導入のマジックに短縮版の音源が収録されている。
  7. 月の影 - Dark Side of the Moon
  8. 環太平洋擬装網 - Pacific Rim Imitation Network
    後に変弦自在でセルフカバーされる。このとき平沢はタイトルを「環太平洋装網」と誤記していた。
  9. Colony
  10. Caravan
  11. Prologue

  1. ^ a b [今敏逝世十週年]作曲家平澤進聊今敏與他的動畫音樂” (中国語). 加點音樂誌 (2020年8月24日). 2023年6月18日閲覧。


「Sim City」の続きの解説一覧

シムシティ

(Sim City から転送)

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シムシティ』(SimCity)は、1989年マクシスから発売された都市経営シミュレーションゲームシムシティシリーズの初代作品である。


  1. ^ a b (英語) SimCity [1989] - IGN, https://www.ign.com/games/simcity-1989 2022年2月19日閲覧。 
  2. ^ (英語) C64Wiki - Sim City, https://www.c64-wiki.com/wiki/Sim_City 2022年2月19日閲覧。 
  3. ^ (jp) 新レトロゲーム紀行 - シムシティーはバンゲリングベイ生まれ!?, http://retrogamer.seesaa.net/article/94333025.html 2022年6月2日閲覧。 
  4. ^ FM-TOWNSソフトリスト - FM TOWNSデータベース, http://ahirudanna.html.xdomain.jp/towns_soft.html 2022年5月23日閲覧。 
  5. ^ IMAGINEER サポート対応が終了した製品, https://www.imagineer.co.jp/contact/over.php 2022年5月30日閲覧。 
  6. ^ IMAGINEER サポート対応が終了した製品, https://www.imagineer.co.jp/contact/over.php 2022年5月30日閲覧。 
  7. ^ IMAGINEER サポート対応が終了した製品, https://www.imagineer.co.jp/contact/over.php 2022年5月30日閲覧。 
  8. ^ PalmOS版シミュレーション ゲーム, http://www.enfour.co.jp/palm/simcity.html 2022年6月5日閲覧。 
  9. ^ amazon.co.jp SimCity, https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC-Sim-City/dp/B00005OGKF 2022年6月5日閲覧。 
  10. ^ SIM CITY フォーパーム [日本語版}, https://www.suruga-ya.jp/product/detail/145019915 2022年10月31日閲覧。 
  11. ^ MobyGames SimCity(ZX Spectrum), https://www.mobygames.com/game/zx-spectrum/simcity 2022年6月13日閲覧。 
  12. ^ 石塚辰郎, 野田祐己 & 春日秀美 1990, p. 70- 野田は同著の「シミュレーションゲーム初心者のSIM CITY日記」内で、「何かモゴモゴ動いているものがある。(中略)これが怪獣だ。なんとmade in Japanのゴジラではないか。」と記述している。
  13. ^ 石塚辰郎, 野田祐己 & 春日秀美 1990, pp. 164–165.
  14. ^ 石塚辰郎, 野田祐己 & 春日秀美 1990, p. 56.
  15. ^ 石塚辰郎, 野田祐己 & 春日秀美 1990, p. 28- 石塚によれば、PC-98における汚染の半減期は50年。
  16. ^ (jp) SIMCITY用語集, http://simlabo.main.jp/simcity/yougo/scyogo_body.html 2022年7月1日閲覧。 
  17. ^ (jp) イメージキャラクターはワニの「Mr.T」, https://middle-edge.jp/articles/Zmy59 2022年7月3日閲覧。 
  18. ^ マイコミジャーナル (2007年2月21日). “水道橋博士、「俺も知事になれる!?」 - 『シムシティ DS』発売記念イベント”. 2007年11月10日閲覧。
  19. ^ 2021CESAゲーム白書 (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2021). ISBN 978-4-902346-43-5 
  20. ^ 大乱闘スマッシュブラザーズDX』ではフィギュアで、『大乱闘スマッシュブラザーズX』以降ではアシストフィギュアとして。
  21. ^ (jp) 幻のファミコン版「シムシティ」、プロトタイプ版が海外の中古店で発見, https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1812/27/news101.html 2022年6月16日閲覧。 
  22. ^ (jp) 26年の時を超えて幻の海外ファミコン版「シムシティ」のプロトタイプが発見され有志の手により復活, https://gigazine.net/news/20181226-nes-simcity-prototype/ 2022年6月19日閲覧。 
  23. ^ (jp) お蔵入りとなったファミコン版『シムシティ』の詳細が明らかに。26年の時を超えて存在が再確認された幻の作品, https://automaton-media.com/articles/newsjp/20181226-82285/ 2022年6月20日閲覧。 
  24. ^ (英語) SimCity for MSX1 by AmusementFactory, https://www.amusementfactory.com.br/msx/sc/?l=en 2022年7月15日閲覧。 
  25. ^ Sim City 2000 & Sim City Returns for Windows - シムシティー2000&シムシティリターンズ - 3.5" 2DD release - Japan - W Package Series - PC-9821 / PC-9801』2020年12月16日https://archive.org/details/sim-city-2000-sim-city-returns-for-windows-3.5-2dd-release-japan-w-package-series/0%20-%20cover.jpg2022年7月1日閲覧 
  26. ^ SimCity(Returns)』????-??-??http://naka.blog-sim.com/simcity%20-returnes-/simcity%20-returnes-2022年9月8日閲覧 
  27. ^ GAME Watch (2002年5月21日). “あの「シムシティ」が、あの「アクアゾーン」が手のひらに帰ってきた!!”. 2020年4月11日閲覧。
  28. ^ ハドソン、「SIMCITY CLASSIC」「i-AQUAZONE」など504i専用アプリを発表』2012年5月21日https://www.itmedia.co.jp/mobile/0205/21/n_hudson504.html2022年6月24日閲覧 
  29. ^ INTERNET Watch (1999年1月12日). “MaxisがSimCityをタダで公開”. 2022年6月20日閲覧。
  30. ^ Hopkins, Don (2008年). “Micropolis Downloads”. 2008年1月20日閲覧。
  31. ^ Simser, Bil (2008年). “SimCity Source Code Released to the Wild! Let the ports begin...”. 2008年1月20日閲覧。
  32. ^ Hopkins, Don (2008年). “GPL Open Source Code of "OLPC SimCity" to be called "Micropolis"”. 2008年1月20日閲覧。
  33. ^ 花屋敷 - iPhone版 シムシティデラックス 攻略メモ, https://tenderfeel.xsrv.jp/mistyrose/2010/11/15/140547/892/ 2023年4月23日閲覧。 
  34. ^ SimCity Deluxe(iPhone / iPod版)攻略, https://iphoneac.com/simcity.html 2023年4月23日閲覧。 
  35. ^ https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E458729-000/00。2023年10月12日閲覧 





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