村岡花子
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著訳書
著書
訳書
- 『王子と乞食』(マーク・トウェイン、平凡社) 1927
- のち岩波文庫 1934、改版1959
- 『花咲く家』(ペリー、教文館) 1929
- 『見知らぬ国へ 冒険実話集』(カザリン・クロンク、教育館出版部) 1930
- 『聖書物語』(エステル・ルツ、基督教出版) 1935
- のち『エステル物語』(愛育社) 1946
- のち(新教出版社、聖書少年文庫) 1956
- のち『エステル物語』(愛育社) 1946
- 『愛情の道』(ウイドマー、教文館出版部) 1936
- 『喜びの本』(ポーター、中央公論社) 1939
- 『母の生活』(パアル・バック、第一書房) 1940
- 『家なき天使』(方洙源、那珂書店) 1943
- 『巨人岩』(ナサニエル・ホーソン、耳野卯三郎絵、羽田書店) 1948
- 『奴隷トム物語』(ハリエット・ビーチャー・ストウ、湘南書房) 1948
- 『薔薇の少女 八人のいとこたち』(ルイザ・メイ・オルコット、新少國民社) 1948
- のち『八人のいとこ』(角川文庫)
- 『炉辺のこほろぎ』(ディッケンズ、隆文堂) 1949
- のち新潮文庫
- 『ジェーンへの手紙』(シュルツ女史、霞書房) 1950 - 1951
- 『べにはこべ』(オルツィ夫人、英宝社) 1950
- のち(河出文庫) 2014.9
- 『イエス・キリストの一生 いばらの冠の王さま』(ノルマン・エフ・ラングフォルド、教文館) 1951
- 『しあわせな王子さま』(オスカー・ワイルド、日本書房) 1951
- 『ジャックと豆の木』(潮文閣) 1951
- 『あしながおじさん』(ジーン・ウェブスター、あかね書房) 1951
- 『王女物語』(マリオン・クロフォード、ダヴィッド社) 1952
- 『フランダースの犬』(ウィーダ、日本書房) 1952
- のち新潮文庫
- 『ふしぎな国のアリス』(ルイス・キャロル、潮文閣) 1952
- 『エレン物語』(ワーナー、ポプラ社) 1952
- 『クリスマス・カロル』(ディッケンズ、新潮文庫) 1952
- のち改版
- 『母の肖像』(パール・バック、ダヴィッド社) 1952
- のち新潮文庫
- 『ジェーン・アダムスの生涯』(ジャッドソン、岩波書店、岩波少年文庫) 1953
- 『愛の一家』(ザッパー、日本書房) 1953
- 『小公女』(バーネット夫人、あかね書房) 1954
- 『ピーターという男 妻の描いた夫の肖像』(キャスリン・マーシャル、創元社) 1954
- 『赤ちゃんはどこからくるの?』(S・M・グルエンベルグ、中央公論社) 1955
- 『秘密の花園』(バーネット夫人、ポプラ社) 1955
- 『母の曲』(プローチ、講談社) 1955
- 『愛についての演習』(G・D・シュルツ、中央公論社) 1955
- 『ばらとゆびわ』(サッカレイ、日本書房) 1956
- 『ナンシー姉さん』(ケート・ウィギン、秋元書房) 1956
- 『水の国の子』(キングスレイ、日本書房) 1956
- 『きんのりんご 北欧神話』(日本書房) 1957
- 『小公女』(バーネット、日本書房) 1957
- 『黄色い猫の秘密』(エラリイ・クウィーン、早川書房) 1957
- のちハヤカワ文庫
- 『リンバロストの乙女』正・続(ジーン・ポーター、秋元書房) 1957
- のち角川文庫 1990
- のち河出文庫 2014.8
- 『そばかす』(ジーン・ポーター、秋元書房) 1957
- 『バレー・シューズ』(ストリートフィールド、講談社、世界少女小説全集1) 1957
- 『果樹園のセレナーデ』(モンゴメリイ、新潮社) 1957
- のち新潮文庫
- 『子じか物語』(ローリングス、日本書房) 1958
- 『花ざかりのローズ』(オルコット、佐川和子共訳、三笠書房) 1958
- のち新潮文庫
- 『薔薇のロザリンド』(カスリーン・ノリス、新潮社) 1958
- 『ハックルベリイ・フィンの冒険』(マーク・トウェイン、新潮文庫) 1959
- 『続・あしながおじさん』(ウェブスター、町田日出子共訳、角川文庫) 1959
- 『神の栄光』(オノーレ・モロウ、角川文庫) 1959
- 『昔かたぎの少女』(オルコット、朋文堂) 1959
- 『ハイジの子どもたち』(トリッテン、朋文堂) 1959
- 『ケレー家の人びと』(ウィギン、朋文堂) 1959
- のち角川文庫
- 『パットお嬢さん』(モンゴメリ、朋文堂) 1960
- のち新潮文庫
- 『丘の家のジェーン』(モンゴメリ、新潮文庫) 1960
- 『聖書物語』(ヴァン・ルーン、角川文庫) 1960
- 『美しいポリー』(オルコット、岩崎書店、オルコット少女名作全集5) 1961
- 『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』(バージニア・リー・バートン、福音館書店) 1961
- 『アンディとらいおん』(ジェームズ・ドーハーティ(en:James Daugherty)、福音館書店) 1961
- 『叫べ、愛する国よ』(アラン・ペイトン、聖文社) 1962
- 『中共の子供たち』(マーガレット・ウイリー、自由アジア社) 1963
- 『ごきげんならいおん』(ルイーズ・ファティオ(en:Louise Fatio)、福音館書店) 1964
- 『ポーラスものがたり』1 - 3(ジーン・ダリュー、あかね書房) 1965
- 『白い子ジカ』(ヒギンス・プローティ、講談社) 1967
- 『こびとのビートルキンの冒険』(J・ダリュー、あかね書房) 1967
- 『世に与えた彼女の手紙 - エミリー・ディッキンソン』(ポリー・ロングワース、東京メディカル・センター出版部) 1968
「赤毛のアン」シリーズ
- 『赤毛のアン』(L・M・モンゴメリ、三笠書房) 1952
- のち新潮文庫 1954
- 『続・赤毛のアン』(モンゴメリ、三笠書房) 1954
- のち『アンの青春』(新潮文庫)
- 『赤毛のアン 第3』(モンゴメリ、三笠書房) 1955
- のち『アンの愛情』(新潮文庫)
- 『第四赤毛のアン』(モンゴメリ、三笠書房) 1956
- のち『アンの友達』(新潮文庫)
- 『赤毛のアンの幸福』(モンゴメリー、講談社) 1956
- 『第五赤毛のアン』(モンゴメリ、三笠書房) 1957
- のち『アンの幸福』(新潮文庫)
- 『アンの夢みる家』(モンゴメリ、三笠書房) 1958
- のち『アンの夢の家』(新潮文庫)
- 『虹の谷のアン』(モンゴメリイ、新潮社) 1958
- のち新潮文庫
- 『アンの楽しい家庭』(モンゴメリ、三笠書房) 1958
- のち『炉辺荘のアン 第七赤毛のアン』(新潮文庫)
- 『アンをめぐる人々』(モンゴメリ、三笠書房) 1958
- のち新潮文庫
- 『アンの娘リラ 第十赤毛のアン』(モンゴメリ、新潮文庫) 1959
「エミリー」シリーズ
- 『風の中のエミリー』(モンゴメリ、秋元書房) 1959
- のち『可愛いエミリー』(新潮文庫)
- 『雨に歌うエミリー』(モンゴメリ、秋元書房) 1959
- のち『エミリーはのぼる』(新潮文庫)
- 『エミリーの求めるもの』(モンゴメリー、新潮文庫) 1969
「少女パレアナ」シリーズ
- 『パレアナの成長』(エレナ・ポーター、平凡社) 1930
- のち『パレアナの青春』(角川文庫)
- 『姉は闘ふ パレアナ姉妹篇』(エレナ・エチ・ポーター、教文館出版部) 1932
- のち『スウ姉さん』(角川文庫)、(河出文庫) 2014
- 『栗毛のパレアナ』(エレナ・ポーター、村岡みどり共訳、秋元書房) 1956
- 『少女パレアナ』(エレナ・ポーター、角川文庫) 1959
創作
国立国会図書館デジタルコレクションで読めるものがある。(https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1169934 )
- 『紅い薔薇』青蘭社 1926
- 「黄金の網」など『村岡花子と赤毛のアンの世界』(河出書房新社)所収
- 『お山の雪』(青蘭社書房) 1928
- 『強い美しい女王の話・優しい孝行なお嫁の話』(昭陽堂書店) 1928
- 『子供のための善きひつじかひの歌』(教文館出版部) 1931
- 『村岡花子童話集』(金の星社) 1938
- 『青イクツ』(新潮社、学年別新選童話集 1年生) 1940
- 『たんぽぽの目』(鶴書房) 1941
- 「たんぽぽの目」など『村岡花子と赤毛のアンの世界』(河出書房新社)所収
- 『令女小説 春の歌』(愛育社) 1946
- 『桃色の玉子』(弘文社) 1948
- 「みみずの女王」など『村岡花子と赤毛のアンの世界』(河出書房新社)所収
- 『花になった子供星』(美和書房) 1948
- 『美しき出発』(新浪漫社浅田書店) 1949
- 「美しき出発」など『村岡花子と赤毛のアンの世界』(河出書房新社)所収
- 『りすのゆめ』(二葉書店) 1949
- 『きんぎょのおともだち』(小峰書店) 1952
- 『おばさんのおはなし』(金子書房) 1952
- 『マリヤさま 聖母ものがたり』(日本書房) 1958
随筆・評論
- 『母心随想』(時代社) 1940
- 『静に想ふ』(新生堂、母親教育シリーズ) 1941
- 『心の饗宴 随筆集』(時代社) 1941
- 『わが少女の日』(編、甲鳥書林) 1942
- 『母心抄』(西村書店) 1942
- 『母の愛行』(今井福治郎共著、有精堂) 1943
- 『新日本の女性に贈る』(編、羽田書店) 1946
- 『見知らぬ国へ』(労働文化社) 1947
- 『雨の中の微笑』(新美社) 1947
- 『光に向ふ』(隆文堂) 1947
- 『友情論』(湘南書房) 1947
- 『やさしいおかあさん』(寿書房) 1948
- 『女学生の生活と友情論』(小峰書店) 1951
- 『小学生のエチケット』(あかね書房) 1951
- 『生活の流れに棹さして』(東洋経済新報社、家庭文庫) 1953
- 『親と子』(要書房) 1953
- 『女性の生き甲斐』(牧書房新書) 1953
- 『めざめたる純潔』(編、三笠新書) 1954
- 『ナイチンゲール 赤十字のおかあさん』(日本書房) 1955
- 『ストー夫人』(講談社、世界伝記全集) 1955
- 『世界名作とその作家たち 名作を味わうために』(さ・え・ら書房) 1957
- 『ヘレン・ケラー』(金子書房) 1957
- 『若き母に語る』(池田書店) 1960
- 『ママと子ども ママへの注文12章』(牧書店) 1961
- 『努力の偉人 苦しみをのりこえた人びと』(あかね書房) 1962
- 『生きるということ - 村岡花子遺稿集』(あすなろ書房) 1969
- 『村岡花子エッセイ 美しく生きるために』(主婦と生活社) 2014
- ^ “第182回 小机が生んだ印刷王-バイブルの村岡さん-”. 公益財団法人 大倉精神文化研究所. 2014年5月19日閲覧。
- ^ “学院史料展示-村岡花子と東洋英和-”. 学校法人 東洋英和女学院. 2014年5月19日閲覧。
- ^ 「腹心の友」となる二人の友情については白蓮の自伝にもあり、また、村岡の「静かなる青春」「此頃の白蓮夫人に」などがある(ともに『村岡花子と赤毛のアンの世界』河出書房新社所収)
- ^ 佐佐木幸綱「短歌と出合う」(『村岡花子とアンへの道』pp.56-59)によれば、若い頃は熱心で「うら若きをとめ十九の初春はかすみの中に住む心地して」などがあり、長男を亡くしてからは「たらちねの母の心は生まれ出づる吾子の上思ひ夜半を眠らず」というのがある。なお、恵理の「彼女たちとの出会い」(同書pp.112-117)によれば、伊藤伝右衛門と結婚した白連を許せず、絶縁を言い渡すが、友のいない虚しさから和解の手紙を出す。
- ^ 『村岡花子と赤毛のアン』(河出書房新社)の年表には1913年(二十歳)となっている。
- ^ 宮葉子『アンが愛した聖書のことば』、p.103.
- ^ 「甲府の英語教師、青春を謳歌する」『村岡花子とアンへの道』pp.48-53)によれば、校長の秘書兼英語教師だった。母校での仕事の中で初恋の人で東大生・沢田廉三に会い、遠距離恋愛を続けるが、沢田が外交官となり、渡仏した時にはかなく潰えた。
- ^ 賀川豊彦の妻賀川ハルのいとこで、村岡平吉の子
- ^ “略奪愛も…朝ドラ『花子とアン』モデル孫が語る魔性ぶり”. 女性自身 (2014年4月6日). 2014年6月21日閲覧。
- ^ 「花子とアン」公式サイトに収録されている村岡出演の放送映像
- ^ a b “NHK連続テレビ小説「花子とアン」公認、モデルとなった村岡花子の朗読CD発売”. musicman-net. エフ・ビー・コミュニケーションズ&マグネット (2014年4月17日). 2014年4月21日閲覧。
- ^ 1946年8月22日の臨時法制調査会第2回総会における発言
- ^ 野村浩子『市川房枝、そこから続く「長い列」―参政権からジェンダー平等まで』亜紀書房、2023年4月12日、191-192頁。ISBN 978-4750517896。
- ^ 橋本富記子 (2021年). “婦人参政権獲得運動から戦後初の女性議員誕生まで―女性の政治活動について”. 千葉大学. 2024年2月29日閲覧。
- ^ 『日本キリスト教歴史大事典』1385頁
- ^ 『讃美歌略解 - 全編 - 歌詞の部』p.32、p.164 - p.165
- ^ Loretta Leonard Shaw. 村岡恵理編の『花子とアンへの道』pp.70-73に言及がある。Dictionary of Canadian Bibliographyにショーの業績が詳しく紹介されている。主著のJapan in Transition。
- ^ 村岡みどり 「初めての『赤毛のアン』」 東洋英和女学院機関紙『敬和会』52号、p. 27、1990年3月
- ^ 『アボンリーへの道(4)』 村岡美枝訳 金の星社 ISBN 9784323019734 p. 182
- ^ 『エミリーの求めるもの』1969年 新潮社 滑川道夫によるあとがき
- ^ 2014年に「花子からおはなしのおくりもの」(朗読:村岡花子)という戦前に残された村岡花子による朗読集がレコードからCDに復刻。『家なき子』や『フランダースの犬』、『小公子』等を、翻訳した村岡花子自身が朗読したものだが、『家なき子』では悲しい場面が省略され、『フランダースの犬』はハッピーエンドに終っている。
- ^ 養女みどりの夫・物理学者の村岡光男がカリフォルニア大学デービス校の客員教授となったため、一家が暮らすデービス市を訪問。これが花子にとって初の海外旅行となった。このときみどりは、『赤毛のアン』の舞台となったプリンスエドワード島への渡航を企画したが、花子が想像のままにしておきたいと、渡航を断念している。村岡恵理『アンのゆりかご-村岡花子の生涯-』新潮文庫、2011年。ISBN 4101357218
- ^ a b “NHK連続テレビ小説のモデル 村岡花子の朗読録音復刻!”. ユニバーサルミュージックジャパン (2014年4月14日). 2014年6月21日閲覧。
- ^ a b 西村明爾 (2014年). “村岡花子 近現代・系図ワールド NHK朝ドラ「花子とアン」”. 系図で見る近現代 夢・感動・人間!. 2014年6月23日閲覧。
- ^ “私の大叔母にあたる村岡花子が朝ドラに!”. 村岡希美@jojomizumi (2013年6月26日). 2014年6月21日閲覧。
- ^ 『連続テレビ小説 花子とアン Part1(NHKドラマ・ガイド)』NHK出版、2014年。ISBN 9784149235677
- ^ 企画展示|創業110周年記念特別展示|大同生命保険株式会社 創業110周年記念アーカイブ
- ^ 熊井明子『私のポプリ手帖』千早書房、2006年。ISBN 4884924215
- ^ 熊井明子「花子・アン・シェイクスピア」村岡恵理監修『KAWADE夢ムック 文藝別冊 総特集 村岡花子』河出書房新社、2014年。ISBN 978-4-309-97824-6
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