割礼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 04:24 UTC 版)
割礼を行う国
割礼を行う習慣が一般化している国を挙げる。
東南アジア
- なお日比ハーフの男児は日本在住であっても割礼を受ける場合がある。たとえばGENERATIONSの白濱亜嵐は10歳のときフィリピンで施術されている[13]。
中央アジア・西アジア
- アフガニスタン、バングラデシュ、パキスタン、イラン、イラク、イスラエル、クウェート、レバノン、シリア、トルコ、トルクメニスタン、アラブ首長国連邦、イエメン、サウジアラビア、タジキスタン、ウズベキスタン、モルディブ、アゼルバイジャン、バーレーン、カザフスタン、カタール、ヨルダン、オマーン、キルギス
これらの国の大半は、国民中におけるイスラム教・ユダヤ教(いわゆる「アブラハムの宗教」)教徒の比率が極めて高い。
アフリカ
- エジプト、リビア、チュニジア、アルジェリア、モロッコ、エリトリア、ガーナ、ギニア、ニジェール、ナイジェリア、トーゴ、ベナン、カメルーン、チャド、ジブチ、ガボン、ガンビア、マダガスカル、マリ、モーリタニア、ケニア、コンゴ共和国、シエラレオネ、ソマリア、スーダン、エチオピア、モザンビーク
北アフリカ、東アフリカなどはイスラム圏。成人儀礼として行われている国もあると考えられる。
北アメリカ大陸
現状については前出。アメリカ大陸先住民の中には、ヨーロッパ人到達以前から成人儀礼として包皮切除を行っていた部族があった。
ヨーロッパ
オセアニア
多くの地域で、成人儀礼として行われている。オーストラリアの先住民アボリジニーは、通常の割礼に加えて、陰茎の下部を尿道まで切り開く尿道割礼を行うことで知られていた。
- ^ a b 『宗教学事典』丸善出版、2010年、626頁。
- ^ 『宗教学事典』丸善出版、2010年、627頁。
- ^ 定義には諸説あるが、イスラエルの帰還法においては、ユダヤ人の母を持つかユダヤ教に改宗したものが「ユダヤ人」であると定義されている
- ^ 「スンナ」としての解釈は一定ではない
- ^ ただし『出エジプト記』の第4章第24-26節では、(長い間エジプトに住んでいたうちにこの風習が廃れたらしく)モーセでさえ息子の割礼をしないでいて、妻ツィポラ(アブラハムの子孫だがイスラエルとは別系統の民族出自)がしたとか、『ヨシュア記』第5章第2-6節でも出エジプトの時にいったん全員やっていたもののその後40年間やらなかったといった記述がある。
- ^ 『新聖書辞典』いのちのことば社出版部、1985年9月20日、304頁。
- ^ 禁止自体は第1の1:48、具体的な刑罰例は第2の6:10にある。
- ^ より正確には3代前のドミティアヌス皇帝の出した「去勢を(未来の子供に対する)殺人に準じたものとして禁ずる」法律があり、ハドリアヌスの代でそれは拡大解釈され生殖器を傷つける行為全般が禁止になった。
- ^ E・シューラー『イエス・キリスト時代のユダヤ民族史II』、古川陽 訳、株式会社教文館、2012年、P318-319・P342-344注訳
- ^ デイヴィッド・ライマーを参照
- ^ “ユダヤ教とイスラム教が割礼保護で共闘、ドイツで異例の合同デモ”. ロイター. 2012年9月13日閲覧。
- ^ “「割礼」揺れるドイツ 宗教と法律”. msn産経ニュース. (2013年1月14日) 2014年1月15日閲覧。
- ^ “白濱亜嵐、10歳で衝撃の割礼体験を語る 「ハサミでジョキンッて切られて…」”. fumumu (2021年12月1日). 2022年7月6日閲覧。
- ^ “WHO/UNAIDS New Data on Male Circumcision and HIV Prevention: Policy and Programme Implications” (PDF). unaids.org. 2011年1月6日閲覧。
- ^ More Circumcision Myths You May Believe: Hygiene and STDs
- >> 「割礼」を含む用語の索引
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