三菱・eK
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4代目 B33/36W型(2019年 - )
三菱・eKワゴン(4代目) B33/36W型 | |
---|---|
G | |
概要 | |
別名 |
三菱・eKクロス 三菱・eKクロスEV 日産・デイズ(2代目) 日産・サクラ |
製造国 | 日本(岡山県倉敷市) |
販売期間 | 2019年3月28日 - |
ボディ | |
乗車定員 | 4名 |
ボディタイプ | 5ドア軽トールワゴン |
駆動方式 | 前輪駆動/四輪駆動 |
プラットフォーム | CMF-Aプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
BR06型: 659 cc 直列3気筒DOHC |
最高出力 |
エンジン: 38 kW (52 PS)/6,400 rpm |
最大トルク |
60 N・m (6.1 kgf・m)/ 3,600 rpm |
変速機 | CVT |
サスペンション | |
サス前 | ストラット式 |
サス後 |
トーションビーム式 (2WD車) トルクアーム式3リンク (4WD車) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,495 mm |
全長 | 3,395 mm |
全幅 | 1,475 mm |
全高 |
1,640 mm(2WD車) 1,660 mm(4WD車) |
車両重量 | 830-890 kg |
その他 | |
ブレーキ |
前:ディスク 後:リーディングトレーリング式ドラム |
プラットフォームを共用する車種 |
日産・デイズ 日産・サクラ |
年表
- 2019年3月14日 - 三菱自動車水島製作所にてオフライン式を実施。3月28日発売とアナウンスされた[27][28]。
- 2019年3月28日 - 「eKワゴン」をフルモデルチェンジ。同時に「eKクロス」を発売[29]。
- 外観はフロントグリルがクロムメッキ処理の水平基調グリルとなったほか、リアデザインが大きく変わり、3代目まではバンパー上にあったナンバープレートの位置がバックドア上に移動された。内装はライトグレー基調とした。
- パワートレインはエンジンを低フリクション化や高圧縮比化された新型のBR06型に換装。CVTは副変速機が廃止、オイルポンプの高効率化とベルトの低フリクション化が行われた新型に変更された(2代目デイズでは先代同様「エクストロニックCVT」名義)。また、燃料消費率と排出ガスがWLTCモードに対応したことで「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得するとともに、JC08モードでの燃料消費率が向上されたことにより、2WD車は「2020年度燃費基準+20%」を達成した。
- 装備面では、アダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線維持支援機能(LKA)で構成された高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット、2代目デイズでの「プロパイロット」に相当[注 17])が新たに採用され、メーカーオプションの「先進快適パッケージ」として一部グレードにメーカーオプション設定された。その他、片輪が空転した場合にスリップした車輪をブレーキ制御させ、グリップしている車輪により大きな駆動力を加えることで走破性を高めるグリップコントロールを2WD車を含めた全車に標準装備し、3代目で採用されたマルチアラウンドモニターには車両周囲の歩行者や自転車を検知してモニターの表示と警報で注意を促す移動物検知機能が追加され、ルームミラーに液晶モニターを搭載し、車両後方に搭載されたカメラの映像を映し出すデジタルルームミラー(マルチアラウンドモニター表示機能付)も採用された(マルチラウンドモニターとデジタルルームミラーは「先進安全パッケージ」として一部グレードにメーカーセットオプション設定)。「e-Assist」においてはドライバーが意図せず走行車線から逸脱しそうになった時に、車線内に戻す方向に制御力を短時間発生させて走行車線内に戻す操作を促す車線逸脱防止支援機能(LDP)が追加された。なお、グリップコントロールは2代目デイズには装備されないeKワゴン特有の装備となる。
また、「M」グレードは3代目に標準装備されたタッチパネル式オートエアコンからモデルチェンジに伴いマニュアルエアコンに置き換わった。 - ホイールベースが3代目から65mm延長、それに伴って後席の膝下空間が70mm拡大された。
- グレード体系は「M」と「G」の2グレードに整理され、3代目では設定されていた最廉価グレードの「E」およびターボ車の「T」とカスタムが廃止された。ボディカラーはホワイトソリッド、ホワイトパール(有料色)、スターリングシルバーメタリック、ブラックマイカ、オークブラウンメタリック(有料色)の5色が3代目から引き続き設定され、コーラルピンクマイカはコーラルピンクメタリックへ呼称を変更(カラーコードは不変)、新色のミントブルーメタリックを加えた7色展開となった。なお、カラーバリエーションは2代目デイズよりも少なくなっている(2代目デイズでは、プレミアムサンシャインオレンジメタリック(特別塗装色)、オーシャンブルーパール、スパークリングレッドメタリック、プレミアムオリーブメタリック(特別塗装色)が追加で設定されている。eKクロスではプレミアムオリーブメタリックを除きサンシャインオレンジメタリック、ライトニングブルーマイカ、レッドメタリックとして設定)。
- 2019年10月2日 - eKクロス、デリカD:5(2019年2月改良モデル)と共に2019年度グッドデザイン賞を受賞[30]。前述のとおり、初代モデルが2001年度に受賞しており2度目の受賞となった。
- 2019年11月12日 - eKクロスや日産・デイズ(2代目)と共に2020年次RJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。三菱車は2019年次のエクリプスクロスに続き2年連続での受賞となった[31]。
- 2019年12月6日 - eKクロスや日産・デイズ(2代目)と共に2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤー「スモールモビリティ部門賞」を受賞。三菱車における同賞受賞は初、日本カー・オブ・ザ・イヤー全体においてもアウトランダーPHEVで「イノベーション部門賞」を受賞した2013-2014年度以来6年ぶりとなった[32]。
- 2020年8月20日 - eKクロスと同時に一部改良[33]。
- 「e-Assist」に、標識検知機能(TSR)、前方衝突予測警報(PFCW)、先行車発進通知(LCDN)、ふらつき警報(DAA)を追加。車両進入禁止・最高速度・一時停止の標識を検知した場合、減速が必要と判断した場合、信号待ちなどで停車中に先行車が発進しても自車が停止し続けた場合、走行中にドライバーのハンドル操作から注意力が低下していると判断した場合のいずれかにおいて、警報ブザー(最高速度・一時停止の標識を検知した場合を除く)とインフォメーション画面表示を行い、標識の見逃しの予防・ブレーキの踏み遅れによる追突事故の回避のアシスト・先行車の発進通知・ドライバーへの休憩の促しを行う。また、ミリ波レーダーの追加により、FCMの夜間検知性能が向上され、「MI-PILOT」は追い越し時にウインカーを出すと設定速度内で加速、先行車との車間距離を若干詰めることでスムーズな追い越しをアシストする追い越し時の加速機能の追加とワイパー低速作動時でもLKAとACC利用が可能なように改良された。運転席SRSニーエアバッグおよびリアシートベルトのプリテンショナー機能と非着用ウォーニング着座センサーを新たに設定し、メーカーオプション設定された。その他、ヘッドライトのつけ忘れ防止のため、スイッチからOFFポジションが廃止され、センターパネル部に充電用USBポートが新採用された。
- 2020年12月24日 - 一部改良[34]。
- メーカーオプションの設定が見直される。ボディカラーには4代目に移行した際に廃止され、現行のeKシリーズでは唯一未設定となっていたレッドメタリックが追加され、全8色となった。
- 2022年9月8日 - 一部改良[35]。
- ボディカラー展開が見直され、オークブラウンメタリック(有料色)を廃止する替わりに、eKスペース設定色のナチュラルアイボリーメタリック(有料色)が新たに設定された。
- 燃料消費率が向上され、2WD車は「2030年度燃費基準80%達成車」、4WD車は「同75%達成車」となった。
- 2023年11月24日 - 一部改良[36]。
- 安全性能が強化され、リアカメラ及びリアビューモニター付ルームミラー(自動防眩機能付)、eKクロスに装備されている運転席SRSニーエアバッグとリアシートベルトのプリテンショナー機構を全車に標準装備され、FCMは自転車運転者検知が追加された。
- ボディカラー展開が変更となり、ミントブルーメタリック、コーラルピンクメタリックと入れ替えで新色のミストブルーパール(有料色)、ライラックピンクメタリックを追加。また、歴代初となる2トーンカラー(有料色)も設定され、ライラックピンクメタリック/ホワイトソリッド、ミストブルーパール/オークブラウンメタリック、ナチュラルアイボリーメタリック/ブラックマイカの3色が設定された。
注釈
- ^ 「eK」の名称そのものは車名ではなく、車名としては「eKワゴン」のように「eK(種類)」が正しい。
- ^ 「ブラックインテリアエディションM(2WD/4WD)」と「ブラックインテリアエディションM+Xパッケージ(2WD/4WD)」。
- ^ 標準装備のフロント2スピーカーにリアドア2スピーカーを追加。
- ^ 2WD車のみ、4WDは標準装備。
- ^ 近畿・北陸・四国・中国地区、三重県、埼玉県・福島県の一部のみで203台の限定販売。優勝祈願だるまを成約プレゼントとして用意した。
- ^ OEM車種のオッティも同様にラインアップされていた。
- ^ 裏面センターハブ付近にENKEIロゴが確認できる。
- ^ 以前発売されていたスズキ・KeiやOEM車種のマツダ・ラピュタも実質的にはクロスオーバーSUVだが、スズキやマツダではセダンとSUVの間を埋めるモデルとして扱われ、クロスオーバーSUVとは言いにくい部分もあった。2019年3月現在、スズキ・ハスラーとOEM車種のマツダ・フレアクロスオーバー、ダイハツ・キャストアクティバとOEM車種のトヨタ・ピクシスジョイ Cが公式にクロスオーバーSUVとされている。
- ^ デイズでは「エクストロニックCVT」に相当。
- ^ NA・4WD車は停車時のみエンジンを自動停止するAS&Gを装備。デイズでは「PURE DRIVE / アイドリングストップ」に相当。
- ^ ヒルスタートアシストとエンジンスイッチ+キーレスオペレーションシステムも三菱製軽自動車では初採用の装備。デイズでは「インテリジェントキー&プッシュエンジンスターター」に相当。
- ^ フォグランプ周囲のメッキ加飾が追加された。
- ^ デイズでのモカブラウンパールは2014年7月に、eKワゴンでのコーラルピンクマイカは2017年1月に追加。
- ^ デイズは「J」と「S」が「ホワイト」のみ、「X」は「ホワイトパール3コートパール」のみの設定である。
- ^ eK未設定色の「オーシャンブルーパール(=ライトニングブルーマイカ)」がハイウェイスター専用色として設定されているほか、eKワゴン専用色として設定されている「ポピーレッドメタリック」は、デイズでは「スカーレットメタリック」の名称でハイウェイスター専用色として設定されている違いがある。
- ^ デイズではハイウェイスターとの共通カラーとして「アッシュブラウンメタリック」が設定されている。
- ^ ProPilot(プロパイロット)が日産の登録商標であるため(商標登録番号:5893100、6060935、6060936)、三菱側で新たに商標登録している(商標登録番号:6075747、6075748、6159962)。
出典
- ^ “eKクラッシィ(三菱)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月31日). 2020年1月31日閲覧。
- ^ “eKアクティブ(三菱)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月31日). 2020年1月31日閲覧。
- ^ “ekワゴン(三菱)2001年10月~2006年8月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月31日). 2020年1月31日閲覧。
- ^ “eKスポーツ(三菱)2002年9月~2006年8月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月31日). 2020年1月31日閲覧。
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第42号25ページより。
- ^ “eKワゴン(三菱)2006年9月~2013年5月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月31日). 2020年1月31日閲覧。[出典無効]
- ^ 『日産自動車と三菱自動車、協業による新型軽自動車のエクステリアデザインを公表』(プレスリリース)日産自動車・三菱自動車工業(2社連名)、2013年3月8日 。2013年3月8日閲覧。
- ^ 『新型軽自動車『eKワゴン』『eKカスタム』の予約注文を受付開始』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2013年4月18日 。2013年4月18日閲覧。
- ^ 『日産自動車、三菱自動車とNMKV、協業による新型軽自動車のオフライン式を実施』(プレスリリース)日産自動車、三菱自動車工業、NMKV(3社連名)、2013年5月20日 。2013年5月20日閲覧。
- ^ “三菱自、発売前の軽リコール”. MSN産経ニュース. (2013年6月4日). オリジナルの2013年6月5日時点におけるアーカイブ。 2019年6月9日閲覧。
- ^ 『新型軽自動車『eKワゴン』『eKカスタム』を発売』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2013年6月6日 。2013年6月6日閲覧。
- ^ “三菱eKカスタムのターボチャージャーは三菱製ではない!”. Clicccar (2013年6月20日). 2013年6月26日閲覧。
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- ^ 『新型軽自動車『eKワゴン』に福祉車両ハーティーランシリーズとして「助手席回転シート仕様車」「助手席ムービングシート仕様車」を設定』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2013年10月17日 。2013年10月17日閲覧。
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- ^ “三菱自と日産、大幅値引き対応か 「軽」受注再開も険しい道のり”. SankeiBiz(産経新聞社). (2016年7月2日)
- ^ 『軽自動車『eKカスタム』『eKワゴン』を一部改良して発売』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2017年1月26日 。2017年1月26日閲覧。
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- ^ 『軽乗用車『eKクロス』『eKクロス スペース』に先進の安全・快適装備を充実させた「T Premium」「G Premium」を設定』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2022年9月8日 。2022年9月8日閲覧。
- ^ 『三菱自動車、軽ハイトワゴン『eKクロス』『eKワゴン』を一部改良』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2023年11月24日 。2023年11月25日閲覧。
- 1 三菱・eKとは
- 2 三菱・eKの概要
- 3 3代目(2013年-2019年)B11W型
- 4 4代目 B33/36W型(2019年 - )
- 5 脚注
固有名詞の分類
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