ムラサキサギ ムラサキサギの概要

ムラサキサギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/05 00:13 UTC 版)

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ムラサキサギ
ムラサキサギ Ardea purpurea
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: サギ科 Ardeidae
亜科 : サギ亜科 Ardeinae
: アオサギ属 Ardea
: ムラサキサギ A. purpurea
学名
Ardea purpurea Linnaeus, 1766
和名
ムラサキサギ
英名
Purple heron

分布

アフリカ大陸ユーラシア大陸インドネシア西部、シンガポールスリランカ日本マダガスカル

夏季にユーラシア大陸西部、中華人民共和国北東部などで繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸などへ南下し越冬する。ユーラシア大陸南部、マダガスカルなどでは周年生息する。日本では、亜種ムラサキサギが八重山列島に周年生息する(留鳥)が少ない。西表島石垣島で繁殖記録がある他、2003年には池間島池間湿原で繁殖が記録された[1]。また、中華人民共和国北東部などで繁殖すると考えられるものが、春・秋の渡りの時期に、主に西日本で見られることがある。

形態

全長78-90cm。翼開張120-170cm。体重0.5-1.2kg。頭頂から後頭は黒い羽毛で被われ、後頭の羽毛2枚が伸長(冠羽)する。顔や頸部、胸部は褐色の羽毛で被われ、顔から頸部にかけて黒い筋模様が入る。頸部上面や胴体上面は灰黒色の羽毛で被われる。また青みがかった灰色や赤褐色の長い羽毛が混じり、紫みを帯びる。体側面や脛は紫がかった赤褐色の羽毛で被われる。種小名purpureaは「紫の」の意で、和名や英名と同義。腹部や尾羽基部下面(下尾筒)は黒い羽毛で被われる。雨覆の色彩は灰褐色で、初列雨覆や風切羽上面の色彩は灰黒色。

嘴は細長い。嘴の色彩は黄褐色で、上嘴は黒い。後肢はやや短い。後肢の色彩は黄褐色で、趾上面は黒い。

卵は長径約5.7cm、短径約4.1cm。幼鳥は全身が黄褐色や赤褐色の羽毛で覆われる。後頭に冠羽が伸長せず、顔から頸部にかけて入る筋模様が不明瞭。

分類

3亜種に分かれる。

  • Ardea purpurea purpurea Linnaeus, 1766 -
  • Ardea purpurea madagascariensis
  • Ardea purpurea manilensis ムラサキサギ 



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