ムラサキカタバミとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 生物 > 植物 > カタバミ科 > ムラサキカタバミの意味・解説 

むらさき‐かたばみ【紫酢漿草】

読み方:むらさきかたばみ

カタバミ科多年草地下鱗茎(りんけい)は子球をつくってよく増えるカタバミより大形。夏、淡紅色の花を開く。南アメリカ原産で、江戸時代渡来し帰化

紫酢漿草の画像

紫酢漿草

読み方:ムラサキカタバミ(murasakikatabami)

カタバミ科多年草


紫酸漿草

読み方:ムラサキカタバミ(murasakikatabami)

カタバミ科多年草

学名 Oxalis corymbosa


ムラサキカタバミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/13 01:11 UTC 版)

ムラサキカタバミ
ムラサキカタバミ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : バラ類 rosids
: カタバミ目 Oxalidales
: カタバミ科 Oxalidaceae
: カタバミ属 Oxalis
: ムラサキカタバミ O. debilis
学名
Oxalis debilis Kunth, 1822
和名
ムラサキカタバミ
英名
Violet wood-sorrel

ムラサキカタバミ(紫片喰、紫酢漿草、学名 Oxalis debilis Kunth 1822)は、カタバミ科カタバミ属の植物。

南アメリカ原産であるが、江戸時代末期に観賞用として導入されて以降、日本に広く帰化している。他にも北アメリカオーストラリア熱帯アジアなどにも帰化している。環境省により要注意外来生物に指定されている。

特徴

背丈は約30cm、葉は根生三出複葉、小葉はハート形、裏面の基部に黄色い腺点がある。 は主に春~初夏に咲き、葉の間から数個の花柄を伸ばして、先端に数輪を散形花序につける。直径1.7cmほどで、がく・花弁とも5枚。 青みのある濃い桃色で花筒部奥は白く抜け、花の中心部に向けて緑色の筋が入る。 植物体の栄養状態や環境に起因して花色が異なる場合もあるが、同じ環境で育てるとほとんどが同じ花色になる。

鱗茎から地上に葉と花柄だけを伸ばす。鱗茎は下部から太いやや透明がかったダイコン状の牽引根を出し、より深く根付く能力を持つ。 繁殖期(6~7月)に鱗茎と牽引根の間へ木子(微細な小球根)をびっしりと付け、非常に旺盛な繁殖をする。日本ではサビ病の多発により休眠する場合が多い。

両性花で虫媒花だが日本では種子を付けず、木子による栄養繁殖クローンが主とみられる。

は独特の色合いで美しいが、雑草のため市販されることはほとんどない。しかし葉にウイルス性の斑入りが入る系統が存在し、この系統のみ流通している。ただし、このウイルス斑はやや不安定で、草の状態によっては消えてしまうこともある。

利害

元来は観賞用に栽培されたものであるが、現在では庭園から畑地、芝地を中心に広く見られる。土の中の鱗茎を取り尽くすのが非常に難しいので、駆除が大変困難な強雑草である。草の丈が低く柔らかいため、雑草の刈り取りからはほとんど無視される対象でもある。開花が始まった頃が木子の出来るピークなので、その時期に土を深く掘り抜き捨てるしかない。なお体内にシュウ酸を多く含むため、用土がアルカリ化すると勢いは弱まる。

関連項目

参考文献

外部リンク

  • ムラサキカタバミ(紫片喰)(Botanical Garden)
  • World Checklist of Selected Plant Families: Royal Botanic Gardens, KewOxalis debilis」 https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:374833-1 https://powo.science.kew.org/?method=Reset



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ムラサキカタバミ」の関連用語

ムラサキカタバミのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ムラサキカタバミのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのムラサキカタバミ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS