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アクティベーション
【英】activation, Product Activation
アクティベーションとは、広い意味では「機能を有効にすること」であり、パソコン分野では一般的に、ソフトウェアの機能が使えるようにユーザー登録を行うことである。
アクティベーションの機能を持つソフトウェアでは、使用にあたってアクティベーションを行う必要がある。一般的な方法は、インターネットを経由したアクティベーションで、ユーザーのパソコンのハードウェア構成とソフトウェアのシリアル番号をひも付けて認証を行う。すると、アクティベーションが実行されて、機能がフルに使えるようになる仕組みである。なお、電話によるアクティベーションもある。
アクティベーションの最大の目的は、違法コピーの防止である。ハードウェア構成の違うパソコンに同じシリアル番号のソフトウェアをインストールしようとしても、アクティベーションはできない。
アクティベーションが必要なソフトウェアでも、インストール直後はアクティベーションを行わなくても普通に利用できるが、一定の日数や起動回数を超えるとほとんどの機能が使えなくなる。また、同じソフトウェアでも、プリインストール版ではアクティベーションの不要なものが多い。
参照リンク
マイクロソフトプロダクトアクティベーション - (マイクロソフト)
製品ライセンス認証センター - (アドビシステムズ)
生物学用語辞典 |
活性化
一般に、あるものが本来の活動を停止している状態から、活動を開始させる過程。生体内で不活性状態にある酵素や遺伝子を、活性を持つ状態に変化させる過程や活性を保つ状態であることを示す。
ウィキペディア |
アクティベーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/18 07:41 UTC 版)
(activation から転送)
アクティベーション(英: activation、プロダクトアクティベーションとも)は、一部のソフトウェアをインストールした後、正規のライセンスを保持していることを確認するために行われる認証処理で、非合法に入手したソフトウェア(Warezやカジュアルコピー、2台以上のPCにインストールなど)の対策のために導入された。
ある機能をアクティブ(有効)にするという意味であり、有効化、活動化、活性化などと訳される。最近はクレジットカードなどでも特定のURLにアクセスしアクティベーションしないと有効とならないものも存在する。また一部のハードウェアでも、ファームウェアの機能による特定の機能(有料オプション)を有効化するために使用される。
目次 |
概要
通常のソフトウェアの出荷時には、電子媒体(CD/DVD-ROMなど)1枚につき、1つのシリアル番号(ライセンスキー)が付与(印刷)される[1]。
アクティベーションが導入される前のソフトウェアにおいて、出荷されたソフトウェアのシリアル番号は全てメーカーで把握しているが、「どのシリアル番号」が「どのパソコンにインストールされたか」、または「1ライセンスで2台以上のパソコンにインストールされていないか(1つのシリアル番号が複数台で使い回されていないか)」まで確認することはできなかった。
購入したユーザー全員を監視するのは到底不可能であり、使用時にはユーザー登録[2]は必須でない場合が多いため、メーカーから監視されないのを悪用し、電子媒体のコピーや「1ライセンスで2台以上のパソコンにインストール」され、またインストール後に元の電子媒体を中古で転売できる問題もあった。
こうした不正コピーを防ぐため、以下のような方法が導入され、認証する形を取るようになった。
- インストール後は使用できる範囲や期間を制限する
- パッケージに印刷された「シリアル番号」と「パソコンの構成」を組み合わせ、「シリアル番号:パソコンの構成」を1対1で対応させる
- 「シリアル番号」と「パソコンの構成」を元に、ハッシュ値を生成する
- インターネットの接続を介し、上記のハッシュ値をメーカーに送信および登録させる
- ハッシュ値が登録されれば、メーカーは「出荷されたシリアル番号」と「インストールされたパソコンの構成要素」(RAMやHDD、イーサネットカードのMACアドレスなど)を把握できる
- これにより、初回の認証が完了し、全機能が使用できる
- 例:ソフトウェアのシリアル番号「1234-5678-9012」、ハッシュ値「1234567890abcdef」のパソコンで先に認証されたと仮定した場合、メーカー側から見ると「シリアル番号「1234-5678-9012」のソフトは、ハッシュ値「1234567890abcdef」のパソコンにインストールされた」ことを確認でき、初回の認証が行われる。これが第三者に渡り、ハッシュ値「567890abcdef1234」のパソコンで認証を試みた場合「シリアル番号「1234-5678-9012」が2台目のパソコンで使い回されている」という情報を取得することになるため、ハッシュ値「567890abcdef1234」のパソコンに対する認証は拒絶される。
インストール後、すぐにインターネットへ接続できない場合があることを考慮し、電話やFAX、メール(PC、携帯電話)による認証も受け付け、またはインストール後短期間だけ通常通り使用できるよう猶予しているところもある(期間を過ぎると認証しない限り使用できなくなる)。これにより、初回に導入された環境が正式なライセンス保持者と見なし、この情報と異なる環境下で動作させる、いわゆる正規のユーザーおよび環境下以外の第三者などに不正に渡ってしまったソフトウェアを利用されるのを防ぐことができ、結果として不正コピーおよび中古の転売も不可能にすることができるシステムである。
デスクトップPCとノートPCの両方を所有するユーザーの利便性を考慮し、メーカーによっては「1ライセンスにつき、2台までのPCにインストール」を許可しているものもあり、その場合はOSやハードウェアの構成が異なっても、2台目までの認証を受け付ける。ただし、この場合でもライセンス契約上、使用するユーザーは1名に限定されることが多い(たとえば「AのデスクトップPC」と「BのノートPC」へインストールすることは「A」「B」の2名で使用することになり、ライセンス契約に違反するため、認められない)。
パソコン本体を識別する認証のほかに、ドングルと呼ばれるUSBキーを用いたものも存在している。これはハードウェア認証とも呼ばれる。
問題点・課題点
正式にライセンスを受けたユーザや環境下であっても、パソコンに不具合が生じた場合など何らかの事情でソフトウェアを再インストールしなければならなくなった場合、複数台のパソコンにインストールされたとみなされ、認証を拒否されることがある。
また、パソコン本体の性能を向上させるためHDD・CPU・メモリ・光学ドライブ・サウンドカードやグラフィックカードなどのパーツを1種類〜数種類を交換または追加などの改造を加えた場合も(パソコンの構成が異なり、ハッシュ値が変わってしまうため)初回インストール時とは別のパソコンであると認識され、同様にアクティベーションに失敗することがある。
さらに、セキュリティと不正コピー防止の観点からアクティベーション情報の保存箇所については公表されていないため、それ自体がトラブルの要因になると判明することがある。多くのソフトウェアはHDDに隠蔽して保存している関係上、RAIDやFlash SSDなど規格の新しい記憶媒体、EFIやBIOSの仕様に適応できない場合があり、この場合は何度アクティベーションを試みても失敗したり、二度目の起動に失敗し再アクティベーションを求められることが繰り返され、しまいには多重認証とみなされアクティベーションを拒絶される(この多重認証の拒絶自体はアクティベーションシステムが正常に機能していることを示し、不良品ということにはならない)。
USBキーを用いたハードウェア認証の場合でも、キーが常にUSBポートを占有してしまうことや、紛失・故障などでキー自体が失われてしまう危険性がある、その他のUSB機器との競合の可能性など問題がある。
このような状況を回避するには、ソフトウェアメーカーのサポート窓口へ(カジュアルコピーと疑われることを覚悟で)事情を説明するなどの手間がかかる(メーカーの側からすると、この手間が不正コピーの抑止力となっていることは否定できない)。また、ユーザにとってある種の個人情報を送信するようなシステムであること(いわゆる「ユーザ登録」と引替えにアクティベーションが行われるケースもある)から、現行のアクティベーションシステムに批判的な立場の者も多い。
そもそも、アクティベーションはインターネットの接続が必要な場合が多く、接続していない環境では認証できずに製品が使用できなくなる。一部製品(TMPGEnc)では定期的なインターネット接続を求めるものもある。インターネット利用者数が増えた現在でも技術的(ウイルス感染や再インストールなどの一時的なスタンドアローン化も含む)または経済的な理由で接続できない利用者からの批判も少なくない。その一方、インターネット接続環境があってもオンライン認証が受けられず、電話など他の手段で認証する必要があるケースも生じている。
電話の窓口で認証する場合、マイクロソフトのように24時間体制で、購入者の通話料は無料(フリーダイヤル等)、そして利用者の利用する言語と同じ言語で受け付けてくれることが最も理想的であるが、企業によっては通話が有料となる場合や、年中無休でない場合(特に土・日・祝日が休業となる場合)もある。これは地方の在住者にとって通話料の負担が大きいばかりでなく、休業日で毎日受け付けられない不便などの問題がある。
また、電話やメールでの認証を受け付けず、「ソフトの元となるディスク(CD-ROM、DVD-ROM)が「物理的に存在すること」を確認しなければ発行しない」例[3]も存在し(RPGツクールシリーズなど)、その場合、手数料や輸送費などをあわせると商品代金の半分ほどになってしまうこともある。
メーカー側の事情により、サポートの打ち切りを余儀なくされたり、メーカーの倒産・経営危機などで窓口そのものが消失した場合に、認証を受けられず製品が利用できなくなる可能性もある。例えばアドビシステムズ(Adobe)ではアクティベーション機構の停止を余儀なくされた場合、製品をアクティベーションを必要としないものに変更する修正ファイルを配布することを約束しているが、必ずしも全メーカーの製品でそういったサポートを受けられるとは限らない。さらに、疑義は生じるもののソフトウェア利用許諾契約の中にメーカー側が一方的に使用者の権利を消尽させることができる条項が組み込まれていることが多く、これを準用すればアクティベーションを終了する事も厳密には可能となる。
一例としてアダルトゲームのアクティベーションシステムだった「Play-Gate」では管理会社の運営終了後、別のダウンロードソフト販売サイトでダウンロードソフトに変更するために再度プロダクトIDをメールでの登録を行わなければならず、二度手間となっている。
主な製品
- マイクロソフト
- Microsoft Windows XP
- Microsoft Windows Server 2003
- Microsoft Windows Vista
- Microsoft Windows Server 2008
- Microsoft Windows 7
- Microsoft Windows Server 2008 R2
- Microsoft Flight Simulator X
- Microsoft Office(Office 2000 SR-1の一部で初めて採用され、Office XP以降は全製品に実装)
- Microsoft Visual Studio .NET(アカデミックパッケージのみ採用)
- アドビシステムズ
- Adobe Acrobat(7.0から)
- Adobe Photoshop(CSから)
- Adobe Illustrator(CS2から)
- Adobe InDesign(CS2から)
- Adobe Dreamweaver(MX 2004から)
- Adobe Fireworks(MX 2004から)
- Adobe Flash
- Symantec Nortonシリーズ(英語版は2004から、日本語版は2005から)
- アラジンナレッジシステムズ HASP SRM(ドングルと併用できる方式)
- TMPGEnc
- RPGツクールXP
- RPGツクールVX
- アクションゲームツクール(体験版の時点でもアクティベーションが必要)
- キャラクター・ボーカル・シリーズ(初音ミクなど)
- Diskeeper (2007から)
- プレイステーション・ポータブル(Flash Player、Windows Media Audio(WMA)の機能を使用する際、アクティベーションで有効にする必要がある)
- 他にも、コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)に加盟するブランドのアダルトゲームにもこのようなアクティベーション機能が付加されているのがある(ソフ倫またはSETTECが認証を代行している)。
関連項目
- 著作権
- 個人情報
- コピーガード
- プライバシー
- コンピュータソフトウェア著作権協会
- コンピュータソフトウェア倫理機構(一部のアダルトゲームに対してのアクティベーション処理業務を担当)
- ドングル
- ライセンスキー
- ソフト電池
- システムロックプリインストール
脚注
- ^ メーカーやソフトによっては、1つのパッケージに数台分のシリアル番号を付与する場合もある。
- ^ ソフトウェアのシリアル番号が印刷された葉書をメーカーへ送付し、ユーザーの住所・氏名などの個人情報を登録すること。シリアル番号とユーザーの個人情報を登録すれば、メーカーからのサポートが充実したり、最新バージョンのソフトウェアを割引で購入できるなどの特典を受けられる場合がある。
- ^ 似たケースとしては、プレイ時には元のディスクを常にドライブに入れ、認識させなければ起動しないゲームソフトもある。
外部リンク
- SETTEC(アクティベーションの一種であるAlpha-Activationを実施している)
- マイクロソフト プロダクト アクティベーション(マイクロソフトの製品におけるアクティベーションの説明)
- アドビソフトウェアのライセンス認証(アドビシステムズの製品におけるアクティベーションの説明)
活性化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/03/20 02:16 UTC 版)
(activation から転送)
活性化(かっせいか)とは、使われていなかったものに刺激を与え、使われるようにする様子を表す語である。もともとは化学や生物学、医学で用いられる語であるが、経済や社会科学の分野でも多用される。
活性化したものが再び元に戻る状態、あるいは不可逆的に活性化できなくなることを、不活化または失活と呼ぶ。
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化学
化学変化を起こすには、基底状態にある反応物質に外部からエネルギーを与え、遷移状態となる中間状態を経て、より低いエネルギーを持つ生成物質に変化させる。この時、外部から与えられたエネルギーを活性化エネルギーと呼ぶ。
また別の用法として、保存状態のままでは使用できない試薬を、化学的あるいは物理的変化を加えて使用可能な状態に変換することも意味する。モレキュラーシーブや触媒などに対して用いられる。
生物学、医学
生物学や医学においての活性化は、生体内の数々の酵素の働きを示す場合に用いられることが多い。それ以外の場合では(ニュアンスは似ているものの)異なる事象を表すことがあるので注意が必要である。
- 受容体の活性化:受容体のコンフォメーションが変化し、リガンドと結合可能な状態に変化することを指す。
- 代謝の活性化:フィードバックなどによって代謝酵素が誘導されることを指す。
- リンパ球の免疫機能の活性化
また、脳の働きを活性化するとして、健康食品、音楽、音読、暗算、視覚刺激、笑いなどが取り上げられる。しかし、言葉の持つイメージが先行し、活性化することによって脳の機能がどのように向上するのか、などの説明はなされていない。なお川島隆太は週刊朝日の取材に対し「脳が働くという事実と、脳の機能が上がるというのは別の問題です。」と答えている。
経済、社会科学
主に地方自治体や産業界において、活性化センター、活性化機構など、活性化を名称に持つ組織が多数存在する。目的には次のようなものがある。
活性化の方法として、次のようなものが挙げられる。
法令名における用例としては
- 国会審議の活性化
- 特定自由貿易地域活性化
- 中小企業の事業活動の活性化
- 中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化
- 公務の活性化のために民間の人材を採用する場合の特例
- 特性産業集積の活性化
- 特定農山村地域における農林業等の活性化
がある。
しかし、実際には明確な定義が考えられて使われる場合は少なく、社会の発展や消費活動の向上に対する願望を込めて比喩的に用いられることが多い。
関連項目
- 自然科学
- 社会科学
- 団体
- 地域活性化センター
外部リンク
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