ホームエネルギーマネジメントシステム
英語:Home Energy Management System、HEMS
情報通信技術(ICT)を活用した、家庭におけるエネルギー管理(省エネ行動)を支援するシステム。住宅内のエネルギー消費機器をネットワークで接続し、稼動状況やエネルギー消費状況の監視、遠隔操作や自動制御などを可能にする。
ホームエネルギーマネジメントシステムは、スマートハウスの中核技術として研究開発が進められている。
商業施設をスマートビル化する同様の管理システムは、ビルエネルギーマネジメントシステム(BEMS)と呼ばれる。地域をスマートコミュニティ化する、社会基盤としての管理システムは、コミュニティエネルギーマネジメントシステム(CEMS)と呼ばれる。
関連サイト:
省エネルギーの推進 - 資源エネルギー庁 トピックス エネルギー白書2006版
ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS) - 環境展望台:独立行政法人国立環境研究所
ヘムス【HEMS】
HEMS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 17:45 UTC 版)
「スマートハウス」も参照 HEMS(ヘムス)は「Home Energy Management System」の略で、家庭内エネルギー管理システムのことを指す。一般家庭内にあって家電機器の電力消費量を表示したり、遠隔的に運転を制御する。 電力使用制限契約による遠隔制御 電力需要のピーク時に、電力機器の使用を一時的に減らす代わりに電力料金を下げる。 分散発電による売電の効率化とトラブル回避 事業所発電や個人宅での余剰電力の買取時円滑に「逆方向」の電力を流し、また位相や電圧を適正に維持するよう調整する。 電気自動車の充電・放電スケジューリング EVやPHVの充電を、電力事業者の発電電力量に余剰がある時間帯に行えるようスケジュールを組む。また、電気自動車から電力需要のピーク時に放電させる。 センサ・遠隔制御技術 一般住宅や事務所・工場等の需要家の電力消費を、スマートメーターに搭載したセンサネットワーク技術と遠隔制御技術を活用して監視し、負荷制御することで電力消費量の平準化と電圧・周波数の安定化を図る。例えば真夏の昼間に電力需要がピークとなれば、家庭のスマートメーターを経由した無線や有線による遠隔操作によって、クーラーの設定温度を短時間だけ2度ほど上げる。 充電技術 太陽光発電や風力発電のような発電電力が変動し制御できない発電装置では、個別の蓄電池に発電した電気を蓄えることによって外部に送出する電力量を一定にする、または必要なだけ放電するといった使用法が従来から用いられてきたが、スマートグリッドではこの考え方をさらに進めて、蓄電池の設置位置に関係なくグリッド内で全てを共通化すれば、発電した電気の実質的な蓄電可能量を増やすことができるとするものである。太陽光発電所や風力発電所ごと、配電網ごとや家庭・事業所ごとに、充電のためコンセントに接続された電気自動車等の蓄電池といった全てを連携して用いるためには、どこの電池に充電可能な空きがあるのかや、どの電池から放電すべきかなどを細かく制御する必要があり、センサ・遠隔制御技術も必要となる。
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HEMS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 03:29 UTC 版)
Home Energy Management System(家庭エネルギー管理システム)の略。家電の電力管理を行うためのシステムであるが、管理対象を太陽光発電や電気自動車等にまで広げる構想がある。
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