5リットルニュー7とは? わかりやすく解説

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5リットルニュー7 (474S)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 14:49 UTC 版)

トヨタ・7」の記事における「5リットルニュー7 (474S)」の解説

1969年登場した2代目ニュー7)は社内コード474Sと呼ばれる1968年5月日本グランプリ直後開発スタートし同年7月ヤマハ具体的な開発作業着手1969年3月末に1号車完成したシャーシ問題多かったモノコックから、コンベンショナル鋼管スペースフレームに変更走行後にパイプ内に圧縮空気充填しフレームひび割れがないか検査したリアサスペンション一般的な4リンクとされたが、初代よりもステアリング重く、強いアンダーステア傾向示したラジエーターフロントからシャーシ両サイド移設され、エアインテークカウル上面コクピット両脇)に開口された(シャパラル先鞭をつけたサイドラジエーターは、当時としては目新しい設計であった)。ギアボックスZFからヒューランド5速変更前年日本グランプリシボレー製5.5リットルエンジンを搭載する日産・R381敗れたことから、エンジン排気量を4,986ccまで拡大した79Eエンジン90V型8気筒DOHC4バルブ)が開発された。当時量販され始めたフォーミュラ1フォード・コスワース・DFVエンジン手本とし(実物入手したのは基本設計終了後)、エキゾースト一般的なバンク排気変更されインジェクター定時噴射式に変更された。1969年の日本グランプリではエンジン上部にインダクションポッドが追加された。公称出力は530PS/7,600rpmで最大トルク53mkg/5,600rpm、ベンチテストでは最終的に584PS/8,400rpm、53.07mkg/6,500rpmを記録した。なお、3リットル7同じくエンジン完成までシボレー5.8リットルV型8気筒エンジン搭載してテスト走行行った当初ボディロングテールクーペとして開発された。474Sの完成前には、415Sに試作ボディ架装してテスト行っており、袋井でのテスト中に福澤幸雄事故死した時にはこのロングテール3リットル7ドライブしていた(チーム・トヨタのリーダーだった細谷四方洋も、1週間ほど前に谷田部テストコースでこの車両走らせた述べている)。しかし、重量増えることに加えドライバーから「視界が悪い」という不満が出たため、ショートテールのロードスターへと再設計された。ボディカウルトヨタ当時業務提携結んでいたダイハツ工業風洞施設実験され曲面的な415Sよりも直線的なデザインとなったこの年FIA安全面から一時ウィング使用禁止したため、日本グランプリではリアスポイラー取り付けていたが、11月行われた第2回ワールドチャレンジカップ・富士200マイルレース(通称日本Can-Am」)はルール適用外だったため、一枚板の大判リアウィング装着した。このリアウィング骨組みバルサ用いて軽量化したもので、1970年3代目でも使用された。 フロントビュー リアビュー

※この「5リットルニュー7 (474S)」の解説は、「トヨタ・7」の解説の一部です。
「5リットルニュー7 (474S)」を含む「トヨタ・7」の記事については、「トヨタ・7」の概要を参照ください。

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