髑髏島の生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 02:45 UTC 版)
「キングコング:髑髏島の巨神」の記事における「髑髏島の生物」の解説
コング 詳細は「キングコング (架空の怪獣)」を参照 演 - テリー・ノタリー(英語版)及びトビー・ケベル(モーションキャプチャ演技) 体長:31.6メートル / 体重:158トン。 髑髏島の生態系の頂点に君臨する超大型類人猿。しかし、種としてはスカル・クローラーとの生存競争に敗れており、本作に登場したコングが最後の生き残りとなっている。両親を殺害したスカル・クローラーをはじめ、島の調和を乱す生物には容赦ないが、基本的には博愛精神の強い温厚な性格で、スカル・クローラーの脅威から守られている島民イーウィス族からは神として崇められている。マーロウは「この島の王」と呼称している。このコングはまだ若いオスであり、さらに巨大に成長することがマーロウの台詞から示唆されている。 本作のコングの体長について、監督のロバーツは「将来的にゴジラと対決させるため」という理由のほか、「見上げたときに『神だ』と思うサイズを意識しているんだよ。『ワンダと巨像』に感じるような威厳をね」と述べている。また、モーションキャプチャを用いていることについては、「コングの動きをどうするのか、試行錯誤の中で使っているに過ぎない」と語っており、主にCGアニメーションで作られている。 スカル・クローラー 体長:3.65 - 28.95メートル / 体重:40 - 100トン。 髑髏島で最も獰猛な生物で、後ろ足がなく前足(腕)2本だけで動き回る巨大な爬虫類。複数の個体が登場し、大型の個体はスカルデビルとも呼ばれ、その体長はコングに匹敵する。命名者はハンク・マーロウで、調査団一行に本怪獣を説明する際のとっさの思いつきではあるが、「髑髏の亡者」という意味である。その名の通り頭部は髑髏のようにも見える白い外殻で覆われている。髑髏で言う目の部分にくぼみがあるが、実際の目は側頭部にある。普段は地中に生息しており、獲物を狙う際のみ地上に現れて直接あるいは長い舌で捕らえ、一呑みにする。髑髏島の生物や島民を手当たり次第に襲うことから恐れられており、特にスカルデビルは過去にコングの両親を殺害したため、コングから狙われている。 モデルは1933年版に登場した「後ろ足のないトカゲ」で、1933年版の髑髏島の生物中で唯一架空の存在だったため、登場させた。頭蓋骨のような頭部は、『千と千尋の神隠し』のカオナシや『新世紀エヴァンゲリオン』のサキエルをイメージしている。 バンブー・スパイダー 体長:5 - 7メートル。 竹林に生息する巨大なクモで、竹と同じ長さの足を竹に擬態させ、頭上から獲物を待ち伏せする。獲物が近付くと足を竹槍のように突き刺して仕留めるほか、体の下部から伸ばす粘着性の触手で捕らえ、カニのハサミのような前足で切り刻むという狩りを行う。竹林を進むパッカードらを襲って兵士の1人を殺害するが、足を擬態していることに気付いたコールらに反撃されて、体の下面を集中射撃されたうえで足を切断され、落下して動けなくなったところをパッカードに止めを刺された。 スケル・バッファロー 体長:13メートル(角の長さ:19メートル) / 体重:22トン。 水辺に生息している巨大スイギュウで、数日間水中に潜伏することが可能。髑髏島の生物の中でもおとなしい性格であり、居合わせたコンラッドたちに危害を加えなかった。爆弾で目覚めたスカル・クローラーの餌食となった個体がいる。 リバー・デビル 体長:27メートル。 髑髏島の入江に生息している、イカとタコを合わせたような姿をした巨大な頭足類。傷を癒しに入江に来たコングに襲いかかるが、返り討ちに遭う(というより手を出したのはコングからで、食料として狩られそうになり抵抗した)。 『キングコング対ゴジラ』に登場した大ダコへのオマージュである。 サイコ・バルチャー 翼長:2 - 3メートル。 白亜紀の大絶滅を生き延び、髑髏島で独自の進化を遂げた翼竜。外見はディモルフォドンに酷似しているが、吻部はノコギリザメのように鋭く尖っており、脊椎動物でありながら青い血液が流れる。さらには髑髏島固有種のフグを常食としているため、その毒による精神の高揚から攻撃的な性格となっており、獲物を捕えると集団で引き裂くという狩りを行う。 スポア・マンティス 全長:15メートル。 レッドウッドの倒木に擬態する巨大昆虫。擬態中はほぼ微動だにしないが、敵に出くわすと一目散に逃げていく。さらに敵への防衛手段として強靭な表皮と筋肉を持ち、頭部には強靭な顎を持つ寄生虫が潜んでいる。巨大化したナナフシのように見えるが、実際はカレエダカマキリなどの擬態を行うカマキリの仲間である。
※この「髑髏島の生物」の解説は、「キングコング:髑髏島の巨神」の解説の一部です。
「髑髏島の生物」を含む「キングコング:髑髏島の巨神」の記事については、「キングコング:髑髏島の巨神」の概要を参照ください。
- 髑髏島の生物のページへのリンク