音節文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 06:30 UTC 版)
音節文字(おんせつもじ、英: syllabary)とは、表音文字のうち、ひとつひとつの文字が音節を表す文字体系のこと。表音節文字とも。
- ^ Gelb, I. J. (1963). A Study of Writing. University of Chicago Press
- ^ Sampson, Geoffrey (1985). Writing systems: a linguistic introduction. Stanford University Press. pp. pp.38-41. ISBN 0804717567
音節文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:08 UTC 版)
詳細は「音節文字」を参照 音節文字とは、表音文字のうち、ひとつの文字でひとつの音節を表し、音素に分解して表記しない文字体系のことである。 音節文字に属する文字体系には、彝文字(ロロ文字)の音節文字、ヴァイ文字、キプロス音節文字(消滅)、線文字B(消滅)、チェロキー文字、女書、ハングル、平仮名と片仮名、などがある。 表音文字では多くの場合、文字の字形とそれが表す音との対応に規則性はない。したがって音節文字では、表記する言語で弁別される音節の数だけ異なる文字がある。そのため、文字の数は百から数百程度である。平仮名と片仮名はその下限に近く、基本的な文字の数は48(現代語で使用しないゐ/ヰとゑ/ヱを含む)である。ほぼ上限と考えられるのは涼山規範彝文で、音節の声調の違いも異なる文字で表すため、文字の数は800以上に上る。なおハングルは、#字形の規則性の節で述べたとおり字形と発音の関係に規則性があるため、論理的に可能な文字の数は1万を超える。
※この「音節文字」の解説は、「文字」の解説の一部です。
「音節文字」を含む「文字」の記事については、「文字」の概要を参照ください。
音節文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 18:47 UTC 版)
音節をそのままひとつの文字として表記する文字を音節文字と呼び、日本語における仮名をはじめ、中国南西部に居住するイ族の彝文字(ロロ文字)や、19世紀前半にシクウォイアによって発明されたアメリカのチェロキー文字、その影響を受けて発明されたリベリアのヴァイ文字など、世界中にいくつかの文字体系が存在する。ただし、現代における大言語において音節文字を使用しているのは日本語のみであり、表音文字の大部分は音素を表す音素文字に属する。また、日本語においても完全な音節文字体系ではなく、表意文字である漢字と併用されて用いられる。日本語における仮名は、本来表意文字である漢字を、その意味にかかわらず日本語の一音節をあらわすために用いる、いわゆる万葉仮名から変化したものである。
※この「音節文字」の解説は、「音節」の解説の一部です。
「音節文字」を含む「音節」の記事については、「音節」の概要を参照ください。
音節文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 05:41 UTC 版)
「ヒッタイト語楔形文字」の記事における「音節文字」の解説
音節文字は、短母音、子音+母音、母音+子音、子音+母音+子音の種類がある。子音はb, p, d, t, g, k, ḫ, r, l, m, n, š, z、母音はa, e, i, uを区別し、これらを組み合わせて音節を構成する。後に、ya(=I.A𒄿𒀀)、wa (=PI𒉿)、wi (=wi5=GEŠTIN𒃾 ワイン)の記号も追加された。
※この「音節文字」の解説は、「ヒッタイト語楔形文字」の解説の一部です。
「音節文字」を含む「ヒッタイト語楔形文字」の記事については、「ヒッタイト語楔形文字」の概要を参照ください。
音節文字
「音節文字」の例文・使い方・用例・文例
音節文字と同じ種類の言葉
- 音節文字のページへのリンク