肉桂

デジタル大辞泉

にっ‐き〔ニク‐〕【肉^×桂】

読み方：にっき

《「にっけい」の音変化》ニッケイの、主に樹皮を乾燥したもの。独特の香りと辛味があり、香味料などにする。

にっ‐けい〔ニク‐〕【肉^×桂】

読み方：にっけい

１ クスノキ科の常緑高木。葉は長楕円形で光沢がある。夏に淡黄色の花が咲き、果実は黒く熟す。中国・インドシナの原産で、日本には江戸時代に中国から渡来、暖地で栽培される。樹皮を漢方で桂皮・桂枝ともいい薬用に、また香味料に使う。にっき。

２ クスノキ科クスノキ属のニッケイ・シナモン・カシアなどの総称。特有の芳香がある。

難読語辞典

肉桂

読み方：ニッケイ（ｎｉｋｋｅｉ），　ニクツキ（ｎｉｋｕｔｓｕｋｉ），　ニクケイ（ｎｉｋｕｋｅｉ）

クスノキ科の常緑高木、園芸植物、薬用植物

薬用植物一覧

ニッケイ

科名： クスノキ科 別名： シンナモン 生薬名： ニッケイ（肉桂） 漢字表記： 肉桂 原産： 中国南部 用途： 暖地に自生する常緑高木。根皮には、健胃整腸作用が、また風邪薬や神経痛薬にも配合されます。お菓子にも利用され、京都の八橋は有名です。 学名： Cinnamomum sieboldii Meissn.

植物図鑑

にっけい (肉桂)

●わが国の南西諸島、徳之島から沖縄、中国に分布しています。高さは１０～１５メートルになります。葉は長楕円形で３脈が目立ち、互生します。５月から６月ごろ、枝先の葉腋から短し花序をだし、小さな淡黄緑色の花を咲かせます。果実は球形の液果で黒紫色に熟します。根や樹皮には芳香があり、ニッキ玉やニッキ水などの香料、薬用として利用されます。
●クスノキ科ニッケイ属の常緑高木で、学名は Cinnamomum okinawense（syn. C. sieboldii）。英名は Japanese cinnamon。

クスノキのほかの用語一覧

シロダモ：	白だも
タブノキ：	椨の木
ニッケイ：	樟  肉桂  藪肉桂
ハマビワ：	ばりばりの木  青文字

>>ニッケイカテゴリの他の用語

植物名辞典

肉桂

読み方：ニッケイ（ｎｉｋｋｅｉ），　ニクツキ（ｎｉｋｕｔｓｕｋｉ）

クスノキ科の常緑高木、園芸植物、薬用植物

学名 Cinnamomum loureirii

ウィキペディア

シナモン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/08/16 06:49 UTC 版)

シナモン（英: cinnamon）は、ニッケイ属（肉桂属、Cinnamomum）の複数の樹木の内樹皮から得られる香辛料である。一般には、北アメリカで最も多く流通するカシアや、日本で「ニッキ飴」の名称で知られる肉桂（にっけい、にっき）などと同じものである。

Weblio日本語例文用例辞書

「肉桂」の例文・使い方・用例・文例

• 肉桂丁幾｛にっけいちんき｝
• 大きな黄褐色のかさと、青白い肉桂と、茎の周りに赤い帯のベールがある菌類
• 肉桂という植物
• 肉桂と砂糖を焼酎に混ぜて作った酒
• 肉桂油という香油