薬味
香味料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 07:44 UTC 版)
シダ状の葉にはキャラウェイのような芳香があり、若葉はディルウードと呼ばれている。香草として、サラダやビネガー、ピクルス、サケやマスなどの魚料理に加えることが多い。ただし、イノンドの葉は乾燥するとすぐに香りが失われてしまうため、新鮮なうちに使用する必要がある。 果実(種)はディルシードとよばれ、ディルウードよりも強い柑橘系の香りと甘みとほろ苦味を併せ持ち、スパイスとしてカレーやピクルス(ディル・ピクルス)などに使用する。味は穏やかであるが、あとから辛味が残る。見た目や風味はキャラウェイの種子に似ており、スカンジナビアやドイツ料理の特徴的な味の源となっている。 ジャガイモ料理、ピクルスの漬け汁、サラダドレッシング、ビネガー、ソースなどには、ディルウードとディルシードの両方が使われることも少なくない。 イノンドを含め、セリ科の香辛料は混同や混乱が多い。韓国市場での蒔蘿子はフェンネルであることが多く、中国浙江省では蒔蘿子の名でドクゼリの種子が取引されていた。また、ヨーロッパ向けに輸出されているインド産のディルはキャラウェイの代用品とされている。
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