職域支部(しょくいきしぶ)
自民党を支持する業界団体には、それぞれ、自民党の組織の一部として職域支部がある。職域支部は、総裁選や選挙において、特定の候補者にまとまって投票するほか、自民党公認候補として選挙に立候補する人材を送り出す機能もある。
最も規模の大きな職域支部は、特定郵便局長のOBや家族などで組織する「大樹」で、およそ24万人の自民党員を擁している。その他、建設支部や軍恩支部、看護連盟支部、医療会、遺族会などがあり、集票力という点で自民党を支えている。
約237万人いる自民党の党員のうち、65%が職域支部に属するとされている。無党派層による浮動票に対し、組織票を固める役割を果たしている。
ところで、先日のKSD事件では、受託収賄罪で逮捕・起訴された村上正邦(前参院議員)らが、KSDの都内の職域支部を通じて大量の架空党員を仕立てていたことも記憶に新しいところだ。
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(2001.04.18更新)
職域支部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:24 UTC 版)
「自由民主党 (日本)」の記事における「職域支部」の解説
自民党の職域支部は、業界団体などにおいて50人以上の党員が集まった場合、党本部と都道府県支部連合会の許可を得て発足させることができる。ただし、東京都支部連合会においては業界団体中央が作る政治組織がそのまま支部とみなされることも多い。 「政治連盟#日本の政治連盟一覧」および「業界団体#日本の主な業界団体」も参照
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