自民党の名義貸しとの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 08:45 UTC 版)
「10条該当党員」の記事における「自民党の名義貸しとの違い」の解説
自由民主党における名義貸し党員と、日本共産党における10条該当党員には、決定的な相違点がある。 自民党の職域支部では総裁選挙で支援する議員が所属する派閥の候補者を当選させたり、比例代表選挙の公認手続きを有利に進めるため、初めから自民党の活動に参加する意思のない一般社員やアルバイト、派遣までも名前だけ使うという方法で党員数を増やしていった。 詳細は「自由民主党 (日本)#名義貸し党員」および「自由民主党総裁選挙#党員・党友の投票参加資格」を参照 しかし、日本共産党では各個人が日本共産党員として活動する意思を示し、自主的に入党の手続きを取らなければ党員になれない。すなわち、10条該当党員になったとしても全員が一度は日本共産党の綱領と規約を認めて政治活動をしようと決意したところに最大の違いがある。ただ、上述の通り党費を払わなくても党籍を維持できるため、長らく党費を納めず党の活動も行っていない幽霊党員であり現在は党の考えと異なるに至っている場合でも、本人が自主的に離党の手続きを行わない限り党員であり続ける。この点党費を払わなければ離党となる自民党とは異なる。
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