第四章『おっぱいドラゴンと愉快な仲間たちの伝説』編
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第13巻 - 第22巻 作中時系列一年目11月~3月頃 「魔獣騒動」を終え中級悪魔に昇格したイッセー達の元に魔法使いからの契約依頼が届き始める。同時に吸血鬼の陣営でも問題が発生し、ギャスパーの力を求めて2大派閥の片割れカーミラ派から協力を要請され、ひとまずリアス、木場、アザゼルが先行して吸血鬼の元に向かう。彼女たちの不在をつくかのようにはぐれ魔法使い達が学園を襲撃、同級生達を庇った1年生メンバーが誘拐されてしまう。グレモリー眷属はシトリー眷属の指揮下に入りはぐれ魔法使いの元に向かうが、そこにはすでに滅んだはずの邪龍「大罪の暴龍(クライム・フォース・ドラゴン)」グレンデルが待ち受けていた。グレンデルは「黒邪の龍王(プリズン・ドラゴン)」ヴリトラと「黄金龍君(ギガンティス・ドラゴン)ファーブニルの協力で不調から立ち直ったイッセーとしばらく戦うも撤退、その時消息不明だったグレイフィアの弟・ユーグリット・ルキフグスが姿を現し、テロリストに協力していることを明かす。 吸血鬼の元に滞在していたリアス達との連絡が途絶えたため、日本に残っていたグレモリー眷属のメンバーもルーマニアに向かうことになる。その地でギャスパーの命の恩人であったヴァレリー・ツェペシュが女王に即位していること、彼女は神滅具「幽世の聖杯(セフィロト・グラール)」の過剰使用で精神を蝕まれていることを知る。さらにそこにはヴァーリの祖父に当たる前ルシファーの息子・リゼヴィム・リヴァン・ルシファーが協力者として滞在しており、オーフィスの力から生み出されたリリスや邪龍筆頭格の一角「三日月の暗黒龍(クレッセント・サークル・ドラゴン)」クロウ・クルワッハが護衛として控えていた。滞在中ヴァレリーの兄が彼女の聖杯の摘出を敢行、そのことに激怒したギャスパーのもう1つの人格、ギャスパー・バロールが顕在化、彼女を傷つけた者たちを消滅させる。直後リゼヴィムが聖杯で強化した吸血鬼達を量産型邪龍に変えて、市街で暴走させる。後手に回ったものの騒動はグレモリー眷属の手で鎮圧され、レプリカの「赤龍帝の鎧」を得たユーグリットも二天龍の和解で生じた新たな力「白龍皇の妖精達(ディバイディング・ワイバーン・フェアリー)」によって撤退に追い込まれる。異世界侵略を目論むリゼヴィムが率いる新たな「禍の団」の派閥、クリフォトのテロ行為に対する組織としてデュリオ・ジェズアルドをリーダーとしたテロ対策チーム「D×D(ディーディー)」が結成されることとなった。ヴァーリチームも「D×D」に参加することになったことで、イッセーはアーサー・ペンドラゴンの頼みで彼の妹・ルフェイ・ペンドラゴンと正式に魔法使い契約を結ぶことになる。 テロへの危機感が高まる中、ソーナの夢であったアウロス学園の体験入学が開催される。特別講師として北欧からロスヴァイセの祖母・ゲンドゥルが招かれることなり、彼女は見栄を張ってイッセーに恋人役を依頼しデートの最中ユーグリットに遭遇、彼の姉に対する異様な執着を知ることになる。体験入学に協力するためアガレス領に向かったグレモリー眷属だったが、そこをクリフォトが強襲する。サイラオーグ、イッセー、小猫の力でグレンデルの封印を成功させ、ロスヴァイセを攫おうとしたユーグリットもイッセーの「ロンギヌス・スマッシャー」を受けて重傷を負い捕縛される。しかし、クリフォトの本当の目的であったアグレアス強奪を防ぐことには失敗してしまう。 クリスマスが間近に迫った頃、天界からの要請で「D×D」も行事に協力することになる。イリナの父・紫藤トウジが来日したが、聖杯によって蘇り、「霊妙を喰らう狂龍(ヴェノム・ブラッド・ドラゴン)」八岐大蛇の魂を宿した聖剣「天叢雲剣」を強奪し彼らへの復讐に燃える八重垣正臣の襲撃で重傷を負う。その数日後、煉獄に隠してあった生命の実を求めたクリフォトがついでとばかりに天界へ侵攻、対抗策として「D×D」が派遣される。「D×D」メンバーと冥府から帰還し帝釈天の先兵になった曹操の協力もあって「宝樹の護封龍(インソムニアック・ドラゴン)」ラードゥンは撃破され、戦闘と対話で八重垣とも和解を果たせたが、リゼヴィムの攻撃で八重垣は消滅、消耗したイッセー達も追い詰められていくが、アーシアに手を上げたことに激怒したファーブニルによってリゼヴィムは重傷を負い、「透過」が使えるようになったイッセーやミカエルの攻撃を受けて撤退する。 3学期になり生徒会選挙にグレモリー眷属からゼノヴィアが立候補する。一方で教会の戦士達の中で和平に反対する者たちがリゼヴィムに唆され、「D×D」に戦いを挑む。聖剣デュランダルの前使用者であったヴァスコ・ストラーダを筆頭にする戦士達は戦闘の末に降伏、この戦いを妨害しに来たはぐれ魔法使いで神滅具「紫炎祭主による磔台(インシネレート・アンセム)」所有者ヴァルブルガもグレモリー眷属によって撃破され冥界に捕縛された。一方の選挙演説では学校への愛を語ったゼノヴィアが生徒会長に当選し、グリゼルダ・クァルタの妹としてゼノヴィア・クァルタと名乗るようになる。その頃、ライザーの復帰戦に参加していたレイヴェルは絶対王者、ディハウザー・ベリアルとの試合中、王者のルール違反に巻き込まれて消息を絶つ。 イッセー達の元にアジュカがフェニックス兄妹を保護しているという知らせが届けられ、そこで魔王からレーティングゲームで行われている不正と「王」の駒(キングのこま)についての機密事項を告げられる。その頃趣味の釣りをしていたイッセーの両親がリゼヴィムに誘拐され、彼らを人質にとって手を出せずにいたオーフィスを「外法の死龍(アビス・レイジ・ドラゴン)」ニーズヘッグが痛めつける。ディハウザーは「王」の駒やクレーリア・ベリアルが殺された本当の理由を冥界中に中継する。奪われて所在不明だったアグレアスの居場所を突き止めたグレモリー眷属によってクリフォトへの奇襲作戦が行われ、イッセーは両親に人間でないことがばれてしまうが、それでも変わらぬ愛を示されたことで奮起しオーフィスと共に「龍神化-D×D・G(ディアボロス・ドラゴン・ゴッド)-」に至り、リゼヴィムに重傷を負わせる。逃走するリゼヴィムだったが、「白銀の極覇龍」となったヴァーリに腕を切断され、ファーブニルに噛み潰されて死亡する。しかしリゼヴィムの魂によって「黙示録の皇獣(アポカリプティック・ビースト)」666(トライヘキサ)が復活、リゼヴィムを見限った邪龍筆頭格の「魔源の禁龍(ディアボリズム・サウザンド・ドラゴン)」アジ・ダハーカと「原初なる晦冥龍(エクリプス・ドラゴン)」アポプスが聖杯を盗み出し、異世界侵攻と全勢力への攻撃を開始する。各勢力に対して邪龍達の攻撃が続く中、冥界ではディハウザーが公表したレーティングゲームでの不正によって混乱が生じてしまい、最上級悪魔たちや「D×D」メンバーが鎮圧にかり出されることになる。レーティングゲームのランキング3位のビィディゼ・アバドンがバアル家を襲い、サイラオーグの弟・マグダラン・バアルがピンチに陥るが、禁手化した匙と「覇獣(ブレイクダウン・ザ・ビースト)」形態「獅子王の紫金剛皮・覇獣式(レグルス・レイ・レザー・レックス・インペリアル・パーピュア・はじゅうしき)」を発動したサイラオーグがビィディゼを撃破する。 分裂したトライヘキサによる同時攻撃が起きたため、二天龍はそれぞれが邪龍筆頭格の元へ向かうこととなり、ヴァーリは幾瀬鳶雄が率いる刃狗(スラッシュ・ドッグ)チームと共にヨーロッパに向かい、オーフィスと「白い龍(バニシング・ドラゴン)」アルビオン・グウィバーと共に「魔王化-D×D・L(ディアボロス・ドラゴン・ルシファー)-」に至りアジ・ダハーカを、「龍神化」による昏睡から目覚めたイッセーは再度「龍神化」してアポプスを撃破する。その後イッセーはサーゼクスと共にトライヘキサの核(コア)と戦い、「赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)」ア・ドライグ・ゴッホ元来の必殺技「燚焱の炎火(いつえきのえんか)」を浴びせても倒しきれず、各勢力の首脳陣が「隔離結界領域」の中でトライヘキサを倒しきるための永い戦いをすることになる。 「邪龍戦役」を経てイッセーは上級悪魔に、ヴァーリは最上級悪魔に昇格、イッセーは新たに「王」として認められる。3学期の終わり、リアスの卒業式でイッセーは彼女へともに歩んでほしいとプロポーズ、将来を誓い合う。戦争の傷跡が癒えきらぬ時期ではあったが、アジュカとシヴァの連名でレーティングゲームの世界大会「アザゼル杯」の開催が宣言される。イッセーはリアスの元から独立して新たにアーシア、ゼノヴィア、レイヴェル、ロスヴァイセを眷属に迎え新チームを結成、一方のリアスはオカ研初期メンバーを中心とした新たなチーム作りを模索しつつ来る大会に備えることとなる。
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