いどう‐としょかん〔‐トシヨクワン〕【移動図書館】
読み方:いどうとしょかん
移動図書館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/03 03:02 UTC 版)
移動図書館(いどうとしょかん)とは、書籍などの資料と職員を載せた自動車や船などを利用して図書館を利用しにくい地域の人のために各地を巡回して図書館のサービスを提供する仕組みである。
- 1 移動図書館とは
- 2 移動図書館の概要
移動図書館(1980-2008)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 21:00 UTC 版)
「水戸市立図書館」の記事における「移動図書館(1980-2008)」の解説
水戸市立図書館の移動図書館は「こうぶん号」の名称で1980年(昭和55年)に運行を開始し、2008年(平成20年)の常澄図書館開館に合わせて運行を終了した。移動図書館の導入は1968年(昭和43年)に「移動文庫」の名で構想が現れ、1970年(昭和45年)には請願が市民から出されていたが、1978年(昭和53年)12月に水戸市の図書館をよくする会が4,196人分の署名を添えて市議会に移動図書館の運行を請願したことで動きが加速した。よくする会の請願から1年になる1979年(昭和54年)12月に移動図書館車が発注され、よくする会などの意見を取り入れて巡回コースを確定し、市民公募で図書館車の愛称を偕楽園にある好文亭にちなみ「こうぶん号」と命名するなど準備を進め、1980年(昭和55年)4月15日に大町の新図書館開館を待たずして運行を開始した。 こうぶん号は運転手1人と司書2人が乗り込んで市内31か所に設けられたステーションを1日4か所ずつ巡回する形で運行を開始した。初代こうぶん号は26人乗りのマイクロバスを改造した車両で約2,500冊を積載可能であったが、団地などのステーションでは大勢の利用者で図書館車の前に行列ができ、予定時間に発車できなくなったり、借り尽くされて書架に本が残っていないといった状況にあった。このことは、1984年(昭和59年)度の図書館本館の貸出冊数が289,438冊であったのに対し、移動図書館が211,262冊と肉迫していることからも窺える。移動図書館の成績好調や増車を求める市民請願を受けて、1985年(昭和60年)11月に「こうぶん2号」が投入され、2台のこうぶん号で65か所のステーション巡回が始まった。 本館のコンピュータ化を受けて、1989年(平成元年)7月4日から日本電信電話(NTT)の自動車電話回線を使った貸出を開始した。このオンラインシステムは貸出・返却だけでなく、蔵書検索や利用者登録もできる当時の最新鋭であり、日本初であった。初代こうぶん号は1992年(平成4年)1月に4tトラックを改造した「こうぶん1号」に置き換えられた。運行初期は本館に迫る貸出実績を挙げていた移動図書館であったが、1993年(平成5年)度には中央図書館が171,991冊に対し、移動図書館は66,132冊と離されていった。これは東部・西部の両図書館の開館によるもので、図書館側は実績が下がっているものの図書館から遠く人口密度の低い地域の市民にも本を届ける使命を果たすために重要と考えていた。 しかし2006年(平成18年)3月31日をもって「こうぶん2号」が運用を廃止し、2008年(平成20年)4月に常澄図書館が開館するのに合わせて同年3月31日で移動図書館は廃止となり、配本車に取って代わられることとなった。
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移動図書館(ぶっくん)
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「山口市立図書館」の記事における「移動図書館(ぶっくん)」の解説
週3日、2週間に1度、6コースを順番に定期的に運行する。1つの場所につき約40分の利用ができる。 「ぶっくん」で借りた資料は市立図書館(阿東除く)や山口地区の各公民館(ただし白石を除く)でも返却することができる。また、中央図書館の蔵書(CD、ビデオ等を除く)を「ぶっくん」に返却することも可能。 また、中央図書館の本と合わせて一人10冊までの本を借りることができる。
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移動図書館(廃止)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/31 15:26 UTC 版)
「西宮市立図書館」の記事における「移動図書館(廃止)」の解説
1958年(昭和33年)、図書館創設30周年記念の一環として移動図書館専用車「いずみ号」を購入。1966年(昭和41年)には「いずみ号」2号車が加わり2両体制となった。 当初はグループ貸出による配本を行っていたが、登録グループが増えたことと交通事情の悪化から「グループ内個人貸出し」、1976年(昭和51年)からは「世帯貸出し」、1979年(昭和54年)からは「個人貸出」が行われるようになる。その後、市内北部でも分室、分館の整備が進んだことから2008年(平成20年)、阪神地区公共図書館協議会に参加する8市町では伊丹市、尼崎市、芦屋市に続いて4番目に移動図書館サービスを廃止した。
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移動図書館(廃止)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 17:20 UTC 版)
「春日井市図書館」の記事における「移動図書館(廃止)」の解説
1973年(昭和48年)6月には春日井市制30周年記念事業として、移動図書館車「さくら号」(外架式1,500冊積載のトヨタ・コースター改造車)を購入し、24ステーションで巡回を開始した。1979年(昭和54年)11月には2代目「さくら号」(外架式2,000冊積載の日産・シビリアン改造車)を購入し、初代「さくら号」から移動図書館車を置き換えた。 1987年(昭和62年)9月には3代目「さくら号」(外架式2,500冊積載の三菱・ローザ改造車)を購入し、2代目「さくら号」から移動図書館車を置き換えた。2代目「さくら号」はジャンボ紙芝居用に改造して「ともだち号」と改称し、1988年(昭和63年)3月に「ともだち号」の運行を開始したが、1992年(平成4年)2月に運行を終了している。2005年(平成17年)8月には32年間続いた移動図書館サービスを終了した。
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移動図書館(廃止)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 10:23 UTC 版)
「東海市立中央図書館」の記事における「移動図書館(廃止)」の解説
東海市の市制施行直後の1969年(昭和44年)にはマツダ・クラフトを用いて移動図書館車「みどり号」の運行を開始している。1972年(昭和47年)にはトルコ行進曲を移動図書館のテーマ曲に設定した。1978年度(昭和53年度)には駐車場数を26ステーションに増やし、月2回だった巡回を月1回に変更した。1979年(昭和54年)8月1日には三菱ふそう・ローザを購入して、2代目車両に更新した。1989年(平成元年)8月6日にはトヨタ・コースターを購入して、3代目車両に更新した。1992年(平成4年)4月には駐車場数を30ステーションに増やしている。移動図書館サービスは2005年(平成17年)7月31日に廃止した。
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「移動図書館」の例文・使い方・用例・文例
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