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はどう-かんすう ―くわん― 4 【波動関数】

(1)音波などの弾性波ではその媒質電磁波では電磁場など、波動係わる物理量振動空間座標時間関数として表したもの。

(2)量子力学では、粒子の状態を記述する空間座標時間関数シュレーディンガー方程式、あるいはディラック方程式を満足し量子力学粒子波動性を保証する。波動関数の絶対値二乗から粒子存在確率与えられ、この意味で確率振幅とも呼ばれる


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波動関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/02 12:41 UTC 版)

左:量子ノイズ、中央:波束、右:ウィグナー分布関数
量子力学
\Delta x\, \Delta p \ge \frac{\hbar}{2}
不確定性原理
紹介 · 数学的基礎

波動関数 (はどうかんすう、Wave function)は、もともとは波動現象一般をあらわす関数のことだが、現在ではほぼ量子状態(より正確には純粋状態)を表す複素数値関数のことを指す。

目次

定義

エルミート演算子 \hat{A} \ の固有値が離散的である場合を考える。 エルミート演算子 \hat{A} \ 固有ベクトル\{ | a_n \rangle \} \ の全体は完全系である。 よって任意の状態ベクトル | \psi \rangle  \ \{ | a_n \rangle \} \ 線形結合として表すことができる。 つまり、展開係数を \psi(a_n) \ とおくと、

 | \psi \rangle = \sum_n \psi(a_n)| a_n \rangle

この展開係数 \psi(a_n) \ を「基底\{ | a_n \rangle \} \ 表示での波動関数」と呼ぶ。 またこの式と | a_n \rangle \ との内積をとると、

\langle a_n | \psi \rangle = \psi(a_n)

よって基底をひとつ決めると状態ベクトルと波動関数は、片方が分かればもう片方を求めることができる、つまり一対一に対応する。 よって波動関数はその変数が決まっているときには、状態ベクトルと等価である。

基底として、位置を表す演算子 \hat{x} \ の固有ベクトル、つまり位置が定まった状態の全体\{ | x \rangle \} \ を選んだ場合、任意の状態を\{ | x \rangle \} \ の重ね合わせで表現できる。この重ね合わせ係数 \psi(x) \ を「座標表示での波動関数」、「シュレディンガーの波動関数」などと呼ぶ。重ね合わせ係数 \psi(x) \ を定めれば | \psi \rangle  \ は一意的に決まるので | \psi \rangle  \ の代わりに \psi(x) \ を用いても状態を表せる。扱いやすさなどから量子状態を表すものとして \psi(x) \ を用いることも多い。

基底として、運動量を表す演算子 \hat{p} \ の固有ベクトル、つまり運動量が定まった状態の全体\{ | p \rangle \} \ を選んだ場合、 \psi(p) \ を「運動量表示での波動関数」と呼ぶ。

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