概要・主な特徴
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「VIERA」のプラズマテレビ/液晶テレビはTH-65DX300・17LX8・L20/L17C1・L17F1・L22/L19C2・L19C21を除く全機種で地上・BS・110度CSデジタルチューナー内蔵。リモコンは登場当初から2010年モデルまでは「青色の放送切替ボタンが赤色に点滅することにより(リモコンの数字ボタンを押した時も含めて)今どの種類の放送を見ているかが一目で分かる」というパナソニック独自の工夫が施されていたが、2011年以降モデルになるとリモコンの放送切替ボタン点滅機構は廃止されている(DIGAリモコンにも同様のボタンがあるが、そちらは押しても点滅しない)。 37v型以上の「プラズマビエラ」にはBS・VU分波器(パナソニック純正、品番:K2HZ103Z0005)が付属されているが32v型以下の「液晶ビエラ」、及び2007年秋モデル(PZ750SK/PZ70/LZ75シリーズ)以降からは別売りに変わった(パナソニック純正品を使う場合はサービスルート扱いとなり、注文してから顧客への配送まで数日 - 数週間を要する)。 なお、以前の750/700/70/75シリーズまでは地上波アンテナ端子がアナログ・デジタル別々入力(BSと合わせて3系統)だったが2008年春モデル以降は地上波アンテナ端子はアナログ・デジタル混合入力へと改められ、BS・110度CSアンテナ端子と合わせて2系統に集約された(DIGAも同様にDMR-XP22Vなど同時期以降発売の機種より地上波アンテナ入出力をアナログ・デジタル混合化)。 2007年9月30日を以てBSアナログハイビジョン放送が終了し、同年12月1日にBS11とTwellVが新規開局したことに伴い、同年春モデル以降のビエラ&DIGAはリモコンのBSデジタルボタン11及び12が(2006年モデルまでの)NHKデータ1及び2からBS11・TwellVに差し替えられて出荷されている(NHKデータ1及び2の視聴は2007年以降の機種でも3桁入力「700及び701」やお好み選局登録により従来通り可。また2006年以前の機種でも3桁入力「211及び222」やお好み選局登録によりBS11やTwellVを視聴可。)。 TH-P65VT3・P55GT3・L37/L32RB3以降の2011年秋冬モデルより地上アナログチューナーは非搭載となっている。 パナソニックは2021年現在も自社ブランドアンテナの販売を続けており、これは国内大手電機メーカーで唯一の存在となった(「TA-20/14DU7」・「TA-DUF200」・「TA-BCS45R3/RK3」は2018年限りで生産終了となり、ビエラカタログへの「Panasonic」ブランドアンテナ掲載は廃止。現在はパナソニックセールスマン用カタログと同社HPに自社ブランドの4K/8K対応衛星アンテナ現行モデル「TA-BCS45U1/UK1」が掲載されるのみ。)。 初期モデル~2006年モデルの上位機(26v型以上の大型モデル)は背面端子カバーを搭載していたが、年式が進むにつれ本体が次第に薄くなってきたことと・背面端子レイアウト変更に伴い、2007年(32v・26v型は2006年)以降モデルより背面端子カバーは(上位機種も含め)廃止されている。さらに前面や天面にあった端子・操作ボタン&扉・B-CASとSDスロットも2007年以降モデルより廃止および側面への移設が進み、2009年以降モデルより前面端子・本体操作ボタン・B-CASとSDカードのスロットは全て側面へ移設された。 本体内蔵スピーカーは登場当初、26v型以上の上位モデル(Wチューナー)が「サイドスピーカー(スマートサウンドシステム。65v型以上の大型プロジェクションタイプはスピーカー外付け式または別売り)」・普及モデル(シングルチューナー)が「アンダースピーカー」方式だったが、こちらも本体が薄くなったため・2009年以降モデルは上位機も含め「アンダースピーカー」へ統一されてウーハーが撤去され、フルレンジスピーカー1対のみとなった。加えて普及機はスピーカーが前向き配置から下向き配置に変わっている。 2019年以降モデルは40v型以上の大型機種が全て「4Kチューナー内蔵」となり、4Kチューナー非搭載機種は32v型以下の小型モデルと「プライベートビエラ」のみになっている(ただし「8Kチューナー」内蔵ビエラ・ディーガは現時点で発売予定なし)。なおディーガ・ホームシアターと組み合わせる場合、シアターが4Kパススルー非対応機種の場合は「ビエラとディーガの間にシアターを挟む」方式で繋げないので・4Kディーガと4Kビエラは直接HDMI接続し、シアターは別系統で独立させてビエラのARC対応HDMI端子に繋ぐ(ビエラリンクメニューで「音声をシアターから出す」に設定した場合、ビエラ本体のモニター出力端子とヘッドホン端子からは音声が出力されない)。2005年以前製造のHDMI端子非搭載機種でも「光デジタルまたはアナログオーディオ(モニター)出力端子」が搭載されていればホームシアターと組み合わせ可能だが、この場合はTV本体の音量を手動で最小にし、シアターの音量調節・電源入/切・音声メニュー&入力切替はシアターに付属のリモコンで行う(アナログ音声入力端子非搭載のシアターと組み合わせる場合は光デジタルケーブルでしかつなげない)。 4Kまたは8Kチューナー内蔵モデルは・着脱式の従来型B-CASカードに代わり「A-CASチップ」を本体に内蔵しており、デジタル放送視聴時に必須となる「B-CASまたはmini B-CASカード」を紛失・損傷する心配が解消されている。
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