新聞同好会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/31 22:30 UTC 版)
サヨを宿敵として付け狙っている藤女の生徒2人組。生徒会の活動を密かに探っているが、生徒会メンバーにはバレバレである。もともとは「新聞部」だったが、会計であるサヨに部活動費の増額を要求したところ却下され、その日のうちに同好会に格下げ、部室も没収されてしまっている(その後は放送室の間借りを経て、生徒会の倉庫を部室として使わせてもらうようになる)。昨年度の新聞コンクールでは夏は入賞、冬は選外に終わる。翌年(作中の現在)は同好会となったことでコンクールへの参加資格がなくなったが、マキが大会事務局に参加許可を求める文書を送った結果、特別に参加が認められ、その夏のコンクールでは見事に大賞を獲得している。 生徒会とは敵対関係から協力関係へと移行し、生徒会の設置した「目安箱」に対する生徒の質問(主に恋愛関係について)への回答手段として「裏新聞」を製作することを提案する。この「裏新聞」の試作原稿のタイトルで、「恋愛ラボ」の文字が作中で初めて登場する。 2人で生徒会の話を盗み聞きすることが多く、生徒会室のドアが開くとポージングして生徒会の前に登場する。その後、リコの友人で元新聞部員のミカが加わり、3人で行動するようになった。 南 桃香(みなみ ももか) 声 - 秋奈 通称「モモ」。3年4組の女子生徒。お下げ髪にぽっちゃりした感じの顔つきが特徴(スズとは「ポッチャリーズ」というくくりで紹介されることもある)。いつもニコニコ、冷静だが、腹黒いところも。また「無意味かつ悪シュミな冗談」が好き。サヨとは小学校(公立)の同級生だが、同じ班になったことがある程度の面識。「部」への復帰を目論むナナとは違い、「同好会」では「楽しく新聞を作れればいい」と、それほど「部」への固執はない様子。 同好会では記事執筆を担当。オリジナル小説を書くのが趣味で、新聞では生徒会がまとめた「恋愛研究の成果」を小説風にして紹介している。一方で、絵心はマキと同レベルという惨状。ただしナナだけはモモへの心酔から下手だと感じていない。 市川 奈々(いちかわ なな) 声 - 日高里菜 通称「ナナ」。2年1組の女子生徒。褐色の肌にショートカットというボーイッシュな外見が特徴の女の子。だがその活発そうな見た目に反し、高いところに上ると降りられず、学年一の鈍足と運動神経は鈍く、同じタイプのスズとのやりとりは「モタモタ選手権」と称されるほどで、モモにも「見た目と運動神経がつりあってないなあ」と思われている。声が大きく、空気の読めない迂闊な性格で、いつもモモにたしなめられている。コンクールで選外となったのは自分の実力不足のためと思い込んでおり、リベンジのため再度「部」への昇格を目論んでいる。 (同好会格下げの原因である)サヨを宿敵と言っているが、サヨはなぜ宿敵扱いされているのか理解していない上、初対面呼ばわりされた。同好会では写真撮影を担当しており、デジカメで彼女がサヨとその彼氏のツーショットを撮影したことがきっかけで、生徒会・教師をも巻き込む大問題になってしまう。サヨ以外の生徒会メンバーと男子のツーショット現場にも偶然出くわすことが多く、こっそりスクープ写真を撮っていたりする。その後、スズの兄から「学校でのスズの様子を隠し撮りすること」という条件で、古い一眼レフカメラを譲り受けて使用している。被写体の人物が一瞬見せる表情を捉えるのがうまい。リコに「ワイルドの君」の正体を明かした人物でもある。 桐山 美花(きりやま みか) 声 - 諏訪彩花 通称「ミカ」。2年3組の女子生徒。連載初期(1・2巻)では「リコのクラスメートで、彼女が生徒会入りする前からの友人」として登場。作中では長らく名前が判明しておらず、4巻でようやく通称が示され、8巻でフルネームが判明した。リコに負けず劣らずお嬢様学校の生徒らしくない砕けた性格でリコの非モテぶりもよく知っている。その指摘が原因でマキは一時的ではあるが恋愛研究を止めてしまっている。 作者コメントによれば「友達に対する独占欲が薄い、サバサバした性格」。ピアノ・ダンス・絵画とその教室に通っていたが、熱しやすく冷めやすいという飽きっぽい性格のせいでどれも長続きせず、親から「藤女では部活動をすること」を厳命されたため「なるべく楽をしよう」と新聞部に入部。同好会降格時点で「部じゃないから」と退部するが、裏新聞を製作する同好会を手伝うこととなりモモ・ナナと行動を共にすることが多くなった。執行室入室時にはポーズをとるという嘘を2人から教えられている。なお同好会では小学校時代に通っていた絵画教室での経験を生かして新聞のデザインを担当する他「リコの過去を教える」などしている模様。本心かどうかは不明だがリコに対し「ナギが好みのタイプ」と発言したこともある。描写は少ないが、リコ・マキ同様に「いりきみ塾」に通っている。 なお、リコの呼び方は原作では「倉橋」だが、アニメでは「リコ」としている。 園部 陽菜子(そのべ ひなこ) 通称「ヒナ」。1年2組の女子生徒で、スズのクラスメイト。初出は1巻だが、名前が明らかになったのは9巻。テレビアニメでは氏名表記のないモブキャラクター扱い。 入学式直後、自己紹介時にキョドりまくったスズのサポートをして以来仲良くなり、彼女を支えている。ひとりっ子だが、スズに対して「まるで妹ができたみたい」な感覚になっている。 部活は当初はハンドメイド部に所属していたが、生徒会執行部(スズ)が関与する裏新聞への関心から新聞同好会に興味を持ち、体育祭では部外者の立場ではあるが取材の手伝いを行なう。文化祭でも後述の友人と取材手伝いを行なった後、2人とも正式に同好会入りを申し込む。これにより、再び「新聞部」になる可能性が浮上する。 スズのクラスメイト 名は不詳。ヒナの友人で細い目の女子。彼女とともに新聞同好会入りを申し込む。
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