改名後の経緯―映画の主演俳優として認められるまでとは? わかりやすく解説

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改名後の経緯―映画の主演俳優として認められるまで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:05 UTC 版)

チョン・ジェヨン」の記事における「改名後の経緯―映画の主演俳優として認められるまで」の解説

無名時代結婚したチョン・ジェヨンは、なかなか売れないのは僧侶のような名前がよくないからではないか、という義母助言入れて芸名変えたという。1999年義母のつけた芸名チョン・ジェヨンであり、映画『ゴーズトタクシー』(2000年)からクレジットにこの名前が用いられている。改名功を奏したかどうかは別として、2000年前後からは映画重要な役割割り当てられるようになっている。そして、売れ始めた頃には彼はもう妻帯者であるだけでなく一児父親であった。彼が初め話題性の高い映画主役としてクレジット名を連ねたのは、2001年公開の『ガン&トークスであった盟友チャン・ジン監督によって、すでに名前の売れていたシン・ヒョンジュンシン・ハギュンウォンビンとともに主役の4人の殺し屋のうちの最も比重の低い役を演じ機会与えられた。この映画はその年の観客動員数ランキングの第7位となり(87万人動員)、彼の名前はようやく世間知れ渡ったちなみに2007年にはチョン・ジェヨンという芸名本名にするために、法的な手続き行っている。 1990年の映画デビュー以降長い下積み時代過ごしたチョン・ジェヨンが、演技者としての実力本当に認められたのは、映画『シルミド』2003年であった。これは韓国1968年実際に起こったシルミド事件実尾島事件)を題材とした映画であり、韓国国内で1,108万人もの観客動員し2003年観客動員数ランキング第1位輝いている。チョン・ジェヨンはこの映画で、助演ありながら主演といってもよいほど重要な役割果たしている。具体的には、北朝鮮における極秘任務志し仲間死に耐えながら激し戦闘訓練受けたものの、最終的に国家裏切られた一兵士激し苦悩表現して第25回青龍映画賞男優助演賞を獲得している。 2004年公開映画小さな恋のステップ』はチャン・ジン監督作品である。この映画チョン・ジェヨンは、かつては一流野球選手であったけれども今では二軍落ちし、恋人にも別れ告げられた男を演じている。彼は惨めな男に突然に舞い降りた新しい恋のときめきと、それに伴う心の再生柔らかく演じて第25回釜山映画評論家協会賞の男優主演賞を受賞し安定感のある演技のできる主演俳優として確実に認知された。 『シルミド』小さな恋のステップ』に出演して以降チョン・ジェヨンキャリアは順調であり、毎年のように芸術性話題性の高い映画主演し多数映画賞受賞している。また、映画館観客を呼ぶことのできる俳優としても評価されるようになっている映画トンマッコルへようこそ』(2005年)は1950年代朝鮮戦争題材として、チャン・ジン脚本を手がけ、パク・クァンヒョンが監督務めた作品である。山あいトンマッコルで本来は敵味方にわかれるはずの北朝鮮軍兵士国連軍アメリカ人兵士秘かに友情育み、この戦争砲火から守るために一致団結して命を賭け物語のなかで、チョン・ジェヨン北朝鮮人民軍将校演じている。そして、最初韓国軍兵士に対して強い警戒心抱いたものの、徐々に打ち解けていく経過情感豊かに表現して第5回ディレクターズカットアワード今年俳優賞を獲得している。また、この映画韓国国内800万人観客動員し2005年観客動員数ランキング第2位記録している。 映画正しく生きよう』(2007年)では、チョン・ジェヨン銀行強盗逮捕のための模擬訓練で、犯人役に抜擢され警官演じている。そして、馬鹿真面目な性格ゆえに要領よく訓練を終わらせられず、最終的に特殊部隊まで投入され事の次第テレビで全国中継されるようになるまで行動エスカレートさせていく様子を、あるときはシリアスに、あるときはコミカル描いている。この作品によって彼は第5回最高の映画賞(マックスムービー)主演男優賞受賞している。また、この映画2007年韓国国内観客動員数ランキングの第8位となっている(219万人動員)。 映画彼とわたしの漂流日記』(2008年)では、チョン・ジェヨン自殺失敗してソウル流れ漢江小島漂流し自給自足の生活を始めた男を演じており、高層マンション窓辺から望遠鏡通して偶然彼を見つけた引きこもりの女との奇妙ではあるが温かい交流深まり丁寧に描いている。この映画の撮影渡り鳥保護区域行われており、それまで一切撮影不可であった初め許可されたという。また、チョン・ジェヨンはこの映画によって第32回黄金撮影主演男優賞受賞している。『正しく生きよう』『彼とわたしの漂流日記』に象徴されるような奇想天外な物語展開を含んだ映画は、下手をすれば現実味欠け軽薄な作品となる危険性もあるが、チョン・ジェヨン確かな演技力によって、あり得ない話でありながら共感をよぶ人間臭い作品仕上がっている。 映画神機箭』(2008年)は李氏朝鮮世宗時代15世紀)を題材とした時代劇であり、チョン・ジェヨン仲間とともに世界初連発ロケット火砲である神機箭(シンギジョン)の開発尽力する商人伸びやかに演じている。彼はトピックとして、映画なかでキスをしたのはこの映画初めてであると明かしている。キスシーンの撮影予定された日には煙草コーヒー控えた撮影はなく、煙草コーヒー控えなかった翌日撮影が行われたという。この映画は質の高さを評価されて、第46回大鐘賞最優秀作品賞編集賞、音響編集賞を受賞している。チョン・ジェヨン自身大鐘賞主演男優賞ノミネートされたが、惜しくも受賞逃している。また、この映画2008年韓国国内観客動員数ランキングの6位となっている(372万人動員)。さらに2008年には彼はソル・ギョング主演人気映画シリーズ公共の敵』の3作目カン・チョルジュン 公共の敵1-1 』にも敵役暴力団ボスとして出演している。この映画観客動員数ランキングの4位となっており、彼の二つ出演作品10以内ランクインしている。

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