初声とは? わかりやすく解説

はつ‐こえ〔‐こゑ〕【初声】

読み方:はつこえ

《「はつごえ」とも》

新年の朝初め聞く鳥の声。《 新年

季節初め聞く虫の鳴き声

ほととぎす汝(な)が—は我(われ)にもが五月(さつき)の玉に交へて貫(ぬ)かむ」〈万・一三九


初声

読み方:ハツコエ(hatsukoe)

元旦の朝に聞くもろもろ鳥の声

季節 新年

分類 動物


ハングル

(初声 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 00:19 UTC 版)

ハングル: 한글)およびチョソングル: 조선글)は、朝鮮語を表記するための表音文字素性文字)である。


注釈

  1. ^ 1927年にはハングル社から雑誌『ハングル』が刊行された。
  2. ^ 例:有声歯茎破擦音は一律平音の「[j]」で表記し、有声歯茎硬口蓋破擦音は「」の後に「[i]」か点が2つある母音字 [y] で表記する。日本語で言うなら北朝鮮ではザとジャを区別するが韓国では区別しないということである。無声歯茎破擦音は激音の「[c]」で表記し、無声歯茎硬口蓋破擦音は「」の後に「[i]」か点が2つある母音字 [y] で表記する。日本語で言うなら北朝鮮ではツとチュを区別するが韓国では区別しないということである。

出典

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初声

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 06:47 UTC 版)

朝鮮語の音韻」の記事における「初声」の解説

音節頭の位置にある子音を初声と呼ぶ。19種類の子全てが初声の位置に来ることができる。 両唇音歯茎音硬口蓋音軟口蓋音声門音閉鎖音摩擦音阻害音平音/b/ ㅂ[p/b] /d/ ㄷ[t/d] /s/ ㅅ[s~ɕ/z~ʑ] /j/ ㅈ[ʨ/ʥ] /g/ ㄱ[k/ɡ] 激音/p/ ㅍ[/bʱ] /t/ ㅌ[/dʱ] /c/ ㅊ[ʨʰ/ʥʱ] /k/ ㅋ[/gʱ] /h/ ㅎ[h/ɦ] 濃音/β/ ㅃ[pʼ] /δ/ ㄸ[tʼ] /σ/ ㅆ[sʼ~ɕʼ] /ζ/ ㅉ[ʨʼ] /γ/ ㄲ[kʼ] 鼻音/m/ ㅁ[m] /n/ ㄴ[n] /ŋ/ ㅇ[ŋ] 流音 /r/ ㄹ[ɾ~l] 朝鮮語阻害音無声音/有声音対立音韻論的意味を持たない。すなわち朝鮮語話者無声音/有声音区別がなく、ともに同一の音と認識するそれゆえに、例えば、日本語の「きんかくじ」と「ぎんかくじ」は朝鮮語話者にとっては同一単語聞こえ、その区別極めて困難である[要出典])。その一方で朝鮮語には平音/激音/濃音という対立がある。これらの音は呼気強さや喉の緊張度合いによって相互に異なる音と認識される平音気音伴わず、また喉の緊張伴わない音である。/s/ を除く平音 /b,d,j,g/ は有声音間(すなわち母音母音間、鼻音母音間、流音母音間のいずれか)で有声無気音それ以外環境具体的に語頭)で無声無気音話者によっては弱い気音伴いうる)として現れる。 /binu/ 비누 [pinu] (石鹸) ― /nabi/ 나비 [nabi] () /s/ は有声音にあっても常に無声音として現れるまた、/s/ は母音 /i/(/y/ を含む)の直前では [ɕ] (日本語シャ子音と同じ)で現れる。なお、/s/ は一般的に平音分類されるが、これを激音(下述)に分類する研究者もある。 /gasu/ 가수 [kasu] (歌手) /gasi/ 가시 [kaɕi] (とげ) 激音 /p,t,c,k/ は強い気音伴った音であり、いかなる位置においても無声有気音として現れる中国語における有気音と同じ性質の音である。 /dotori/ 도토리 [totʰoɾi] (どんぐり激音 /h/ は有声音間にある場合には有声音化し [ɦ] と現れ場合によっては無音のように聞こえることもある。有声音化するという特性から、これを平音分類する研究者もある。 /jiha/ 지하 [ʨiɦa] (地下濃音喉頭の緊張伴った無声無気音である。国際音声記号ではこの音を表示する記号がなく、声門閉鎖音を表す [ʔ] を子音記号の左肩に附したり、放出音を表す [ʼ] を用いたりといった形で記号代用する場合が多い。また、音声学論文等では [p#] や [p*] などの表記散見される。 /γori/ 꼬리 [kʼoɾi] (しっぽ) 濃音 /σ/ は平音 /s/ の場合同様に母音 /i/(/y/ を含む)の直前で [ɕʼ] で現れる。 /gimσi/ 김씨 [kimɕʼi] (金氏鼻音/m,n,ŋ/ 3種類があるが、/ŋ/ は語頭立たない流音 /r/ は音節頭の位置では通常はじき音 [ɾ] で現れるが、音節末音 /r/ の直後現れる音節頭の /r/ は [l] として現れる。 /murri/ 물리 [mulli] (物理平壌方言では /j,c,ζ/ が歯茎硬口蓋音 [ʨ/ʥ], [ʨʰ],[ʨʼ] ではなく歯茎破擦音 [ʦ/ʣ], [ʦʰ],[ʦʼ] で現れることがあるまた、このような発音ソウル方言でも見られるが、朝鮮語話者大部分はこの2つ音声弁別的にとらえないため、個人差が非常に大きい。

※この「初声」の解説は、「朝鮮語の音韻」の解説の一部です。
「初声」を含む「朝鮮語の音韻」の記事については、「朝鮮語の音韻」の概要を参照ください。


初声

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 09:47 UTC 版)

朝鮮漢字音」の記事における「初声」の解説

朝鮮語の初声(音節頭子音)の種類は以下の19種類である。このうち漢字音の初声として用いられるのは15種類である。表中において《 》で示された音は漢字音現れない音である。なお、以降においてローマ字福井玲式翻字詳細朝鮮語のローマ字表記法参照)である。 両唇音歯茎音硬口蓋音軟口蓋音声門音閉鎖音摩擦音阻害音平音b ㅂ d ㄷ s ㅅ j ㅈ g ㄱ ’ㅇ 激音p ㅍ t ㅌ c ㅊ k ㅋ h ㅎ 濃音bb ㅃ》 《dd ㄸ》 ss ㅆ 《jj ㅉ》 gg鼻音m ㅁ n ㄴ 流音 r ㄹ 朝鮮漢字音の初声において、阻害音はそのほとんどが平音激音である。初声に濃音を持つ漢字音は以下の3字字音極めて限られている。しかしながら、これらも中期朝鮮語では平音現れ現代語に至る過程濃音化したものである。従って、朝鮮漢字音にはもともと初声に濃音を持つ漢字音がなかった。 ss(ㅆ):双 ssaq(쌍),氏 ssi(씨) gg(ㄲ):喫 ggig(끽) 「d,t(ㄷ,ㅌ)」は母音「i(ㅣ;ie ㅕ などの半母音を含む)」と結合しないまた、「s,j,c(ㅅ,ㅈ,ㅊ)」は半母音「i-(ㅕ,ㅠ など)」と結合しない。ただし、中期朝鮮語においてはそれらの結合がありえた。前者場合例えば「田」の字音は「dien(뎐)」であったが、近世朝鮮語期に口蓋音化起こりjien(젼)」となり、さらに現代朝鮮語に至る過程で「jen(전)」となったのである

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