内容・来歴とは? わかりやすく解説

内容・来歴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 07:21 UTC 版)

「妖蛆の秘密」記事における「内容・来歴」の解説

著者はルートヴィヒ・プリン(Ludwig Prinn、ルドウィク等の表記もある)。原題は『デ・ウェルミス・ミステリイス』(De Vermis Mysteriis)。 著者プリンフランドル出身錬金術師降霊術師魔術師で、第九十字軍唯一の生き残り自称していた。十字軍参加時に捕虜として拘留されていたシリア魔術学び異端審問によりブリュッセル焚刑処せられる直前に、獄中本書ラテン語原本執筆したプリンの死の翌年1542年ケルン出版され初版本は、鉄製表紙をした黒く分厚い本。出版直後教会から出版禁止処分を受け、後に内容大幅に減らした検閲削除版が出版される市場出回ったのは無害な検閲済版であり、危険な初版本入手となったブライアン・ラムレイ著『妖蛆の王』によると、1820年にチャールズ・レゲットによる英語版刊行されたが、これは初版本翻訳したものだという。 特に、「サラセン人儀式」という章にて古代エジプトの(異端的信仰詳しく解説されており、創造者ブロックエジプト作品にて頻出する。『The Shambler from the Stars』では表題生物星の精召喚方法書かれていた。 エジプトの神や蛇神Worm/爬虫類)にも詳しい。例:父なるイグ蛇神)、暗きハン蛇神)、の髪持つバイアティスエジプト神話でよく知られているセベク猫神ブバスティスエジプト神話バステト)、アヌビスなどについても描かれるが、異端邪神としての側面大きい。エジプト史から抹消されナイアーラトテップ信仰暗黒のファラオたるネフレン=カ王についても書かれているラヴクラフトメインには使用していないが2度自作登場させており、ミスカトニック大学付属図書館に1冊(時間からの影)と、<星の智慧派>教会跡地に1冊(闇をさまようもの)あると設定している。 スティーブン・キング短編集呪われた村』において、物語キーアイテムとして登場する。この本はラテン語ルーン文字混成版。

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内容・来歴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 23:45 UTC 版)

「エイボンの書」記事における「内容・来歴」の解説

氷河期以前に、ヨーロッパ北方グリーンランドのあたりに存在したハイパーボリア大陸王国)で成立した原本ハイパーボリア言語書かれた。このハイパーボリア語版を特に、別名『象牙の書』とも呼ぶ。 著者魔術師エイボンとも、彼の弟子サイロンとも。エイボンゾタクアツァトゥグァ異称)を信仰する黒魔道士であり、最終的に王国神官討伐されかけ、失踪している(土星サイクラノーシュ逃走した?)。サイロン編纂説だと、師の失踪後残され弟子がまとめたとなる。なお、エイボン討伐失敗終わったことで、ハイパーボリアにはゾタクア信仰広まり、特にヴーアミ族が力をつけて国は衰退するエイボンの書には、ハイパーボリアの独特の知識記載されている。またネクロノミコン書かれていないことや補足的な情報存在する。両書を対照した作中人物は、エイボンの書アブドゥル・アルハザード知識源泉推測し、また知った上であえてアル=アジフネクロノミコン)に書かなかった可能性指摘している。 クトゥルフ神話魔導書の中では、数がかなり多く存在するハイパーボリア語版が、中世ヨーロッパ持ち込まれている。時代重ねて翻訳写本重ねられたことで、複数言語の版がある。ミスカトニック大学付属図書館にも複数の版(断片)が収蔵されており、幾つか所持者の死後(=事件後)に寄贈されたものである(例:『ハスターの帰還』のエイモス・タトルルルイエ異本持っていた人物)。 神々の、ハイパーボリア由来での異称情報源でもある。作劇として、スミス神の名前を時代や場所に応じて変える先述多言語版存在することも踏まえてツァトゥグァ(Tsathoggua)→ゾタクア(Zothaqquah)、ヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)→ヨク=ゾトス(Yok-Zothoth)、クトゥルフ(Cthulhu)→クトルット/クトゥルト(Kthulhut)などとなる。

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