らん‐せん【乱戦】
【ランセン】(らんせん)
SAAB 32 "Lansen".
バンパイアやトゥンナンの後継として、スウェーデンのサーブ社が開発した複座全天候型の戦闘攻撃機兼偵察機。
1940年代後半から開発が始まり、1952年に初飛行、1953年から部隊配備が開始された。
主翼はランセンと同じく後退翼だが、より強い後退角を持ち、後縁に大きなファウラーフラップが取り付けられている。
エンジンはRR社製エイヴォンMk100をライセンス化したRM5Aターボジェットエンジン1基を搭載するほか、航法・偵察レーダーや電波高度計、爆撃/ロケット射撃用コンピュータなど当時としては最新のアビオニクスが搭載された。
固定武装にADEN 30mm機関砲4門を搭載するほか、翼下にAIM-9や無誘導空対空ロケット弾、空対艦ミサイル等を搭載できる。
1960年の生産終了までに450機が生産され、偵察型と標的曳航機型は1997年まで運用された。
スペックデータ
乗員 | 2名 |
全長 | 14.9m |
全高 | 4.65m |
全幅 | 13.0m |
翼面積 | 37.4㎡ |
空虚重量 | 7,500kg |
最大離陸重量 | 13,600kg |
エンジン | スベンスカ RM5Aターボジェット(推力35.3kN/44.1kN(A/B使用時))×1基 スベンスカ RM6Aターボジェット(推力6,900kg(A/B使用時))×1基(J32B) |
最高速度 | 607kt |
航続距離 | 1,000nm |
実用上昇限度 | 15,000m |
上昇率 | 100m/s |
武装 | ADEN 30mm機関砲×4門 翼下にRb24、Rb04C空対艦ミサイル、通常爆弾、75mmロケット弾ポッド、増槽、照明弾等を 搭載可能。 |
バリエーション
サーブ 32 ランセン
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