メリュジーヌ
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メリュジーヌ(別名:メリュジーナ、仏: Melusine)は、フランスの伝承に登場する水の精霊で、一種の異類婚姻譚の主人公。上半身は中世の衣装をまとった美女の姿だが、下半身は蛇の姿で、背中にはドラゴンの翼が付いている事から竜の妖精でもあるとも言われている[1]。マーメイドの伝承とも結び付けられて考えられることもある。
注釈
- ^ ジャン・ダラスは、ジャン・ド・ベリー公の元で司書および製本職人として働いていた[3]。
- ^ クルドレッド(クードレット)は、リュジニャン家の当主ジャン2世の元で司祭を務めていた[3]。
- ^ 松平の説明によれば、妖精のモルガンの妹・プリジーヌ(アーサー王とは父親の異なる兄妹の関係となる)の子で、のアルバニア王エリナスとの間に生まれた姫[2]。
- ^ 異説では母親を陥れようとした[要出典]。
- ^ 別のヴァリアントでは、メリュジーヌはもともと泉を掌る妖精とアールバニーの領主の間に生まれた姫君であった。人間の男の愛を得れば呪いが解けると聞かされて、メリュジーヌは領主に近づいたのであった。
- ^ 神話類型として、見るなのタブーが見受けられる[3]。
- ^ Mélusine(メリュジーヌ)の名は、Mère(母)とLusignan(リュジニャン)の合成語だと考えられている[3]。
出典
- ^ a b c d e f g h ローズ,松村訳 (2004), p. 431.
- ^ a b c d e f g h 松平 (2005b), p. 222.
- ^ a b c d 蔵持 (2005), p. 10.
- ^ a b 松平 (2005b), p. 221.
- ^ a b c アラン,上原訳 (2009), p. 209.
- ^ 松平 (2005a), pp. 45-46.
- ^ “『原神』待望の「フォンテーヌ」初公開!新キャラ?メリュジーヌや、水中探索の様子も解禁”. インサイド (2023年6月23日). 2024年7月2日閲覧。
- ^ “【原神】シグウィンのイラストが公開。メリュジーヌ族でメロピデ要塞に勤務する看護師長【声:木野日菜】(ファミ通.com)”. Yahoo!ニュース. 2024年7月2日閲覧。
- 1 メリュジーヌとは
- 2 メリュジーヌの概要
- 3 象徴
- 4 ファンタジー
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
メリュジーヌ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/08 05:42 UTC 版)
ヨーロッパの伝承によると、リュジニャン家は妖精メリュジーヌが始祖という。伝説では、メリュジーヌはアヴァロンから亡命し、毎週土曜日に腰から下が蛇になるという。ある日、レーモンディン・ド・ポワトゥーが森の中で彼女に遭遇した。レーモンは狩猟中の事故で叔父を殺してしまい、取り乱していたところであった。メリュジーヌはレーモンディンの窮地を救い、レーモンディンは後にメリュジーヌを見つけ出した。レーモンディンはメリュジーヌにプロポーズし、メリュジーヌは、毎週土曜日には独りにしてほしいという条件で、プロポーズを受けた。 レーモンディンはこの条件を承諾し、2人は結婚し10人の子供をもうけ、一家を築いた。2人は15日間で城を築き、メリュジーヌの名から、リュジニャン城と名付けた。ある日、レーモンディンの兄弟が、なぜメリュジーヌは毎週土曜日に消えるのかと聞き、レーモンディンはそれが結婚の条件だと答えた。兄弟の1人がドアからのぞき、メリュジーヌが風呂に入っている所を見てしまった。するとメリュジーヌは腰から下が蛇、もしくは文献によると、人魚であった。その兄弟はレーモンディンにこれを話した。メリュジーヌはこれを聞くと、裏切りに泣き、ドラゴンに姿を変え、去っていった。メリュジーヌはリュジニャン家の人間が新たに領主になったときはいつも、城の上を飛んでいたという。マーメイドがリュジニャン家の紋章のクレストに、ドラゴンがサポーターに用いられているのはこのためである。それらのシンボルは一族のいくつかの城でも見られる。 プランタジネット家もまた、メリュジーヌを祖先の1人としていた。
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メリュジーヌ
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「ファイナルファンタジーV」の記事における「メリュジーヌ」の解説
最初の刺客。全裸の美女の姿をしており4体の蛇の魔物を従えている。ピラミッドから第一の封印の石板を回収し古代図書館に向かうバッツたちの前に現れる。当初は次元の狭間から脱出してきたレナに憑依しており、レナを人質にバッツたちを追い詰めるが飛竜の捨て身の攻撃により分離した。ファイガ、ブリザガ、サンダガといった魔法で攻撃してくるほか、その美貌を活かし「誘惑」で混乱状態にしてくる。また、「バリアチェンジ」で弱点や吸収する属性を変えてくる。
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メリュジーヌ
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「黒魔女さんが通る!!」の記事における「メリュジーヌ」の解説
火の国王立魔女学校校長。威厳があるが愛情深く、生徒1人1人を気にかけている。
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メリュジーヌ(Melusine)
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「モンスター娘のいる日常」の記事における「メリュジーヌ(Melusine)」の解説
ドラゴニュートの要素を合わせ持つ種族。背中に生えたドラゴンの翼が特徴だが、長い下半身を浮かせるだけの揚力を得ることはできず、無用の長物と化している。
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メリュジーヌ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:24 UTC 版)
メリュジーヌ(仏: Melusine)は、フランスの伝承に登場する水の精。異類婚姻譚の主人公。上半身は人間の女性、下半身は蛇(一説に魚)の姿をしている。文献によってはメリュシヌの表記を採用する。レーモンドという貴族がメリュジーヌを見初め、結婚する。結婚にあたって、メリュジーヌは「土曜日には自分の部屋にこもるが、その時は姿を決して見ないこと」という条件を課した。メリュジーヌは夫に策を授け、富をもたらした。ところが夫は「メリュジーヌが浮気している」という噂を耳にすると、つい約束を破ってしまった。彼女は入浴中で、上半身こそ人間だったが下半身は魚に変わっていた。メリュジーヌは夫のもとを去る。
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