ムーバブルフレーム
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ムーバブルフレーム (Movable Frame) は、メカニックデザイナーの永野護によって考案・ネーミングされた[要出典]、ロボットの架空の機構。フレーム構造の一つで、可動骨格、可動骨組みの意味である。
注釈
- ^ なお、アクシズではムーバブルフレームに依らない独自の可変モビルスーツ、ガザシリーズを比較的早期に開発しているが、これは独自のブロック移動方式によるものである[5]。
- ^ ただし、腕部等の限定的な導入はジム・クゥエルにその先駆型が導入されている[3]。
出典
- ^ 永野護著、角川書店編『重戦機エルガイム』1-2、ザ・テレビジョン・アニメシリーズ、角川書店、1984-1985年
- ^ a b c 『ENTERTAINMENT BIBLE 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART.8 SPECIALガンダム大鑑』バンダイ、1993年2月、36-37頁。(ISBN 978-4891892067)
- ^ a b c d 『パーフェクトグレード RX-178 ガンダムMk-II(エゥーゴ)』バンダイ、2001年11月、説明書。
- ^ a b 『ENTERTAINMENT BIBLE 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART.2 グリプス戦争編』バンダイ、1989年3月、72頁。(ISBN 978-4891890186)
- ^ a b c d e f 『ENTERTAINMENT BIBLE 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART.2 グリプス戦争編』バンダイ、1989年3月、38-42頁。(ISBN 978-4891890186)
- ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE35 機動戦士ガンダムMS大図鑑PART5 コスモ・バビロニア建国戦争編』バンダイ、1991年6月、60-61頁。ISBN 4-89189-157-2。
- ^ 『Bクラブスペシャル ドラグナー モデル&設定集』バンダイ、1987年9月10日、42頁。ISBN 4-89189-324-9。
- 1 ムーバブルフレームとは
- 2 ムーバブルフレームの概要
- 3 関連項目
ムーバブルフレーム
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「ガンダムMk-II」の記事における「ムーバブルフレーム」の解説
詳細は「ムーバブルフレーム」を参照 ジム・クゥエルの腕部やガンダムTR-1[ヘイズル2号機]のポッド可動フレームなどの技術をより発展させたもの。このムーバブルフレームを全身に採用した機体は本機が初となる。本機に搭載されたムーバブルフレームの構造は斬新かつ優秀で、同時期に開発されたリック・ディアスやプロトΖガンダムに搭載されたフレームの設計を凌駕している。そもそもジオン系MSはモノコック構造、連邦系MSはセミモノコック構造と設計概念が異なっており、この時代のMSは両者を必要に応じて使い分けていた。純粋な連邦系技術のみで開発することにより、統一したフレームで機体を構成するムーバブルフレームの発想に至ったとも言われている。 ムーバブルフレームは装甲や武装を機体の基本構造(フレーム)と分離させることによってフレーム自身を可動優先の理想的な構造に設計することが可能であり、可動に応じて装甲がスライドすることによってフレームを保護するものである。これによって機体の運動性能が大幅に向上し、メンテナンス性も向上することになった。このムーバブルフレームにはフィールドモーター技術が使用されており、フレーム自体が伸縮するうえ、捻れることでストレスを軽減することが可能である。また、フレーム各部に設けられたヒンジやシリンダーは自重や加速、衝撃時の応力を分散させる機能も兼ねている。 フレームには各種のセンサーが内包され、得られたデータの管制を頭部に設けられたコ・プロセッサーを介してメイン・プロセッサーに伝達するとともに、プロセッサーから各アクチュエーターに指令を出し、応力や衝撃の分散を最適化する機能を有している。しかし、これらのデータはメイン・プロセッサーで統制しきれないほど膨大な量であったため、データに優先度を設けて処理がおこなわれている。 本機はフレーム材質の問題から関節軸の摩耗が生じ、データ処理の優先度の関係からこの軸の偏摩耗の情報が機体制御へ十分に反映されていなかった。ムーバブルフレームの採用によって可動軸が増えたため、機体全体としてこの偏摩耗による影響を無視することができなくなり、パイロットはこれを補正しながらの操縦を強いられた。これらの機体の不安定さが、後述する墜落事故をはじめとする頻発する事故の要因となっていた。後にエゥーゴはこれらの欠陥を改良し、本機を主戦力として活用した。結果として、本機はエゥーゴに強奪されることによって本当の意味で完成したMSとなり、その性能を発揮することとなった。 また、本機はコア・ブロック・システムを廃し、一年戦争末期に提案された球形コクピットを発展させた全天周囲モニター・リニアシートを採用している。コア・ブロック・システムは「機体制御」と「パイロットの保護」の2つの役割を兼ねていたが、イジェクション・ポッドの採用でこれらを分離することが可能となり、機体制御を四肢にまで委ねるというムーバブルフレームへと昇華した。
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