パンジーの花言葉とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > パンジーの花言葉の意味・解説 

パンジーの花言葉

パンジー全般花言葉は「物思い」や「思想」、「私を思って」、「遠慮」。

パンジー花言葉の由来

パンジーの名前や佇まい由来する

パンジーpansy)の語源は「思想」という意味を持つラテン語フランス語由来する。すなわち仏語パンセ(pensée)と同源ということになる。うつむき加減に咲くパンジーの姿を、考え事をしている人の姿になぞらえた名称とされる。そのため、「物思い」や「思想」、「思慮深い」、「心の平和」といった、考えることに関連する花言葉由来となった説がある。

聖バレンタイン伝説由来する

ローマ帝国時代キリスト教司祭のバレンティヌスは、兵士士気そがれるという理由から国が禁じていた結婚式愛し合う恋人たちのために隠れて執り行っていた。しかし、そのことバレ投獄されてしまう。囚われの身となったバレンティヌスは、牢獄窓辺に咲くハート型のパンジーの花を摘み取り、「私を忘れないで」というメッセージ込めて託し恋人贈ったという。この逸話が、パンジーの花言葉の由来となった説がある。また、バレンティヌスが殉職した2月14日バレンタインデーとなり、欧米では愛の告白のためにパンジーを贈るのが習わしとなっている。

ギリシャ神話ゼウス恋心由来する

パンジースミレ掛け合わせて19世紀初頭誕生した花であるが、花言葉由来ギリシャ神話にまで遡るものもある。全能の神ゼウスは、妻のヘラの目を盗みスミレ色の瞳のイオという少女と恋に落ちた。しかし、ヘラゼウス浮気知りイオを星に変えてしまったため、会えなくなってしまった。ゼウスイオ会えない寂しさを、スミレの花を見て慰めていたという。パンジースミレ科の花であることから、イオへの思慕募らせるこの逸話が「私を思って」や「物思い」、「心の平和」、「誠実」などの花言葉由来となった説がある。

ギリシャ神話エロス由来する

ギリシャ神話において、ある日愛の神エロス野原歩いていると、名もない花足元に咲いているのに気付いたエロスはその純白の花の控えめ可憐な美しさに魅かれ、「私の面影映し気高く咲き人々愛と希望伝えておくれ」といって花に3回口づけをした。すると、純白の花は3色に色づきパンジーとなった逸話がある。そのため、愛の神エロスにちなみ、「愛の思い」や「純愛」、「誠実」など愛を伝え花言葉つけられたという説がある。

ローマ神話キューピット由来する

ギリシャ神話だけでなく、ローマ神話由来とする説もある。愛を司る天使キューピットイタズラ好きで、ある日少女恋心を起こさせようと愛の矢を解き放った。しかし、的が外れ愛の矢は純白スミレ当たってしまい、その時受けた傷によりスミレ花びらが3色に染まりパンジーとなった。そのため、キューピットイメージから「陽気さ」や「天真爛漫」などのパンジーの花言葉が生まれたという。

ドイツ伝説由来する

かつて、パンジースミレのように甘い香り放ち人々魅了していた。そのため、多くの人がパンジー香り導かれ野山や畑を探し回り、自然の植物作物踏み荒らしてしまった。このことを悲しく思ったパンジーは、神様に「私の香りなくしてください」と願い出た願い聞き入れられパンジーから香りなくなり野山や畑が踏み荒らされることもなくなった。この伝説が、「遠慮」や「慎ましい幸せ」という花言葉由来になったとの説がある。

パンジーの英語の花言葉

パンジーの英語の花言葉は、「memories思い出)」や「merriment(陽気さ)」、「think of me(私を思って)」である。また、「You occupy my thoughts(あなたのことで頭がいっぱい)」、「thoughts of love(愛の思い)」という花言葉ついている

パンジー色別の花言葉の解説

紫色のパンジーの花言葉:「思慮深い」、「心の平和」、「誠実」、「揺るがない魂」、「平穏
紫色古くから高貴な色として認識されており、誠実さイメージさせる色であるため、紫色のパンジーの花言葉は思慮深さを表すものが多い。そのため、紫色パンジー尊敬できる人や大人っぽい人に贈るのに適している。

黄色のパンジーの花言葉:「慎ましい幸せ」、「田舎喜び」、「記憶
黄色明るく親しみやすいイメージの色であるため、黄色パンジーには心を温かくする花言葉つけられている。部屋に飾るだけで日常明るく彩ることができる黄色パンジーは、記念日以外の何気ない日の贈り物にも向いている。

白色のパンジーの花言葉:「温準」、「愛の思い」、「心の平和
白色には清純可憐というイメージがあるため、白色のパンジーの花言葉は穏やかで清い印象のものが多い。そのため、信頼できる人や純真な人に贈るのに適している。また、白色パンジーはどんな色の花とも馴染みやすいことから、花束差し色として使われることもある。

青色のパンジーの花言葉:「純愛」、「誠実な愛」
青色西洋では清らかさイメージさせる色であるため、青色パンジーには「純愛」や「誠実な愛」という花言葉つけられている。また、花嫁結婚式で青いものを身につける幸せになれるというジンクスがあるため、花言葉とも相まってブーケ使われることも多い。

オレンジ色のパンジーの花言葉:「天真爛漫」、「潔白」、「純真無垢
オレンジ色溌溂としたイメージの色であるため、キューピットエピソードと紐づけた花言葉つけられている。そのため、オレンジ色パンジーは、いつまで無垢な心を失わない人へ贈るのに適している。

赤色のパンジーの花言葉:「思い出」、「物思い」、「思想
赤色情熱の色とも言われており、赤色パンジーには恋の思い出や熱い思いを表す花言葉つけられている。思い伝えたいというニュアンスも含む花言葉であるため、好きな人に贈るのにも向いている。

パンジー本数別の花言葉の解説

パンジー本数別の花言葉はないが、花全般本数別の花言葉参考にしてメッセージ性を強めることができる。

・1本:「あなたが運命の人
3本:「愛している」
・4本:「一生愛し続ける」
・6本:「あなたに夢中
・8本:「思いやり感謝
・9本:「いつも一緒にいよう」
11本:「最愛
12本:「恋人奥さんになって
40本:「永遠の愛を誓う」
50本:「永遠
99本:「永遠の愛
108本:「結婚してください

12本の花言葉は「恋人奥さんになってとなっており、プロポーズの際に贈ると幸せになれると言われている。パンジーバレンタイン贈られるなど愛を伝えるのに最適な花であるため、「純愛」という花言葉を持つ青色パンジー花束を贈るとプロポーズメッセージ性が高くなるまた、花嫁さんが幸せになれるというジンクスあやかり結婚式ブーケにも12本の花が使われることが多い。

パンジーの怖い花言葉

西洋では宗教的な背景から、黄色裏切りの色として悪いイメージ持たれている。そのため、黄色い花花言葉には怖い意味を持つものが多いが、黄色パンジーには良い意味花言葉しかない。ただ、パンジーには良いイメージ花言葉しかないとはいえ、贈る花束本数によっては怖い花言葉になることもある。15本には「ごめんなさい」、16本には「不安な愛」、17本には「絶望の愛」というネガティブ花言葉ついているため、好きな相手パンジーを贈る際にこれらの本数にすると相手不安な気持ちにさせるリスクがある。ネガティブ意味合いならないよう、本数気を付けてプレゼントする必要がある



花言葉内容諸説あります



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「パンジーの花言葉」の関連用語

パンジーの花言葉のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



パンジーの花言葉のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS