バチカン【Vatican】
バチカン 【Vatican】
ローマ教皇の統治するローマ市内にある独立国。一九二九年成立。バチカン市国。首都バチカン。世界最小の国で人口は一〇〇〇人に満たない。八世紀以降、教皇が中部イタリアを中心に広大な領土（教皇領）を有していたが、一八六八年頃までにイタリア王国に併合され、さらに七〇年ローマも王国軍に占領された。七一年バチカン宮殿もイタリア国家に帰属されたが、ムッソリーニ政府と教皇庁との間に政教和約（ラテラノ条約）が成立し、バチカン市国が生まれた。バチカン宮殿はカトリック教会の総本山として、全世界に政治的・文化的影響力を有し、とくに第二バチカン公会議（一九六二～六五、第二一回総会議）以降は、世界のキリスト教諸勢力の中心として活躍（第一公会議は一八六九～七〇、第二〇回総会議）。バチカン宮殿は九世紀以後、教皇の住居であったが、グレゴリウス一一世がアビニョンからローマに帰還して以来（一三七七−）常住の宮殿となる。他に公会議が行われたサン-ピエトロ大聖堂もある。
バチカン
バチカン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/02 06:17 UTC 版)
バチカンとは、バチカン市国とカトリックの総本山の総称である[1]。国家としてのバチカン市国（バチカンしこく、ラテン語: Status Civitatis Vaticanae、イタリア語: Stato della Città del Vaticano）は、1929年にラテラノ条約により独立国となった南ヨーロッパに位置する国家で、その領域はローマ市内にある[2]。国土面積は世界最小である(0.44km²)[注釈 4]。ヴァチカンやバティカン、ヴァティカン、ヴァティカーノとも表記される。
注釈
出典
- ^ 日本国外務省・バチカン（Vatican）基礎データ
- ^ イタリア政府観光局（ENIT）公式サイト「ヴァティカン市国」
- ^ バチカン市国基本法第一条
- ^ “バチカンが釈明、ワクチン接種拒否への解雇法令に批判集まる”. ロイター (2021年2月19日). 2021年2月21日閲覧。
- ^ 徳安茂『なぜローマ法王は世界を動かせるのか』PHP研究所、第1版第1刷、2017年3月1日。28-29頁。ISBN 978-4-569-83268-5。
- ^ a b バチカン 基礎データ 外務省
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- ^ “【お知らせ】今後は「ローマ教皇」とお伝えします”. 日本放送協会 (2019年11月22日). 2019年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月23日閲覧。
- ^ 中華民国は、ヨーロッパ全域において外交関係を有する国が唯一バチカンのみであるため、同国のヨーロッパ全体の外交・政治活動の拠点ともなっている
- ^ NUNTIATURA APOSTOLICA IN IAPONIA ERIGITUR
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- ^ バチカン市国国鉄 変わりダネ国際列車
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- ^ 辻田希世子 (2002年4月1日). “劣悪イタリア郵便事情の改善に 日本人が立ち上がった!”. Cafeglobe.com. カフェグローブ・ドット・コム. 2002年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月10日閲覧。
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- ^ “Comunicado Prensa”. www.theologia.va. 2023年6月8日閲覧。
- ^ ReL (2023年1月28日). “La selección de críquet vaticana ya es oficial: seminaristas británicos, curas de India, Pakistán...” (スペイン語). https://www.religionenlibertad.com. 2023年6月8日閲覧。
- ^ “Argentina's Jorge Mario Bergoglio elected Pope Francis”. BBC (2013年3月14日). 2017年6月19日閲覧。
- ^ “Pope Francis, the pontiff of firsts, breaks with tradition”. CNN (2013年3月14日). 2017年6月19日閲覧。
[続きの解説]
バチカン
「バチカン」の例文・使い方・用例・文例
- 日曜日にバチカンによって殉教者は祝福される
- 群衆は、クリスマスイブにバチカンの前に集まった
- バチカン市国のカトリック法王の住居
- 協定は、1929年にバチカン市が最高の、そして、独立しているローマ教皇の状態であると認めたイタリアと教皇庁でLateranパレスをサインインしました
- バチカン市国から承認なしでコンスタンティノープルの家長になったPhotiusを非難した、その結果、東の、そして、西の教会の間の分離を沈殿させた869における協議会
- 権威によって話す時の、ローマ法王の絶対確実性を宣言した1869年−1870年のバチカン公会議
- 1962年−1965年のバチカン公会議で、普遍的なラテン語の典礼および定評あるエキュメニズムを放棄し、他の改革を行なった
- バチカン市国の首都
- 教皇で、第一次世界大戦の間に捕虜のためのバチカン・サービスを創立した（1854年−1922年）
- イタリア人の1958年から1963年までの教皇で、第2バチカン公会議を召集した（1881年−1963年）
- イタリア人の1878年から1903年までの教皇で、作品が学問の振興に興味を持ち、バチカン市国の機密公文書をすべての学者に公開した
- イタリア人の1447年から1455までの教皇で、バチカン図書館を設立した（1397年−1455年）
- 教皇で、ムッソリーニとの条約に署名し、バチカン市国を独立国家と認めさせた（1857年−1939年）
- バチカンという国
- システィナ礼拝堂という,バチカンにある礼拝堂
- バチカンという,ローマカトリック教会の中央最高機関
- バチカンというローマ教皇の宮殿
- バチカン公会議という,カトリック司教の国際会議
- 彼の葬儀は，４月８日にバチカン市国のサンピエトロ広場で行われた。
- 115人の枢機卿が，世界各国からバチカン市国のシスティーナ礼拝堂に集まった。
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