バイザーシステム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:25 UTC 版)
『プライムシリーズ』のみ登場。状況に応じて、様々な機能を持つバイザーに切り替えることができる。またコンピュータウイルスによって、システム障害が発生した場合は、再起動する必要がある。 コンバットバイザー 標準装備されている通常視界のバイザー。パワードスーツのエネルギー残量やミサイル残数、危険感知やレーダーマップ等、戦闘に重要な多くの情報を表示している。 スキャンバイザー 主にデータ収集に使用される情報収集機能を持つバイザー。左手をヘルメットのこめかみ部分に当てて起動し、バイザー外観の色が緑に変わる描写がある。 ロックオンした対象などを調査(スキャン)することで詳しい生態や能力・弱点等の情報を入手できる他、一部のハードウェアにアクセス(ハッキング)することで作動プログラムを解析して装置を起動したり、セキュリティロックを解除できる。 スキャンバイザー使用中は一切の攻撃ができないが、攻撃ボタンを押すと自動的にコンバットバイザーに戻る。また敵やログテキストなど特に重要な情報はログブックに記録され、いつでも確認できる。 また『アザーエム』にはバイザーシステムは存在しないものの、サーチングビュー時において、ボスを一定時間ロックオンすることでボスの体力を画面に表示する、破壊可能な物体を解析しその対象の破壊に適した装備を表示するなど、スキャンバイザーを意識した演出が見られる。 サーモバイザー 赤外線スペクトル(熱源)を感知するバイザー。暗闇や悪天候下などの、可視光の届きにくい場所でもサーモイメージング効果により、熱を放つ物質が赤色に見えるため、温度差で状況を視認できる。ただし、高温地帯や爆発時に装着するとノイズが激しくなってしまう他、温度の低い機械類の視認も比較的困難である。 『プライム1』のみ登場。スペースパイレーツがフェイゾン無機生命体「サーダス」を服従させるために、作業員用に開発したバイザーであり、初期にダウンロードされたプロトタイプをサムスが奪取した(そのため3つのシールドによる、高レベルなシールドネットワークが作動していた)。 Xレイバイザー 特殊なX線を発することで[要出典]、通常視界では捉えられない不可視の物体を確認したり、物質の透視が可能なバイザー。サムスのアームキャノンも手の骨が透けて見えるが、銀河連邦の兵士など、他の人間の骨格は見ることができない。 『プライム1』と『プライム3』で登場。スペースパイレーツが鳥人族のアーティファクトを捜索するために、パトロール部隊用に開発したバイザーであり、『プライム3』では、サーモバイザーの機能を継承した改良型が登場する。熱源を感知して分身した敵の本体を判別したり、可視領域外光線を感知して警報装置を回避したりなど、汎用性が向上している他、ノヴァビームとの連動として、相手のフェイザイト装甲に隠された弱点を透視して照準すると、その弱点を中央に拡大して狙撃可能なズーム機能も追加されている。ただし、周囲に強力なフェイゾンエネルギーを放つ物質(ハイパーモード使用中の敵)が存在すると、機能障害が発生してしまう。 ダークバイザー ダークエネルギーの波長を感知して、次元の狭間に不安定な状態で存在する、不可視の物体を視覚化するバイザー。モノクロに視覚化され、不可視の物体や同次元の生物をバイザー中央部分に赤いシルエットで、別次元に存在する物体は輪郭線で表示される。ただし、強力なダークエネルギー/フェイゾンエネルギーを放つ物体が存在する場合、ノイズが激しく視認不能になる。 『プライム2』のみ登場したXレイバイザーの互換装備。ルミナス製の装備であり、半液状化したウォリアーイングや、位相変位したハンターイングも、ダークバイザーならロックオンし続けることができる。 エコーバイザー 音波を利用したアクティブ方式のバイザー。音波のみで物体を捕捉するため、本来視認可能な色彩やその変化などは見えず、ビームエネルギーなど音を発生しない・あるいは反射しない物など、大半の要素が視認しにくい欠点を持つ。 『プライム2』のみ登場。ルミナス製の装備であり、アナイアレイタービームと連動することで、音波を使用したセキュリティシステムを視認・解除することができる。 コマンドバイザー サムスのスターシップに通信して、遠隔操作を行うためのバイザー機能。特定のコマンドアイコンをスキャンすることで、サムスがアームキャノンのデバイスを操作しスターシップの遠隔操舵やシップミサイルの射撃を行う。 『プライム3』のみ登場。使用方法はスキャンバイザーとほぼ同一。スターシップに搭載されている鳥人族の技術を応用した生体コンピューターが、周囲の状況を分析・送信可能なコマンドを自動的に判断するため、条件を満たさない場合は認証失敗(エラー)となり、命令が中断されてしまう。 なお、他の作品でも、アームキャノンのデバイスによってスターシップに命令を送信する描写がある。
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