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温度差

読み方:おんどさ

(1)2つの異な計測対象間における温度違い異な物質が持つ温度、または昼と夜の気温の差など。
(2)特定の事柄に対して、関係舎の関心度合い大きな開きがあること。熱意を持っている者と、冷淡素振りを示す者が居る様子


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温度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/28 05:18 UTC 版)

(温度差 から転送)

物理学
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物理学
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ウィキプロジェクト 物理学
温度
Temperature
量記号 T
次元 Θ
種類 スカラー
SI単位 ケルビン (K)
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温度(おんど)とは、寒暖の度合いを数量で表したもの。具体的には物質を構成する分子運動のエネルギーの統計値。このため温度には下限が存在し、分子運動が止まっている状態が温度0K(絶対零度)である。ただし、分子運動が0となるのは古典的な極限としてであり、実際は、量子力学における不確定性原理から、絶対零度であっても、分子運動は0にならない(止まっていない)。

温度はそれを構成する粒子の運動であるから、化学反応に直結し、それを元にするあらゆる現象における強い影響力を持つ。生物にはそれぞれ至適温度があり、ごく狭い範囲の温度の元でしか生存できない。なお、日常では単に温度といった場合、往々にして気温のことを指す。

目次

定義

歴史上様々な温度の定義があったが、現在の温度の定義は、平衡状態における分子の運動エネルギーを、エントロピーという統計値で微分したものである。しかし、真の意味での平衡状態は自然界では少ない。必要に迫られて非平衡状態、計測上の便宜的な定義もなされている。現時点で、非平衡状態での温度の定義は、本来の意味で定義できないこともあり、途上段階である。

また温度は、非常に計りにくい物理量の一つである。これは、温度とは統計値であるため、分子数が少ない場合(低密度状態、または非常に狭い範囲を対象にする場合)には、統計的に値が安定せず、意味が無くなるという問題である。もう一つは、非常に大量の数の分子の運動状態を一個一個観測することは現在の技術では不可能であり、代わりに間接計測を行っていることに起因している。計測の方法として、計測対象となる物体から放射される電磁波を計測する方法や、長い時間をかけて計測プローブを計測対象となる物体に接触させ熱平衡状態にさせてから計る方法がある。どちらの方法も、何らかの計測上の問題を抱えている。

しかし、近年の高速温度測定装置では、対象物の大きさ数十ミクロン、測定時間は数ミリ秒程度で測定可能となっており、物理現象を捕らえる一つの手段としての有効性が向上してきている。

温度の物理学史

物体の寒暖の度合いを定量的に表そうという試みを初めて行ったのはガリレオ・ガリレイと考えられている(異説もある)。 ガリレイは空気の熱膨張の性質を利用して物体の温度を計測できる装置を作成した。 すなわち温度計である。 ガリレイの作った温度計は気圧などの影響を受けてしまうために実際に温度を定量的に表すには及ばなかったが、このように物質の温度による性質の変化を利用して、寒暖の度合いを定量的に表そうという試みは以後も続けられた。 初めて目盛付き温度計により数値によって温度を表現しようとしたのはオーレ・レーマーである。 レーマーは水の沸点を60度、水の融点を7.5度とする温度目盛を作成した。 温度目盛を作成するにはこのように任意の2点の定義定点が必要となる。 多くの独自の温度目盛りが作成されたが、日常的にはアンデルス・セルシウスによって作成された摂氏温度目盛、ガブリエル・ファーレンハイトによって作成された華氏温度目盛が主に使用されている。

かつては温度とというのはほとんど同じ概念を示していた。 温度と熱の違いにはじめて気が付いたのはジョゼフ・ブラックと考えられている。 彼は氷が融解している最中は熱を吸収しても温度が変化しないこと(潜熱)を発見した。 また温度の違う同質量の水銀と水を混ぜる実験を行い、それぞれ水と水銀の温度変化にある定数を掛けた値が常に等しくなることを発見した。 すなわち熱容量の概念を発見した。熱の移動量=熱容量×温度変化となる。 これらの実験により温度と熱が別物であることが確立した。

その後、19世紀に入ると効率の良い熱機関の開発の要請から熱力学の構築が進んでいった。 ニコラ・レオナール・サディ・カルノーは熱機関の効率には熱源と冷媒の間の温度差によって決まる上限があることを発見した。 このことから熱力学第二法則についての研究が進んでいった。 熱力学第二法則によれば外部から仕事がなされない限り、熱エネルギーは温度の高い物体から温度の低い物体にしか移動しない。 すなわち温度とは熱エネルギーが自然に移動していく方向を示す指標であるといえる。

ウィリアム・トムソンカルノーサイクルで熱源と冷媒に出入りする熱エネルギーから温度目盛が構築できることを示した。 これを熱力学温度目盛という。 熱力学温度においては1つの定義定点はカルノーサイクルの効率が1となる温度であり、これは摂氏温度目盛で表せば-273.15℃である。 熱力学第二法則によれば、この温度に到達するには無限の仕事が必要となり、それより低い温度は存在しない。そのため、この温度を絶対零度ともいう。熱力学温度目盛ではこの絶対零度を原点(0 K)としている。 温度の下限の存在はトムソン以前にシャルルの法則から、あらゆる気体の体積が0となる温度として考えられていた。

原子、分子レベルにおける温度の意味については、ジェームズ・クラーク・マクスウェルの気体分子運動論によって初めて明らかとなった。 気体分子の速度の分布はマクスウェル分布に従い、この分布関数の形状は温度に依存している。 特に気体分子の平均運動エネルギーは3/2 kT(k:ボルツマン定数、T:熱力学温度)となり、温度に比例する。 すなわち温度は分子運動の激しさを表す数値でもある。 このためプラズマ中のイオンや電子の持つ平均運動エネルギーを温度で表現することがある。 この時は通常平均運動エネルギー = kTとなる温度Tによって表現する。

ルートヴィッヒ・ボルツマンはこのマクスウェルの考え方を発展させ統計熱力学を構築した。 統計熱力学では、あらゆる形態のエネルギーにこの考え方が拡張されている。 温度が高いほど高いエネルギーを持つ原子や分子の割合が大きくなり、原子や分子の持つ平均エネルギーの大きさも増加する。 このように統計熱力学において温度は分子のエネルギー分布の仕方を表す指標である。

量子論が確立してくると、古典的な統計熱力学は量子統計の近似であることが明らかとなった。 古典論においては0 Kにおいてあらゆる粒子は運動を停止した最低エネルギー状態をとることになるが、量子論においては粒子は0 Kにおいても零点エネルギーを持ち静止状態とはならない。 また、ボース粒子のエネルギー分布はボース・アインシュタイン分布フェルミ粒子のエネルギー分布はフェルミ・ディラック分布となる。 フェルミ粒子においてはパウリの排他原理により、絶対零度においても古典論では数万 Kにも相当するような大きなエネルギーを持つ粒子が存在し、温度を古典論のように単純に粒子のエネルギーの大きさの目安とすることはできない。 しかし、温度が分子のエネルギー分布の仕方を表す指標であることは古典統計と変わっていない。

温度の単位と種類

温度の単位の比較
  ケルビン セルシウス度 ファーレンハイト度 ランキン度 ドリール度 ニュートン度 レオミュール度 レーマー度
絶対零度 0 −273.15 −459.67 0 559.725 −90.14 −218.52 −135.90
地球表面の最低気温(※1) 184 −89 −128.2 331.47 283.5 −29.37 −71.2 −39.225
ファーレンハイトの寒剤 255.37 −17.78 0 459.67 176.67 −5.87 −14.22 −1.83
水の融点標準状態下) 273.15 0 32 491.67 150 0 0 7.5
地球表面の平均気温 288 15 59 518.67 127.5 4.95 12 15.375
人間の平均体温 309.95 36.8 98.24 557.91 94.8 12.144 29.44 26.82
地球表面の最高気温 (※2)
(※3)
331.95
331
58.8
58
137.8
136.4
597.47
596.07
61.8
63
19.404
19.14
47.04
46.4
38.37
37.95
水の沸点(標準状態下) 373.15 100 212 671.67 0 33 80 60
チタンの融点 1941 1668 3034 3494 −2352 550 1334 883
太陽の表面温度 5800 5526 9980 10440 −8140 1823 4421 2909

  1. ^ 温度差三省堂デイリー 新語辞典


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