アーセナルギア
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「メタルギア (架空の兵器)」の記事における「アーセナルギア」の解説
ビッグシェル占拠事件(『メタルギアソリッド2』)時に登場。アメリカ海軍主導の下、アーセナルシップ計画の構想を受けて、海上除染施設ビッグシェルの最深部において、ビッグシェルの基底部に偽装されながら開発されていた。メタルギアシリーズ史上最大のメタルギアであり、ビッグシェル(大きな貝)とは、本機の形状を指す暗喩だった。「メタルギア」に分類されるが、歩行用の脚は持たず、移動手段は水中航行のみ。護衛として数十機の量産型メタルギアRAYを配備する。内部の各区画は内臓に因んだ名称で当てられており、胃、上行結腸、回腸、直腸、S状結腸、空腸と分類され、直腸は複数のメタルギアRAYが戦闘できる広さがある。また、胃にはシャドー・モセス島にあった医務室と構造や備品の配置が同一の部屋がある。 本機自体も核弾頭、純粋水爆(これはオセロットがでっち上げた架空兵器で、実際には搭載どころか開発すらされていない)を始めとした数千発以上に及ぶ大量のミサイル兵器を搭載しており、その名の通り「動く巨大火薬庫(アーセナル)」である。ただし、長期的な活動のためには陸・海・空の三軍による支援が不可欠で、ソリダス・スネークは「補給なしではただの巨大な棺桶」と評した。 中枢部に大規模情報統制装置機構として光ニューロAI「G・W」を搭載している。「G・W」の名称はアメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントン(George Washington)から取られている。これを開発したのはオタコン(ハル・エメリッヒ)の義妹のエマ・エメリッヒ・ダンジガーであり、本機そのものを司っているG・Wを停止させることが出来るのも開発者である彼女だけだった。 本機は他のメタルギアと違い、地形に囚われない核兵器の自由発射等による軍事制圧が主目的では無く、「愛国者達」の言うところの「真実の濾過作業」を実行する重要な機構であるG・Wを護る役割を持つメタルギアだった。その為に、最早戦車という概念すらも超えてその設計ベースは戦略空母である。ビッグシェル占拠事件では、コンピュータウイルスによって暴走、マンハッタン島のニューヨーク市街へと突入しフェデラル・ホールに衝突した。この事件をきっかけに、アメリカ世論は政府(軍)に対して不信感を募るようになり、PMC需要拡大へとつながる。
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アーセナルギア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 07:47 UTC 版)
「ビッグ・シェル」底部にて極秘裏に開発が進められていた巨大メタルギア。海上除染プラントとしての「ビッグ・シェル」は表の顔で、このメタルギアおよびこれのAIである「G.W.」の研究,開発が「ビッグ・シェル」が建造された本来の目的である。なお、アーセナル内部の各部屋は胃、空腸、上行結腸、S状結腸、直腸、回腸と消化器官の名を冠している。また、シャドーモセス島と備品配置が同一の拷問部屋および独房がある。ただし独房には入れず、窓から見えるのみである。 アーセナルギア内部のウイルスセキュリティシステムは、生物の免疫応答をモデルにしており、強固な異物排除機構を有する。システム内部に多数の「異物感知エージェント」が定期巡回しており、アーセナルギア全体が常に監視されている。エージェントは異物(コンピュータ・ウイルス、ワームクラスターなど)を発見すると情報を抗体生産システムに伝達し、そこで改めて「抗体エージェント」と呼ばれるプログラムが自律生産され、異物を除去する。 更に「G.W.」の物理・論理的本体である光ニューラルネットと、それ以外の一般ネットとの間には、「ビット・ブレイン・バリアー」と呼ばれるフェルタリング・システムが存在し、異物侵入を徹底防御している。 アーセナルギア体内には「天狗兵」と呼ばれる精鋭部隊が常時体内の至る箇所に配備されている。彼らは強化外骨格を装着しており、人並みならぬ運動神経を誇り、銃撃戦のみならず、常備している刀での白兵戦をも得意とする。 アーセナル体内は終盤の活動エリアとなる。
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