アスラと家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 09:49 UTC 版)
アスラ 声 - 安元洋貴 本作の主人公。力業で相手を粉砕する戦い方を取り、怒りの力やマントラの力で金属質の外見の腕が6本ある「六天金剛 アスラ」の姿に変化しパワーアップする。しかし、ダメージを受け過ぎると腕がもげる。怒れば怒るほど強化されていくのだが、怒りが極限に達すると自我をも失い、黒い体に背中から体より大きくマグマのような赤い巨大な腕が4本生えた「否天」の姿に変化し暴走してしまう。 ヴリトラ討伐の直後、王宮に呼び出され、そこで血まみれになって壇上から落ちる神皇を受け止めたため腕が血に濡れ、それを王宮の使者に見られたことから神皇殺しの濡れ衣を着せられる。嫌な予感を覚え王宮の兵士たちの猛攻撃を突っ切って邸宅に帰るも時すでに遅く、妻のドゥルガは致命傷を負わされ、ミスラは攫われていた。その後、デウスら他の八神将の所で封じ込められたミスラを発見するもデウスに歯が立たず、彼に殺され下界に落とされる。 その後、「間の世界」で記憶喪失状態で意識を取り戻す。黄金の蜘蛛にそそのかされながら感情の赴くままに柱を登り、自分が死んでから1万2千年後の世界で復活する。そこで相変わらず闊歩するゴーマと、ゴーマと人の魂を奪い合うワイゼンに遭遇。ワイゼンと戦う内に記憶が戻り、自分から全てを奪った七星天への怒りの赴くままに戦いを続ける。そのため、現在の世界の秩序とは相容れない存在となっており、七星天からは「悪鬼羅刹」と呼ばれる。 ミスラが赤ん坊だった頃はドゥルガが抱くと泣き止むのに自分が抱くと余計に泣くため、娘の扱いに困って悩んでいた。とにかくミスラに甘く、それ故にデウスらの姦計に嵌められた。 本作の基本プレイヤーキャラクターだが場合によってはヤシャを操作する場面もある。 18話でのゴーマ ヴリトラとの決戦では、ヤシャと共にゴーマ ヴリトラに挑むも圧倒的な一撃を受け、満身創痍で宇宙空間を漂っていた。そこにミスラから届けられた力を受け、6本の腕から無数の腕を2本の豪腕として集束させた「光臨 アスラエル」の姿に変化しパワーアップする。 22話での転輪王との最終決戦では、転輪王が地球へ向けて放った一撃をヤシャから受け取った因果要塞の八極炉に吸収させ、地球よりも大きなアスラの最終形態「輪壊者 アスラ・マズダ」となり、転輪王を倒す。しかし、転輪王の死はマントラが世界から消えることを意味し、アスラ自身もマントラを動力源とするサイボーグであったため、妻子への想いを胸に怒りを捨て、娘を救った満足感と共にその生涯に幕を閉じた。。 ミスラ 声 - 釘宮理恵 アスラの娘。マントラを増幅させる力に優れた優秀な巫女であり、神の力を高める巫女として選出され、神国において重要な存在になっている。歴代の巫女の中でも飛び抜けて優れた資質を持っている事から"奇跡の巫女"と呼ばれ、デウス一味のクーデターの際にデウスの元に誘拐、封印されてマントラを強制的に紡がされている。 天真爛漫で健気だが、甘えん坊な所が抜け切っていない泣き虫。 生まれて間もない頃アスラの前ではいつも泣いてばかりいたせいで、アスラは泣かせまいと気張った結果かなり彼女を甘やかしてしまったらしく、ミスラが食わず嫌いで食べようとしない野菜をドゥルガの目を盗んで食べてしまったり、ミスラが巫女に選ばれた時には猛反対した挙句家を飛び出してしまうなど、父親としてのアスラの様は完全に親バカ丸出しだった。しかしそれ故に親子としての絆は深く、ミスラは父の助けになるために巫女となり、アスラも娘の未来を造るために戦うという、決して切り離すことのできない関係になっていた。 最終的に転輪王の死によってアスラの一族はミスラ以外全て滅ぶことになるものの、成長後は父の生き様を現世の者へ伝えていく。 ドゥルガ 声 - 井上喜久子 アスラの妻でミスラの母。ヤシャの妹でもある。アスラという一人の男を誰よりも理解し支えていた。クーデターの際にデウス一派の一人であるセルゲイに殺される。事切れる寸前にアスラにミスラのことを託した。
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