WWDD
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 22:51 UTC 版)
『WWDD』 | ||||
---|---|---|---|---|
でんぱ組.inc の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル |
MEME TOKYO JPU Records | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
でんぱ組.inc アルバム 年表 | ||||
| ||||
『WWDD』収録のシングル | ||||
|
概要
前作のオリジナル・アルバム『WORLD WIDE DEMPA』から約1年2ヶ月ぶりとなる作品で[5]、でんぱ組.inc通算としては3作目[6]、現行の6人体制となってからは2作目[7] となるアルバムである。本作の発売決定は2014年12月8日に初めて報じられた[5][6]。
本作は『サクラあっぱれーしょん』から『でんぱーりーナイト』までの既発シングル・カップリング8曲と、NAOTO(ORANGE RANGE)、松隈ケンタ、畑亜貴、小池雅也などによって新たに書き下ろされた6曲で構成される[8]。CDのみの「通常版」とDVD付きの「初回限定盤」、およびアナログLPとカセットテープのほか、でんぱ組.incのファンクラブ「でんぱとう」会員限定の「超豪華盤」(豪華ボックス仕様)の計5形態で発売される[9]。超豪華盤は、初回限定盤のDVDと同内容のBlu-ray、および『サクラあっぱれーしょん』のメンバー盤に収録された各自ソロ曲を集めたCDが「Disc2」として同梱されるほか、大判ブックレット、ステッカー、バンダナがパッケージされている[9]。初回盤のDVDと豪華盤のBlu-rayには、前作と同様にミュージック・ビデオとライブ映像が収録され、ミュージック・ビデオには副音声によってメンバーのコメントも収録されている[8]。
「JPU Records」から発売されたものには、28ページの写真及び歌詞が封入されたブックレットが付属されている[10]。
ジャケット
ジャケットとアーティスト写真のデザインは志賀匠が手がけ、背景のイラストや各メンバーをモチーフとしたキャラクターデザインは谷口菜津子が手がけている[9]。志賀匠は『でんでんぱっしょん』『バリ3共和国』などのアニメーションを併用したミュージック・ビデオの監督を複数手がけており、本作のジャケットもその延長で依頼されたとしている[11]。夢眠ねむは、初回限定盤ジャケットに本人達が出ておらずイラストのみで構成されていることについて「最近は2次元と3次元を行ったり来たりするMVも増えてきてるから、逆に違和感は無い」[12] と述べている。アーティスト写真と通常版ジャケットのデザインについて、古川未鈴は「また衣装がセーラー服か、という気持ちはあった」とし、夢眠ねむは「それがでんぱ組.incのお家芸みたいになってきたから、良いっちゃ良いかも」と述べている[12]。
テーマ
本作は「大冒険」をテーマとしている[13]。前作『WORLD WIDE DEMPA』が「ベスト・アルバム」のような仕上がりであったのに対して、本作は「オリジナル・アルバム」だからこそできる[7] バラエティー豊か[12][14] な楽曲を収録したとしており、成瀬瑛美は「これから先の新しいでんぱ組.incを示唆している」[14] と述べている。また、前作『WORLD WIDE DEMPA』に収録された楽曲よりも比較的BPMが遅い曲が多いとしている[7][15]。
特に『ブランニューワールド』や『イロドリセカイ』は従来のでんぱ組.incからは想像できない楽曲であるとして[7]、古川未鈴は「いつものでんぱ組.incを期待して聴く皆さんにどう映るかちょっとドキドキ」[7]「前作よりバラエティ豊かに、振り幅が広がった印象。今までは絶対に歌えないような曲調があり『こんな曲も歌うようになったか』と思ったりした」[12] と述べているほか、相沢梨紗は「進化の過程を半歩進んだ、みたいな感じ」[7]「もっと発信したい、変わっていきたいという思いが詰まっている。今までも大切にしつつ、いろんなでんぱ組.incを見てもらえるアルバムになっている」[7] と述べている。また、夢眠ねむは「(1年に1枚という)普通のミュージシャンのようなスパンでリリースできたのが嬉しい」と述べている[12][14]。
- ^ “WWDD(初回限定盤 CD+DVD)” (日本語). 楽天ブックス. 楽天 (2015年2月18日). 2016年5月21日閲覧。
- ^ “WWDD(初回限定盤) でんぱ組.inc” (日本語). ORICON STYLE. オリコン (2015年3月2日). 2015年3月15日閲覧。
- ^ “Top Albums” (日本語). JAPAN Charts. ビルボード (2015年3月2日). 2015年3月15日閲覧。
- ^ “OTOTOY ハイレゾ音源ランキング” (日本語). Stereo Sound ONLINE. ステレオサウンド (2015年2月15日). 2016年1月30日閲覧。
- ^ a b “でんぱ組の新アルバム『WWDD』が2月発売、ソロ曲収めたCDが付属する超豪華盤も” (日本語). CINRA.NET. CINRA (2014年12月8日). 2015年3月15日閲覧。
- ^ a b “でんぱ組.inc、2月に3rdアルバム「WWDD」” (日本語). 音楽ナタリー. ナターシャ (2014年12月8日). 2015年3月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l でんぱ組.inc(インタビュアー:大山卓也)「でんぱ組.inc「WWDD」インタビュー(Power Push)」『ナタリー』、2015年2月19日 。2015年3月15日閲覧。
- ^ a b “でんぱ組.inc「WWDD」詳細解禁!オーケストラ交えたライブ映像も” (日本語). 音楽ナタリー. ナターシャ (2015年1月15日). 2015年3月15日閲覧。
- ^ a b c “でんぱ組.inc「WWDD」アートワーク&超豪華盤内容を一挙公開” (日本語). 音楽ナタリー. ナターシャ (2015年1月6日). 2015年3月15日閲覧。
- ^ “Dempagumi.inc Releases 「W.W.D.D.」 Internationally” (英語). JPU Records (2015年8月5日). 2015年11月2日閲覧。
- ^ MARQUEE (2015), p29
- ^ a b c d e f g MARQUEE (2015), p18
- ^ MARQUEE (2015), p16
- ^ a b c d e f g h i j k l m でんぱ組.inc(インタビュアー:永堀アツオ)「でんぱ組.inc史上"最高濃度"のアルバム『WWDD』が完成(Dailyトーク)」『DAILY MUSIC』、2015年2月18日。 オリジナルの2015年4月2日時点におけるアーカイブ 。2015年5月1日閲覧。
- ^ a b 佐藤優太 (2015年2月26日). “でんぱ組.inc『WWDD』“みんな”のアイドルになったグループの充足感を映す最新作の魅力に迫る(Album Review)” (日本語). Billboard JAPAN. ビルボード. 2015年3月17日閲覧。
- ^ a b c B.L.T (2015), p160
- ^ 山下 (2015年3月5日). “ポピュラー いちむじんほか(サウンズBOX)” (日本語). 読売新聞 (読売新聞東京本社) - 読売プレミアムにて2016年1月16日閲覧
- ^ 上野三樹 (2015年2月19日). “それからの物語 でんぱ組.inc『WWDD』(ディスクレヴュー)” (日本語). rockinon.com. ロッキング・オン. 2015年3月15日閲覧。
- ^ 田山雄士 (2015年2月24日). “でんぱ組.inc WWDD(ディスクレビュー)” (日本語). OKMusic. OKWAVE. 2015年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月15日閲覧。
- ^ a b MARQUEE (2015), p17
- ^ “でんぱ組ドラマイメージ曲に「ダンス-」” (日本語). 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2015年1月20日) 2015年3月19日閲覧。
- ^ a b MARQUEE (2015), p20
- ^ a b c d e MARQUEE (2015), p21
- WWDDのページへのリンク