Linuxディストリビューション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 07:10 UTC 版)
Arch系
パッケージ管理システムとしてPacmanを使っている。主要なものは以下の通り。
- Arch Linux : 非常にシンプルなディストリビューション。
- Asahi Linux : M1チップ搭載Macでの動作を目指すディストリビューション。
- Audiophile Linux[1] : Fluxboxを採用した、オーディオ愛好家向けOS。
- BlackArch Linux : セキュリティテスト用ディストリビューション。
- EndeavourOS : 2019年に開発停止となったAntergosの後継。
- Manjaro : Arch Linuxをベースに、プリインストールされたデスクトップ環境、GUIによるインストーラー等を備えたもの。
- Parabola GNU/Linux-libre : Arch Linuxからフリーでないソフトウェアを除去し、100%フリーなソフトウェアで構成されたもの。
- SteamOS : ゲーム配信サービスSteamの運営元が開発したゲーミングPC用OS。Debian系から移行。
開発停止
- Antergos : Arch Linuxをベースに、GUIによるインストーラーであるCnchiを備えたもの。
Debian系
パッケージ管理システムにdeb形式を使っている。主要なものは以下の通り。
- Debian GNU/Linux : 100%自由ソフトウェアであることが理念、コミュニティベース。
- ARMA aka Omoikane GNU/Linux : ファイルシステムにXFSを採用している。
- Astra Linux[2]:ロシアの政府機関における正式のOSのひとつ。
- Clonezilla - ディスクまたはパーティションの複製(クローニング)ならびにイメージ作成(イメージング)用。
- Freespire : Linspireの無料版。CDブート/HDDインストール共可能。
- gNewSense : GNU FSDGに適合し、フリーソフトウェア財団の支援を受ける。Linux-libreを使用し、ファームウェアのレベルまで100%自由ソフトで構成される。
- Kali Linux : Debianベースの1DVDタイプ。ペネトレーションテスト目的に特化していることが特徴。BackTrackから派生。
- KANOTIX : DebianベースでCDブート/HDDインストール共可能。
- KNOPPIX : DebianをベースにCDブートで利用できるようにしている。
- Linspire : Windowsのような使い勝手を実現。旧称はLindows。
- MX Linux : Debianをベースとした中量級のディストリビューション。
- OpenMediaVault - NAS向けサーバOS。
- PureOS : 完全に自由ソフトウェアだけで構成されている、プライバシーとセキュリティ、利便性に重点を置いているGNU/Linuxディストリビューション。
- Raspberry Pi OS : Raspberry Pi用のdebian。特定の機種用としての配布は、装置が固定しているため使いやすい。Idとパスワードの初期設定が好ましくない。ネットワークに接続する前にrootとID:piのパスワード設定をする必要がある。
- SLAX : CDブートで利用できるようにしている。9.xより前のバージョンではSlackwareをベースにしていた。日本語化されたSLAX-jaも存在する。
- SparkyLinux : デスクトップ環境の選択肢が標準で四種類(LXQt, MATE, Xfce, KDE)ある上に他の環境をインストールするツールも用意されている。
- Tails : Debianベースでプライバシーと匿名性に特化している。Live CD・Live USBに対応している。
開発停止
- aptosid : Debian sidベースでCDブート/HDDインストール共可能。旧称はsidux。
- CrunchBang Linux : ウィンドウマネージャとしてOpenboxを採用している軽量ディストリビューション。
- Corel Linux
- Ecolinux : デスクトップ環境としてXfceを採用した日本発のディストリビューション。
- gOS : Googleが提供するWebアプリケーションを活用できるように設定されている。
- Damn Small Linux : KNOPPIXベース、軽量。
- Xenoppix : KNOPPIXにXenを搭載した日本のディストリビューション。
- Regret : KNOPPIXベースの日本のディストリビューション。
- MEPIS : 主にデスクトップ向け。CDブート/HDDインストール共可能。
- Progeny Debian : Red HatのAnacondaインストーラを移植したGNU/Linux。
- UserLinux : Debianベースの企業向けデスクトップ用GNU/Linux。
Ubuntu系
Debian GNU/Linux を母体として開発された派生Linux。主要なものは以下の通り。
- Ubuntu : 6ヶ月ごとのリリースと商用サポートを掲げる。デスクトップ環境としてGNOMEを採用している。
- Bodhi Linux : Enlightenmentから派生したウィンドウマネージャ、Mokshaを採用した軽量版。
- Edubuntu : 教育用にカスタマイズされている。
- elementary OS[3] : 独自のデスクトップ環境「Pantheon」を採用したMacOS風の画面。
- Gobuntu : フリーソフトウェアのみを利用している。
- Goobuntu[4][5] : Googleが社内で開発・利用しているとされている。非公開。
- Kubuntu : デスクトップ環境としてKDEを採用している。
- Linux Mint : MATEやCinnamonの採用でデザインやソフトウェア環境を改善し、マルチメディア関係のコーデックを充実させている。
- Peppermint : Chromiumを搭載している軽量のディストリビューション。Webアプリとの連携も強い。
- Linux Lite - Ubuntu LTS(長期サポート版)を基に開発。Xfce採用でアイコンや壁紙が美しい。アプリの追加や削除、WEBブラウザのキャッシュの削除なども容易。
- Lubuntu : デスクトップ環境としてLXQtを採用している。
- nUbuntu : セキュリティツールを多数含んでいる。
- Trisquel GNU/Linux : GNU FSDGに適合し、フリーソフトウェア財団のサーバーで使用される。ファームウェアのレベルまで100%自由ソフトで構成される。
- Ubuntu Budgie : デスクトップ環境としてBudgieを採用している。
- Ubuntu Studio : ハイエンドデスクトップ向け。デジタルコンテンツ制作ツールが多数プリインストールされている。リアルタイムカーネルのパッチも当てられている。
- Ubuntu Unity : デスクトップ環境としてUnityを採用している。
- Xubuntu : デスクトップ環境としてXfceを採用している。
- Zorin OS : Windows風の操作性を提供するディストリビューション。Wineを追加するとWindowsアプリも動作する。
開発停止
注釈
出典
- ^ AudioPhile Linux | Quality audio on Linux
- ^ www
.astralinux .ru - ^ Elementary OS
- ^ “The Register: Google at work on desktop Linux”. 2006年4月25日閲覧。
- ^ “Slashdot: Google working on Desktop Linux”. 2006年4月25日閲覧。
- ^ ChaletOS - Google Sites
- ^ ChaletOS - DistroWatch.com
- ^ ChaletOS download | SourceForge.net
- ^ Live Voyager
- ^ DistroWatch.com: Voyager Live
- ^ Voyager 日本語情報トップページ - OSDN
- ^ 日本語サポートパッケージ - sakurapup.browserloadofcoolness.com
- ^ 日本語化ファイル入手先
- ^ Yara OSX - Home
- ^ Puppy Linux Discussion Forum :: View topic - Yara OSX 3
- ^ Linton, Susan (2007年3月). “A New Open Source Model?”. DistroWatch 2010年12月11日閲覧。
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