阿彌神社 (阿見町中郷) 周辺の神社

阿彌神社 (阿見町中郷)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 08:23 UTC 版)

周辺の神社

鹿島神社
茨城県稲敷郡阿見町青宿882番地(旧信太郡青宿村)
祭神・建御雷之男命
  • 創建不詳。旧無格社。
  • 阿見の北隣に位置する青宿(あおやど)の鎮守社である。霞ヶ浦湖岸の島状台地上にあり、境内には6世紀頃築造の青宿古墳群がある。
  • 戦争遺構としての側面も持つ神社で、社地は旧土浦海軍航空隊の最寄りの高台であったため、戦時中は防空壕が掘られていた。しかし、昭和20年6月10日(1945年)の空襲で防空壕の入口が爆撃され、避難中の航空隊員や教官が生き埋めとなり、戦死者281名、重軽傷者119名という多大な犠牲が出た。青宿集落でも住民6名が犠牲となった。現在、境内に阿見町名所百選の解説板と「第二次世界大戦被爆跡記念之碑」が建立されている[2]

脚注

参考文献

鈴鹿連胤他「神社覈録」。明治3年(1870年)。
中山信名, 栗田寛編「新編常陸国誌 巻下」。積善館。明治32-34年(1899-1901年)。
吉田東伍「大日本地名辞典 下巻 二版」。冨山房。明治40年10月17日(1907年)。
明治神社誌料編纂所編「明治神社誌料 府県郷社(上)」。明治神社誌料編纂所。明治45年(1912年)
教部省編「特選神名牒」。大正14年(1925年)。磯部甲陽堂。
いはらき新聞「茨城県神社写真帳」。いはらき新聞社。昭和16年(1942年)。

  1. ^ 町名変更等以前の住所は「阿見2353番地」だった。
  2. ^ a b c d e f g 阿見町「阿見町名所百選」。
  3. ^ 明治神社誌料に基づく。
  4. ^ 茨城県神社写真帳の記述に基づく。明治41年3月に合併した9社については、神名の記載はない。なお、明治神社誌料は、最初の合併を明治40年としている。
  5. ^ a b 坂井久能「営内神社等の創建 (戦争体験の記録と語りに関する資料論的研究)」『国立歴史民俗博物館研究報告』第147巻、国立歴史民俗博物館、2008年12月、315-374頁、doi:10.15024/00001638ISSN 02867400NAID 120005748681  霞ヶ浦神社に関する記述は、この論文に依拠した。
  6. ^ 丸山泰明「鎮魂の花火の民俗学 (特集 弔いと想起・語り)」『大阪大学日本学報』第35号、大阪大学文学部・大学院文学研究科、2016年3月、25-45頁、ISSN 0286-4207NAID 120005741538 
  7. ^ 予科練平和記念館ブログ(館長日記)「戦没者を慰霊する碑」, 2017年8月4日。2020年3月閲覧。
  8. ^ 常陽リビング「茨城歴史散歩」。
  9. ^ 和名類聚抄は「阿彌」(ゆみへん)を「阿禰」(しめすへん)と表記している。新編常陸国誌は「和名抄旧誤て阿禰に作る、今神名帳に因て更む」と注釈しており、一般に誤記と考えられている。
  10. ^ 「阿彌普都」という表現からは、親愛を表す接頭語(阿)とも、地名伝承と捉えなければ「あみ」という名の土地の「普都大神」の意とも解することができる。
  11. ^ 式内社調査報告の内容は「神のやしろを想う」に依拠する。
  12. ^ 阿見町「阿見の昔ばなし」(その8)。
  13. ^ 郡郷考が指摘する出雲国神門郡の同名社とは「阿禰(阿袮、あね)神社」のことである。和名類聚抄の表記を前提とした場合には同名社となるが、誤記とした場合(延喜式神名帳の表記に基づく場合)には何ら関係はない。
  14. ^ 阿見町「町界町名地番整理事業」, 2015年2月18日。2020年3月閲覧。


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