近藤正臣
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人物
関西弁を話す愛嬌のある性格で、そのキャラクターから、バラエティ番組にも多く出演し、1985年 - 1987年には朝日放送制作(テレビ朝日系)『クイズなんでも一番館』の司会を務めたり、金鳥「キンチョウリキッド」のCMで、タヌキや河童の被り物をしたシリーズに長らく出演。また、1980年代には片岡鶴太郎や小堺一機が「こんどぉーです」と独特の抑揚を強調した近藤の物まねを持ちネタにしていたが、『欽ちゃんのどこまでやるの!?』に近藤がゲスト出演した際には小堺と一緒に嬉々としてやってみせたこともある。
中学時代からエルヴィス・プレスリーのファン。阪神ファンでもある。
ジャン・ギャバンやリノ・ヴァンチュラ、アラン・ドロンなどのフランス映画のスター・名優を尊敬しており、特にギャバンのパンを食う芝居などは真似をしたり、作品ではジャック・ベッケル監督『現金に手を出すな』やルイ・マル監督『死刑台のエレベーター』が好き[6][7]。
趣味は、釣りや陶芸、山菜採り。40歳代、ドラマの撮影で郡上八幡(岐阜県郡上市八幡町)を訪れた際、橋の上から見た川の美しさに感動してこの地に魅せられ、以来何度も訪れるようになった[注 2]。そのような縁から、天野礼子・野田知佑らと共に自然保護運動にも参加したこともある。1年のうち4か月を郡上八幡で暮らしており[注 1]、2017年からは移り住んでいる。冬は薪ストーブのみで暖を取っている[注 1]。海や魚をこよなく愛し、スクーバダイビングの経験も豊富。熱帯魚の飼育やアマゾン川での釣りなどの経験もあり。共に暮らした妻は1歳年下で小中高の同窓生。2023年に死去した[9]。
アルコール飲料は本人曰く「全くダメ」。好きな食べ物はお茶漬け。嫌いな食べ物はチーズ。
大道芸人のギリヤーク尼ヶ崎と懇意で、近藤が彼に贈った幟は、毎回の大道芸の際に立てられるのが恒例。
『仮面ライダー』の初期企画「十字仮面」では、毎日放送による企画書で主人公・本郷猛役に決定していた[10]。番組宣伝用のポートレートなども作成されたが、藤岡弘に変更された[10]。
注釈
- ^ a b c d テレビ朝日『徹子の部屋』「今日のお客様 近藤正臣さん」2012年4月16日放送回。当時70歳の近藤が出演[5]。
- ^ TOKYO MX『ダイドードリンコ 日本の祭り』「岐阜県・城下に三つの福が舞う 〜郡上八幡春まつり〜」2019年5月25日放送回のなかでは[8]、春まつりを後援する75歳の近藤が出演しているが、春まつりで神輿を担ぐ40歳代の近藤の映像も紹介された。また、橋の上から川を見て感動したのは「30年以上前」のこととナレーションが入っている。春まつりの神楽と出会ったのもその頃だとナレーションが入っている。
- ^ 第5話では、『柔道一直線』でライバルを演じた桜木健一と半世紀ぶりに共演している[13]。
- ^ 「つまずいても、雅(みやび)な役者」のタイトルで、京都で育ったこと、戦後のこと、生家の小料理屋を継ぐため吉兆で修行するが挫折したこと、役者になったこと、三島由紀夫との縁、映画やドラマ、舞台のこと、趣味の釣りや自然の中での営み、京都の景観などについて語った。
- ^ グリコアーモンドチョコレートCMソング。
- ^ a b テレビドラマ『人間の歌シリーズ・春の嵐』(TBSテレビ)、ナレーションで参加。他に木下恵助(語り)、有賀公彦(歌唱)。
- ^ テレビドラマ『つくし誰の子』(日本テレビ)主題歌。
出典
- ^ a b c d 『週刊セブンティーン』1972年3月14日号, p. 112.
- ^ a b c d e f g h i j 『スタア』1976年4月号, pp. 62–67.
- ^ 木村 2010, p. 126.
- ^ 『週刊文春』2001年10月25日号[要ページ番号]
- ^ 株式会社ワイヤーアクション (2012年4月16日). “「徹子の部屋」 2012年4月16日(月)放送内容”. 価格.com テレビ番組情報. 2020年1月5日閲覧。
- ^ 春日 2015[要ページ番号]
- ^ 浅丘 2016, pp. 235–236.
- ^ “【2019年の郡上八幡春まつり】 ダイドードリンコ日本の祭り 城下に三つの福が舞う 郡上八幡春まつり”. ダイドードリンコ祭りドットコム. ダイドードリンコ (2019年11月). 2019年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月5日閲覧。
- ^ 花井康子「芸の道しるべ 「オミさんの影になる」妻に支えられ 大冒険の半生」『中日新聞』、2023年9月6日、夕刊、5面。
- ^ a b 『仮面ライダー大全集』 1986, pp. 130–133.
- ^ “小出恵介“殺陣”上達に共演者絶賛「かっこ良くなった」”. ORICON STYLE (2015年10月29日). 2015年11月9日閲覧。
- ^ “高畑充希:TBSドラマ初主演で刑事役初挑戦 西島秀俊ら豪華“おじさま”俳優と共演”. MANTANWEB. (2018年10月20日) 2018年10月23日閲覧。
- ^ “近藤正臣&桜木健一『柔道一直線』コンビが半世紀ぶり“再会” 『ちょこっと京都に住んでみた。』で実現”. ORICON NEWS. oricon ME (2022年8月2日). 2022年12月27日閲覧。
- ^ "木村文乃『ちょこっと京都に住んでみた。』連ドラ化 "リアルな会話"に注目「どこからがアドリブなのか…」". ORICON NEWS. oricon ME. 2022年6月15日. 2022年6月15日閲覧。
- ^ “岡田准一主演「海賊とよばれた男」 妻役に綾瀬はるか”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2015年11月28日) 2015年11月28日閲覧。
- ^ 「番組ハイライト FM」『グラフNHK』11月号(25巻11号、通巻475)、NHK、1984年10月、74頁。
- ^ “NHKアーカイブス NHKクロニクル / ラジオ第1「いとしのオールディーズ」ゲスト:近藤正臣 (2007年2月16日放送)”. NHK 日本放送協会. 2023年3月13日閲覧。
- ^ “NHKアーカイブス NHKクロニクル / ラジオ第1 わが人生に乾杯!「つまずいても、雅(みやび)な役者」 ゲスト:近藤正臣 (2009年11月12日放送)”. NHK 日本放送協会. 2023年3月15日閲覧。
- ^ “ビートたけしが「龍三と七人の子分たち」に4冠授ける、東スポ映画大賞発表”. 映画ナタリー. ナターシャ (2016年1月26日). 2022年12月27日閲覧。
- ^ ^ 「第70回日本放送協会放送文化賞」の贈呈についてNHK広報局
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