湯元舘 概要

湯元舘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 08:10 UTC 版)

概要

琵琶湖畔の雄琴温泉で最初に創業した老舗温泉旅館として知られ、1968年には政府登録国際観光旅館に認定された。雄琴温泉自体は最澄による開湯と伝えられ、約1200年の歴史を持つ温泉とされる。過去に4度の経営危機に見舞われながらも、独自の経営理念と手腕により乗り越え、2000年8月には旅館業単体としては日本で初めて環境マネジメントシステムISO14001を認証取得した[3]和室60室、洋室1室、和洋室8室、計69室、屋上露天風呂などを持つ[4]。経営母体である株式会社湯元館としては他に雄琴温泉「湯の宿 木もれび」、湯の花温泉「翠泉」、京小宿「ゆとね」、「とりでん堅田店」、「とりでん南草津店」なども経営[5]

沿革

出典はいずれも湯元舘公式サイト[5]より。

  • 1929年昭和 4年) - 針谷末吉により、雄琴温泉最初の旅館として客室6室で創業。温泉を利用した大衆浴場も併設していた。
  • 1951年(昭和26年)12月 - 針谷末吉の後を継ぎ、針谷和雄が代表者に就く。
  • 1957年(昭和32年) - 東館増築(客室5室・宴会場)。
  • 1961年(昭和36年)12月 - 琴江舘増築(客室4室)。
  • 1962年(昭和37年)12月 - 松竹館増築(客室3室・宴会場)。
  • 1964年(昭和39年) 2月 - 資本金50万円にて株式会社設立「株式会社湯元館」となり、針谷和雄が代表取締役社長に就任。
  • 1967年(昭和42年)12月 - 現本館である新館を増築。客室数34室、収容人員163名となる。
  • 1968年(昭和43年) 4月 - 国際観光旅館連盟会員となる。
  • 1968年(昭和43年) 6月 - 政府登録国際観光旅館(第1257号)として認定される。
  • 1978年(昭和53年)11月 - 資本金を500万円に増資。
  • 1979年(昭和54年) 2月 - 隣接する旅館「光喜」を買収し「見晴館」(12室)とする。
  • 1979年(昭和54年) 9月 - 現西館を増築(客室26室及び宴会場クラブ、味処、厨房など)客室数56室、収容人員337名となる。
  • 1983年(昭和58年) 9月 - 別会社で健康浴場を営業開始する。
  • 1984年(昭和59年) 8月 - 針谷和雄死去、現会長である針谷了が代表取締役社長に就任。
  • 1991年平成 3年) 1月 - 隣地の旅館「勇楽荘」359.23㎡を買収。
  • 1992年(平成 4年) 9月 - 資本金を1000万円に増資。乗務員室4室など改築。
  • 1994年(平成 6年) 6月 - 隣地404.56㎡を買収社し員寮「サザンハイツ」12室建設。
  • 1999年(平成11年) 6月 - 眺望大浴場「山望の湯」「湖望の湯」を増設。
  • 2000年(平成12年) 8月 - 旅館業単体としては初のISO14001認証取得。
  • 2003年(平成15年) 8月 - 資本金を5000万円に増資。
  • 2011年(平成23年) 3月 - 針谷了が代表取締役会長に就任[6]
  • 2013年(平成25年)- 全10室すべてに露天風呂を完備したはなれ「葭蘆葦(KAROI)」をオープン[7]

館内施設

出典はいずれも湯元舘公式サイト[8]より。

  • 部屋数69室(和室61室、洋間1室、和洋間8室)
    • 9タイプ14種類
    • 葭蘆葦 - 全10室すべてに露天風呂を完備したはなれ(全10室)。
    • 月心亭 - 高層階から雄大な景観を望める部屋、露天風呂付きの部屋など(全11室)。
  • 眺望大浴場「湖望の湯」、「山望の湯」、回游大浴場
  • 露天風呂
    • 最上階露天風呂「月心の湯
    • 露天風呂「湯幻逍遥
    • 貸切り露天風呂 2箇所「木の香」「石の音
  • 宴会場 - 大宴会場「安土」、吉祥亭「松の間」吉祥亭「梅の間
  • ハーモニーホール(会議、イベント用 80名)
  • 駐車場 50台

レストランなど

  • 和風レストラン「吉祥亭」 - 本館2F
  • 和風レストラン「湖月」 - 月心亭3F
  • 和風レストラン「瀟相亭」- 南館2F
  • 和風レストラン「」- 南館4F
  • カフェテラス「花雲水」- 本館1F
  • お土産処「楽市」- 特産品のオンラインショッピングも行っている[9]
  • 地酒&麺「蝉丸亭[1]
  • ナイトラウンジ「アマーレ

その他

  • スパエステ結宇
  • 中国式足つぼ&マッサージ
  • 麻雀ルーム
  • ゲームセンター
  • カラオケスペース「α・β

館内写真







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