母をたずねて三千里 関連CD

母をたずねて三千里

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/07 23:06 UTC 版)

関連CD

ゲーム

1995年に本作品を含めた4作品を題材にした『世界名作劇場』のピコソフトがセガ・エンタープライゼス(現・セガトイズ)より発売。本作品はその1ページ目で、RPGにあたる。その名の通り、さまざまな人物との会話を交わしながらヒントを見つけ、母・アンナのいるトゥクマンを目指していく。

完結版

1980年

1980年7月19日に、映像を編集したものが劇場版として公開されている。キャストはテレビ版と同じ。興行としては不振であったため、劇場公開1週間で終了した。映像ソフトはVHSソフト、レーザーディスクのみが発売されている。

スタッフ(1980年)
  • 監督 - 高畑勲
  • 脚本 - 深沢一夫
  • 場面設定・画面構成 - 宮崎駿
  • キャラクターデザイン・作画監督 - 小田部羊一
  • 音楽 - 坂田晃一
  • 構成監督 - 岡安肇(編集監督)

2000年

『世界名作劇場 完結版』の1作として2000年に前編・後編に再構成したものがBSフジにて放送された。

スタッフ(2000年)

映画版

1976年

テレビ放送継続中の1976年7月22日に、「東映まんがまつり」でテレビシリーズのブローアップ版が公開された(何話かは不明)。日本アニメーション制作のアニメ作品が「東映まんがまつり」で公開された最初のケースでもある。同時上映は『アリババと40匹の盗賊』(再映)・『グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣』・『秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン』・『ザ・カゲスター』・『山口さんちのツトム君』(短編映画)・『宇宙鉄人キョーダイン』・『一休さん 虎たいじ』の計7本。

MARCO 母をたずねて三千里

MARCO 母をたずねて三千里
監督 楠葉宏三
脚本 深沢一夫
製作 幸甫、真藤豊、本橋寿一
出演者 樋口智恵子
音楽 岩代太郎
主題歌 シーナ・イーストン「Carry a Dream」
製作会社 MARCO PROJECT(日本アニメーション
配給 松竹
公開 1999年4月3日
製作国 日本
言語 日本語
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1997年の『Dog of Flanders〜フランダースの犬』に続く「世界名作劇場のリメイク&劇場映画版」として、1999年4月に松竹系で公開された。監督は楠葉宏三

同作品の特色として、冒頭に父の診療所を継いだ40歳のマルコが登場し、自身が長い道のりを辿った幼き9歳の頃を回想する形でストーリーが展開される形態となっている。エンドロールでも動画で母と共にアルゼンチンから汽車と船を乗り継いで郷里のジェノバに帰り、家族やコンチェッタ達と対面するシーンが細かく描かれ、その後壮年期のマルコが母の写真を眺めるシーンへ遷る構成となっている。このように主人公自身の回想で物語が展開される形態は、『連続テレビ小説』など実写作品ではよく見られるが、世界名作劇場としては異色のパターンである。また、背景の一部描写に3DCGを組み合わせて使用している。

制作当初は120分の映像を用意していたが、上映の都合により急遽90分に短縮され制作状況が悪化、内容に余裕がなくなってしまった。またキャスティングにおいても、当時係争中であった日本俳優連合との二次使用料をめぐる訴訟騒動で組合側から声優のキャスティング協力が得られず、代わってネルケプランニングがキャスティングに携わり、選定に苦労することになった。その都合上、キャストはテレビシリーズとは異なる。

作品としてはマルコの母捜しの部分が要領よく纏められていたものの、配給収入の不調や共同制作者である松竹の深刻な経営不振もあり、1996年の『BLACK JACK』(手塚プロダクション制作)に端を発した一連の松竹での旧作アニメのリメイク版企画は、同作品が最後となった。

キャスト
スタッフ

映像ソフト化

  • テレビシリーズのDVDは1999年3月25日 - 6月25日にかけて全13巻が発売された。

注釈

  1. ^ 19世紀後半から20世紀初頭のアルゼンチンは、農牧業の急速な発展により世界有数の富裕国であった。
  2. ^ これ以降最終話までクレジットされる。また動画チェックは高野登、篠原征子、前田英美、富沢信雄らが担当。
  3. ^ 第41話の予告編では「インディオの少年」のタイトルで表記されていた。
  4. ^ 当時の放送エリアは岡山県のみ。
  5. ^ 現在の局名はテレビ愛媛。
  6. ^ 現在の局名はIBC岩手放送。
  7. ^ 現在の局名はNST新潟総合テレビ。
  8. ^ 当時の放送エリアは香川県のみ。
  9. ^ a b c d 本来の時間帯に当時クロスネットの日本テレビ系番組『すばらしい世界旅行』を同時ネットしていたため、時差ネット。
  10. ^ テレビ大阪で放送された際、OPと本編は通常通りだが、EDは演出の都合で20秒に短縮され、冒頭の映像からの飛び降りでオープニング最初の映像を元にした静止画像をバックに主題歌データと主要キャストが表示され、「制作 日本アニメーション」で終了という形だった。

出典

  1. ^ 北海道新聞』(縮刷版) 1976年(昭和51年)9月、テレビ欄。
  2. ^ a b c d 日刊スポーツ』1976年3月7日付朝刊、テレビ欄。
  3. ^ 河北新報』1976年12月26日付朝刊、テレビ欄。
  4. ^ 『日刊スポーツ』1976年3月6日付朝刊、テレビ欄。
  5. ^ 『日刊スポーツ』1976年3月3日付朝刊、テレビ欄。
  6. ^ 『日刊スポーツ』1976年3月1日付朝刊、テレビ欄。






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