機動戦士ガンダムF91
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/07 15:48 UTC 版)
スタッフ
- 原案 - 矢立肇
- 原作・監督 - 富野由悠季
- 脚本 - 伊東恒久、富野由悠季
- 演出 - 杉島邦久
- レイアウト - 北原健雄
- 美術 - 池田繁美
- 撮影 - 奥井敦
- 編集 - 布施由美子、野尻由紀子、安藤洋子
- 編集協力 - 森田編集室
- 作画監督 - 北原健雄、村瀬修功、小林利充
- 音楽 - 門倉聡
- 音響 - 藤野貞義
- キャラクターデザイン - 安彦良和
- メカニカルデザイン - 大河原邦男
- 設定協力 - 西野公平
- デザイン協力 - 石垣純哉
- ディテールサポート - 中沢数宣(RED)
- プロデューサー - 中川宏徳
- 企画・製作 - サンライズ
- 製作 - 山浦栄二
- 制作委員会
主題歌
- テーマ曲「ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜」
- 作詞 - 西脇唯 / 作曲 - 西脇唯、緒里原洋子 / 編曲 - 門倉聡 / 唄 - 森口博子
- イメージ曲「君を見つめて -The time I'm seeing you-」
- 作詞 - 井荻麟、茂村泰彦 / 作曲 - 茂村泰彦 / 編曲 - 門倉聡 / 唄 - 森口博子
- 元々は「君を見つめて」がテーマ曲で「ETERNAL WIND」は挿入歌の予定だったが、富野由悠季の意向により変更され、「ETERNAL WIND」は挿入歌としても使用されたままテーマ曲となり、「君を見つめて」はイメージソングという扱いとなった。プロモーションフィルムでは「君を見つめて」が使用されている。森口はデビュー曲である『Ζ』後期主題歌「水の星へ愛をこめて」以来のガンダム主題歌になる。この曲は森口にとって自身最大のヒット曲となり、『紅白歌合戦』の初出演も果たした。
- また、公開当時にはそれぞれの曲を使用した数種類のCMが放映されていた。
ホームメディア
各種あるテープメディア・ディスクメディアは、全てバンダイナムコアーツ(2018年3月末まではバンダイビジュアル)から発売。
映画の前売り券には特典としてテレフォンカードやプラモデル(『BB戦士 ガンダムF91 チケットスペシャル』。のちに発売された通常版とは別物)、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』第1話のビデオが付属したセットもあった。
劇場公開後、本編フィルム全8ロール中1から6ロールの一部カット修正、7・8ロールに約5分の新作カットを追加して再編集および音声の再ダビングしたディレクターズカット版『機動戦士ガンダムF91 完全版』がビデオ販売された。
- DVD 『機動戦士ガンダムF91』(1枚組、2001年3月25日発売)
『劇場公開版』と『完全版』の両方が収録されている(DVDソフトの『劇場公開版』は、1から6ロールが『完全版』であり、厳密な意味で『劇場公開版』と同内容のDVDは存在しない)。
- Blu-ray 『機動戦士ガンダムF91 初回限定版・通常版』 (1枚組、2011年6月24日発売)
- Ultra HD Blu-ray&Blu-ray『機動戦士ガンダムF91 4KリマスターBOX』(2枚組、2018年6月22日発売)
Ultra HD Blu-rayと同じ4Kマスターを使用したBlu-rayを同梱した2枚組BOX仕様。音声特典として、オリジナルのドルビーサラウンド音声成分を分解・再配置し、低音成分を追加した「4.1ch アドサラウンド」音声をUltra HD Blu-ray、Blu-rayの両方に収録。
映像配信
2020年5月22日にYouTubeガンダムチャンネルで登録者50万人突破を記念して24時間限定でイベント配信された[31]。冒頭と最後に森口博子のビデオメッセージも配信されている。同年11月6日にもMETAL BUILD ガンダムF91 CHRONICLE WHITE Ver.商品化記念として48時間限定配信されている[32]。
注釈
- ^ SDガンダムを除く。
- ^ いわゆる「貧乏ビスタ」。
- ^ 厳密には派生機である。
- ^ 劇場作品になった理由の一つとして、同じく劇場版の『逆襲のシャア』のプラモデルのセールスが好調だったこともあった[6]。
- ^ 安彦は『機動戦士Ζガンダム』のキャラクターデザイン以来、大河原は『機動戦士ガンダムΖΖ』以来の参加。
- ^ 前回参加の『Ζガンダム』では一切打ち合わせすることなく、キャラクターだけを描かされた。
- ^ これでアニメの仕事は辞めると決めた自身の監督作品『ヴイナス戦記』は1989年3月公開、『F91』への参加が正式に決まったのは同年8月。その後、2015年2月公開の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』で総監督を務め、約24年ぶりにアニメの現場に復帰した[18]。
- ^ シャアのサザビーなども黒が入っていても印象は真紅というのと同じ。
出典
- ^ 映画販促用ポスターより。
- ^ “MG ガンダムF91 Ver.2.0 & RE/100 ビギナ・ギナ 開発ドキュメント第1回”. バンダイホビーサイト. 2020年2月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月29日閲覧。 アーカイブ 2020年2月29日 - ウェイバックマシン
- ^ “ガンダム映像新体験TOUR『ガンダムF91 完全版』&『ガンダムW Endless Waltz 特別篇』4DX上映、本日よりスタート!”. GUNDAM.INFO. 2021年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月23日閲覧。 アーカイブ 2021年1月29日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91”. GUNDAM.INFO. 2020年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月29日閲覧。 アーカイブ 2020年5月13日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91”. バンダイチャンネル. 2013年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月29日閲覧。 アーカイブ 2013年4月4日 - ウェイバックマシン
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 『グレートメカニックG 2018WINTER』双葉社、2018年12月、38-42頁。ISBN 978-4-575-46513-6。
- ^ 吉岡哲臣 編「「サンライズの80年代」 矢立肇インタビュー」『Great Mechanics』 21巻、双葉社〈好奇心ブック107号〉、2006年7月15日、68頁。ISBN 4-575-46431-7。
- ^ a b c d e 『グレートメカニックG 2020WINTER』双葉社、2020年12月、28頁。ISBN 978-4-575-46525-9。
- ^ a b 『Great Mechanics』 8巻、双葉社、2003年、[要ページ番号]頁。ISBN 4-575-46412-0。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『機動戦士ガンダムF91 オフィシャルエディション (B‐CLUB SPECIAL)』バンダイ、1991年5月、48-58頁。ISBN 978-4-89189-155-8。
- ^ a b c d e f “封入特典「F91 ドキュメントコレクション」収録インタビュー冒頭公開”. 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト. 株式会社サンライズ (2018年5月25日). 2021年5月8日閲覧。 アーカイブ 2020年2月7日 - ウェイバックマシン
- ^ 北野太乙 編『日本アニメ史学研究序説』八幡書店、1998年、72頁。ISBN 9784893503251。
- ^ 「富野由悠季の宇宙世紀」『機動戦士ガンダムF91 パーフェクトファイル』講談社〈講談社ヒットブックス(17)〉、1991年5月12日、90-91頁。ISBN 4-06-177717-3。
- ^ マグミクス. “未完に終わった『機動戦士ガンダムF91』BS12で放映 ヒロインの葛藤は富野監督自身の悩み?(マグミクス)|dメニューニュース”. topics.smt.docomo.ne.jp. 2024年4月24日閲覧。
- ^ 『グレートメカニックG 2018WINTER』双葉社、2018年12月18日、[要ページ番号]頁。ISBN 978-4-575-46513-6。
- ^ 『機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光』『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別編』『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート』『∀ガンダム 地球光・月光蝶』など。
- ^ “久々ガンダム映画は人対宇宙人の最終戦争 - シネマニュース”. nikkansports.com. 2021年10月13日閲覧。 アーカイブ 2021年10月29日 - ウェイバックマシン
- ^ “シャアとセイラの生い立ち、アニメ化 安彦良和総監督”. 朝日新聞デジタル. (2015年2月28日). オリジナルの2019年5月23日時点におけるアーカイブ。 2015年3月24日閲覧。
- ^ 『グレートメカニックG 2018WINTER』双葉社、2018年12月、16-17頁。ISBN 978-4-575-46513-6。
- ^ 『グレートメカニックG 2019AUTUMN』双葉社、2019年9月、21頁。ISBN 978-4-575-46517-4。
- ^ 『グレートメカニックG 2020WINTER』双葉社、2020年12月、45頁。ISBN 978-4-575-46525-9。
- ^ 『グレートメカニックG 2019AUTUMN』双葉社、2019年9月、38頁。ISBN 978-4575465174。
- ^ 『ガンダムエースSELECTION ガンプラA』角川書店、2002年、[要ページ番号]頁。ISBN 4-04-853565-X。
- ^ 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会』、1993年12月30日発行、庵野秀明・編、ハッピー興行新社、P37、70、81
- ^ 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会』、1993年12月30日発行、庵野秀明・編、ハッピー興行新社、P81~82
- ^ 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会』、1993年12月30日発行、庵野秀明・編、ハッピー興行新社、P64
- ^ “「新たな基準」を作ろうとした『ガンダムF91』 親子が「分かり合う」のはシリーズ初?”. マグミクス. 2024年4月24日閲覧。
- ^ 酒井征勇 編「特別企画 富野由悠季監督インタビュー」『機動戦士ガンダムF91大百科』勁文社〈ケイブンシャの大百科〉、1991年5月17日、209頁。雑誌コード 63549-61。
- ^ a b 『Great Mechanics』 14巻、双葉社、2004年、[要ページ番号]頁。ISBN 4-575-46424-4。
- ^ 氷川竜介(構成・監修) 著「COLUMN モビルスーツは何故小型化したか」、小牧雅伸 編『機動戦士ガンダム宇宙世紀』 vol.4(総括編)、ラポート、1999年4月25日、175頁。ISBN 4-89799-390-3。
- ^ “「機動戦士ガンダムF91」本日21時から無料配信、主題歌担当・森口博子も登場”. 映画ナタリー (2020年5月22日). 2020年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月19日閲覧。 アーカイブ 2020年5月23日 - ウェイバックマシン
- ^ “『機動戦士ガンダムF91』の48時間限定無料配信が決定!「METAL BUILD ガンダムF91 CHRONICLE WHITE Ver.」の商品化記念として”. 電撃ホビーウェブ. アスキー・メディアワークス (2020年11月6日). 2020年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月19日閲覧。 アーカイブ 2020年11月6日 - ウェイバックマシン
- ^ “2020年3月号”. 月刊ガンダムエース. 2020年10月10日閲覧。 アーカイブ 2020年9月24日 - ウェイバックマシン
- ^ “「月刊ガンダムエース 2020年3月号」本日発売!”. GUNDAM.INFO. 2020年10月12日閲覧。 アーカイブ 2020年2月26日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91 プリクエル”. 月刊ガンダムエース. 2020年10月10日閲覧。 アーカイブ 2021年5月31日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91プリクエル 1”. KADOKAWA. 2021年4月1日閲覧。 アーカイブ 2021年5月15日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91プリクエル 2”. KADOKAWA. 2021年4月1日閲覧。 アーカイブ 2021年5月14日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91プリクエル 3”. KADOKAWA. 2021年11月26日閲覧。 アーカイブ 2021年5月14日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91プリクエル 4”. KADOKAWA. 2022年10月26日閲覧。 アーカイブ 2022年10月25日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91プリクエル 5”. KADOKAWA. 2023年8月25日閲覧。
固有名詞の分類
アニメ作品 き |
機動警察パトレイバー the Movie 奇鋼仙女ロウラン 機動戦士ガンダムF91 銀河烈風バクシンガー Candy Hole |
映画作品 |
わすれな草 別れのスキャット 機動戦士ガンダムF91 君よさらば 極内証 |
漫画作品 き |
Kiss in the Blue 傷だらけの仁清 機動戦士ガンダムF91 銀の勇者 機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズ |
角川スニーカー文庫 |
シャンク!!ザ・レイトストーリー 魔動王グランゾート 機動戦士ガンダムF91 フリクリ 機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズ |
- 機動戦士ガンダムF91のページへのリンク