機動戦士ガンダムF91
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関連作品
小説
- 機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード
- 全2巻の小説が富野由悠季により執筆され、角川書店(角川スニーカー文庫)より刊行されている。表紙イラストと挿絵は美樹本晴彦が担当。
- 上巻の3/4程度は劇場版の物語より過去のエピソードであり、クロスボーン・バンガードの母体であるブッホ・コンツェルンやロナ家の成り立ちからマイッツァー・ロナが挙兵に至る経緯、ハイスクール時代のシーブックとセシリーの出会いなどについて詳しく語られている。また、劇場版の物語の始まりであるC・VのフロンティアIVへの侵攻以降のストーリーでも、劇場版では細かく説明されていない設定や各登場人物の心理描写などが描かれており、より深く作品を理解できる内容となっている。なお、物語の展開は劇場版とは大まかな流れは変わらないものの、設定の一部や終盤の展開が異なる。
コミック
- 機動戦士ガンダムF91
- 劇場公開に合わせて講談社の少年向け漫画雑誌『コミックボンボン』の1991年1月号から同年5月号に連載された漫画作品。作画は井上大助。
- 少年漫画としてかなり大きくアレンジされており、劇場版では実直な好青年であるシーブックの性格や口調がかなり乱暴なものになっている。
- 単行本は1991年5月にボンボンKCで発売された後、2000年に大都社から『機動戦士ガンダム0080』(著:池原しげと)とカップリング収録で復刻されている。
- 機動戦士ガンダムF91〈番外編〉シーブックの騎士道物語
- 作画は上記コミックと同じく井上大助。ガンダムマガジンNo.5、No.6に掲載。
- 機動戦士ガンダムF90
- 『F91』での小型MS展開の露払いとして1990年より展開したプラモデルを中心とするメディアミックス企画。ガンダムF90の登場に関連して、作品世界での小型MSの誕生の経緯について設定され、ガンダムF90を主役機とした複数の物語が展開される。
- 「サイバーコミックス」および「SDクラブ」に連載された漫画の物語は『F91』の3年前。地球連邦軍とジオン公国軍の残党の戦いが描かれる。
- ゲームとしては後述の『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』が発表されている。
- 機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91
- 1992年より発表された、プラモデル、小説、漫画によるメディアミックス企画。ガンダムF91の技術を盗用した機体であるシルエットガンダムなどが設定されている。物語の舞台は『F91』の1か月前。シルエットガンダムの実動試験中におけるクロスボーン・バンガードとの遭遇と、そこから始まる一連の事件について描かれる。
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム
- 1994年から1997年に『月刊少年エース』に連載された、長谷川裕一著の漫画作品。『F91』の10年後、コスモ・バビロニアが既に崩壊した後の時代を舞台としている。宇宙海賊として再興したクロスボーン・バンガードの木星帝国との戦いが描かれる。
- 機動戦士ガンダムF91プリクエル
- 作画はおおのじゅんじ。『月刊ガンダムエース』2020年3月号[33]より連載されている[34]。映画の前日譚を描く[35]。小説版をベースとしているが、本作独自のエピソードも描かれ、時系列は一定していない。
- 富野由悠季(原作) / おおのじゅんじ(作画)、KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉、既刊5巻(2023年8月25日現在)
- 2020年9月24日発売[36]、ISBN 978-4-04-109894-3
- 2021年3月26日発売[37]、ISBN 978-4-04-109894-3
- 2021年11月26日発売[38]、ISBN 978-4-04-112102-3
- 2022年10月26日発売[39]、ISBN 978-4-04-113144-2
- 2023年8月25日発売[40]、ISBN 978-4-04-114165-6
ゲーム
- 機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122
- 劇場公開後の1991年夏に発売された、スーパーファミコン用のゲームソフト。「SFC版F91」「ゲーム版F91」のように呼称される場合も多いが、実際には前述の『F90』の展開上で発表された外伝作品であり、登場人物が異なるほか、登場MSも一部が共通するのみである。ガンダムF90の装備としてガンダムF91の試験のためのVタイプなどが登場している。物語の舞台は『F91』の1年前。ジオン公国軍の残党の壊滅と、その裏でのクロスボーン・バンガードの暗躍が描かれる。
- 機動戦士ガンダム クライマックスU.C.
- 2006年に発売された、PlayStation 2用のゲームソフト。ガンダムシリーズの映像作品の1つとして『F91』が収録されている。SDガンダム作品以外で初めて『F91』のシナリオが再現されているほか、ゲームのエンディング曲として『F91』のテーマ曲である『ETERNAL WIND』が使用されている。
- また、漫画版『機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統』は『F91』の時間軸での物語と、『機動戦士ガンダム』から『逆襲のシャア』までの時間軸での物語を並行する構成となっている。
- F91パーフェクト3
- バンプレストが製造したアーケード用メダルゲーム。頭部・胴体・脚部の縦3列のスロットを揃えて作中に登場したMSを完成させるとメダルが払い戻される。なお、頭部と胴体、胴体と脚部のみが揃った場合は投入したメダルが払い戻される。
その他
- F91-MSV(機動戦士ガンダムF91モビルスーツバリエーション)
- 『F91』の作品世界のモビルスーツ(MS)のデザインや設定を行う企画(モビルスーツバリエーション)。メカニックデザインは『F91』と同様に大河原邦男が担当。複数の雑誌、情報誌などで展開された。
- バンダイ発刊の模型雑誌『B-CLUB』では、本作の劇場公開に先駆けて、ガンダムF91のベースとなったMS、ガンダムF90に関連する企画が発表された。この企画は後述の『機動戦士ガンダムF90』へと発展しており、主にガンダムF90のバリエーションと関連作品に登場するMSが同企画のMSとして分類される。
- また、『F91』の劇場公開に合わせて講談社よりガンダムシリーズ専門の漫画雑誌『ガンダムマガジン』が発刊され、アニメ作品中に登場したMSの重装備型などのバリエーションが発表されている。狭義の「F91-MSV」はこの企画を指す。
- その他、前述の『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』も企画当初は「F91-MSV」のタイトルで発表されている。
注釈
- ^ SDガンダムを除く。
- ^ いわゆる「貧乏ビスタ」。
- ^ 厳密には派生機である。
- ^ 劇場作品になった理由の一つとして、同じく劇場版の『逆襲のシャア』のプラモデルのセールスが好調だったこともあった[6]。
- ^ 安彦は『機動戦士Ζガンダム』のキャラクターデザイン以来、大河原は『機動戦士ガンダムΖΖ』以来の参加。
- ^ 前回参加の『Ζガンダム』では一切打ち合わせすることなく、キャラクターだけを描かされた。
- ^ これでアニメの仕事は辞めると決めた自身の監督作品『ヴイナス戦記』は1989年3月公開、『F91』への参加が正式に決まったのは同年8月。その後、2015年2月公開の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』で総監督を務め、約24年ぶりにアニメの現場に復帰した[18]。
- ^ シャアのサザビーなども黒が入っていても印象は真紅というのと同じ。
出典
- ^ 映画販促用ポスターより。
- ^ “MG ガンダムF91 Ver.2.0 & RE/100 ビギナ・ギナ 開発ドキュメント第1回”. バンダイホビーサイト. 2020年2月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月29日閲覧。 アーカイブ 2020年2月29日 - ウェイバックマシン
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- ^ 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会』、1993年12月30日発行、庵野秀明・編、ハッピー興行新社、P81~82
- ^ 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会』、1993年12月30日発行、庵野秀明・編、ハッピー興行新社、P64
- ^ “「新たな基準」を作ろうとした『ガンダムF91』 親子が「分かり合う」のはシリーズ初?”. マグミクス. 2024年4月24日閲覧。
- ^ 酒井征勇 編「特別企画 富野由悠季監督インタビュー」『機動戦士ガンダムF91大百科』勁文社〈ケイブンシャの大百科〉、1991年5月17日、209頁。雑誌コード 63549-61。
- ^ a b 『Great Mechanics』 14巻、双葉社、2004年、[要ページ番号]頁。ISBN 4-575-46424-4。
- ^ 氷川竜介(構成・監修) 著「COLUMN モビルスーツは何故小型化したか」、小牧雅伸 編『機動戦士ガンダム宇宙世紀』 vol.4(総括編)、ラポート、1999年4月25日、175頁。ISBN 4-89799-390-3。
- ^ “「機動戦士ガンダムF91」本日21時から無料配信、主題歌担当・森口博子も登場”. 映画ナタリー (2020年5月22日). 2020年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月19日閲覧。 アーカイブ 2020年5月23日 - ウェイバックマシン
- ^ “『機動戦士ガンダムF91』の48時間限定無料配信が決定!「METAL BUILD ガンダムF91 CHRONICLE WHITE Ver.」の商品化記念として”. 電撃ホビーウェブ. アスキー・メディアワークス (2020年11月6日). 2020年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月19日閲覧。 アーカイブ 2020年11月6日 - ウェイバックマシン
- ^ “2020年3月号”. 月刊ガンダムエース. 2020年10月10日閲覧。 アーカイブ 2020年9月24日 - ウェイバックマシン
- ^ “「月刊ガンダムエース 2020年3月号」本日発売!”. GUNDAM.INFO. 2020年10月12日閲覧。 アーカイブ 2020年2月26日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91 プリクエル”. 月刊ガンダムエース. 2020年10月10日閲覧。 アーカイブ 2021年5月31日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91プリクエル 1”. KADOKAWA. 2021年4月1日閲覧。 アーカイブ 2021年5月15日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91プリクエル 2”. KADOKAWA. 2021年4月1日閲覧。 アーカイブ 2021年5月14日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91プリクエル 3”. KADOKAWA. 2021年11月26日閲覧。 アーカイブ 2021年5月14日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91プリクエル 4”. KADOKAWA. 2022年10月26日閲覧。 アーカイブ 2022年10月25日 - ウェイバックマシン
- ^ “機動戦士ガンダムF91プリクエル 5”. KADOKAWA. 2023年8月25日閲覧。
固有名詞の分類
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