機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 14:14 UTC 版)
第1部
特徴
アニメ『機動戦士ガンダム』のダイジェスト版といった趣になっている。ガルマが初登場した時点で、シャアにとってザビ家は父の仇だと説明が入る、ア・バオア・クーが最終目的地と明言されるといった、原作アニメを知らないプレイヤーに対する配慮(改変)も見られるが、登場人物の出会いや登場時期を大きく省いている箇所も多い。特に原作同様、物語終盤でアムロとシャアがザビ家について意見を言うシーンがあるが、肝心のザビ家についての説明が不足しており、ギレンに至っては名前すら登場しない。
この事について書籍『B-CLUB』113号に掲載されたゲームデザイナーへのインタビューによれば、アニメを知らないユーザーも楽しめるように考慮した結果、劇場版の機動戦士ガンダムはテレビ版を忠実に再現しているわけではないが、テレビ版を知らなくても物語が理解できると気付き、同じように作ってみた。いうなれば、本作品はゲーム版の機動戦士ガンダムであると語っている。また、ビジュアルシーンのカメラ位置が原作とは異なるのは意図したものであり、原作のBGMが使用されていないのは、ノスタルジーだけで作品を作りたくなかったためと語っている。
シナリオ
- ガンダム、大地に立つ!
- 強襲!赤い彗星
- 大気圏突入
- 翔べ!ガンダム
- ガルマ 散る
- ランバ・ラル特攻
- 突撃! 黒い三連星
- 復活のシャア
- 強行突破作戦
- コンスコン強襲
- ソロモン攻略戦
- 光る宇宙
- 宇宙要塞ア・バオア・クー
- 脱出
登場人物
ゲームの仕様上、アニメ本編との変更点や矛盾点が多いのが特徴だが、ここでは割愛する。
登場メカニック
- ガンダム
- アムロ機。初期装備はビームサーベルとバルカン。プライムポイントを配分することで、ビームライフル1、ハイパーバズーカ、ビームライフル2のいずれかを装備できる。
- ガンキャノン
- カイ機。初期装備は横長に7マス攻撃できるキャノン砲とバルカン。プライムポイントを配分することで、ビームライフル1を装備できる。ゲーム中では型式番号がRX-77-1(アニメの型式はRX-77-2)になっている。キャノン砲で攻撃する際は地上でも宇宙空間でもよつんばいになる。
- ガンタンク
- ハヤト機。初期装備は射程無限の165mm砲(原作では120mm)。プライムポイントを配分することで、ボップミサイルを装備できる。白兵戦はできない。ゲーム中では型式番号がRX-75-1(アニメの型式はRX-75-4)になっている。当初は原作同様リュウと共に搭乗。第6話以降一人乗りになる。劇場版に準じ、宇宙へあがるとガンキャノンに切り替えられる。
- コア・ファイター
- リュウが搭乗する支援機。2、3、6話でのみ登場。
- コア・ブースター
- セイラ、並びにスレッガーが搭乗する支援機。支援機が2機あると交互で支援が要請できるので、連続して支援攻撃を行える。
- 半壊ガンダム
- 頭部と左腕を破壊されてしまったガンダム。初期装備はビームサーベルとビームライフル1。プライムポイントを配分することで、ビームライフル2に装備が変わる。ステータス画面では装備にバルカンの文字があるが、頭部が破壊されているので使えない。そのため、格闘攻撃が通じない敵にはビームライフルで攻撃するしかない。
- ミデア
- イベントでのみ登場。第7話で待機中の所を黒い三連星に襲撃され、搭乗していたマチルダと共に爆散。
- ジム
- イベントでのみ登場。第8話ではシャアのズゴックに撃破され、第11話ではザクIIとの戦闘中にビグ・ザムのメガ粒子砲にザクII諸共焼かれる。
- ザクII
- 白兵戦にはヒートホークを使用。砲撃銃は以下の4種類が確認されている。原作同様「ザク」としか呼ばれていない。
- マシンガン
- 4マスの範囲を攻撃するオーソドックスな砲撃銃。
- バズーカ
- ガンキャノンのキャノン砲と同じく横長に7マス攻撃できる。シャアと第2部のサキはこれでGピンポイント攻撃を行うので、7回攻撃を受けることになる。
- ナパーム
- 本作品オリジナルの武装。銃身のグラフィックはマシンガンと同じだが、連射(大量の排莢)は行われず、発射時の効果音はバズーカのものと、爆風はガンタンクの165mm砲ものと同じになっている。威力はマシンガンやバズーカよりも高い。
- 火炎放射器
- 本作品オリジナルの武装。銃身のグラフィックはマシンガンと同じだが、グフのヒートロッドと同じく1マス離れた相手を攻撃できる。
- マゼラアタック
- 白兵戦には機関砲、砲撃には横長に7マス攻撃できる主砲を使用。分離はしない。
- グフ
- 白兵戦にはフィンガーバルカン、砲撃には何故かヒートロッドが使用される。1マス離れた相手を攻撃できるという、ザクIIの火炎放射器と同じ射程。一般兵が搭乗する物の出番は第1部では第7話のみ。
- ズゴック
- 白兵戦にはアイアン・ネイル、砲撃にはメガ粒子砲を使用。出番は第8話のみ。
- アッガイ
- 白兵戦には両腕の機関砲を使用。砲撃はできない。出番は第8話のみ。
- リック・ドム
- 白兵戦にはヒートサーベル、砲撃にはジャイアント・バズーカを使用。本作品では「リックドム」と表記されている。第10話では全ての敵がリック・ドムである。
- ゲルググ
- 白兵戦にはビームナギナタ(片側のみ)、砲撃にはビームライフルを使用。
- シャア専用ザクII
- 第2、3話、第5話に登場。第2話ではマシンガン、第3話と第5話ではバズーカを装備。1ターンに2回行動し、序盤からWアタックやGピンポイントを使用する。
- ランバ・ラル搭乗グフ
- 第6話に登場。ハモンに指示を出し、ギャロップに3箇所の爆撃を行わせるが、爆撃箇所はランダムで決定されるらしく、味方を誤爆することも多い。ガンダムで攻撃するとマップの別の場所へ逃げてしまう。
- ギャロップ
- 第6話に登場。ハモンが搭乗しているらしい。ラルの指示で支援攻撃を行う他、前方至近距離の敵は機銃で、それ以外の場所の敵は主砲で、どちらも常にピンポイントで攻撃する。威力は機銃の方が大きい。その巨体ゆえ当たり判定も大きく、ガンキャノンのキャノン砲なら7マス分全て当たる。先にラルを倒してからガンダムで一撃を加えると、リュウの特攻により半壊するが、それでも攻撃を続けてくる。
- 黒い三連星搭乗ドム
- 第7話に登場。誰か一人を倒さない限り、常にジェットストリームアタックを仕掛けてくる。
- シャア専用ズゴック
- 第8話に登場。1ターンに2回行動する。攻撃を加えると(避けられてしまっても)マップの別の場所へ逃げてしまうので追いかけないと倒せない。
- ザクレロ
- 第9話に登場。武装はヒートナタのみだが、これを受けるとマップの端まで吹き飛ばされる。最後はコントロール不能に陥って暴走する。
- ビグ・ザム
- 第11話に登場。本作品では「ビグザム」と表記されている。第11話では数ターンに一度メガ粒子砲で攻撃してくる。これに巻き込まれると一瞬で撃破されてしまいゲームオーバーとなるので、パターンを読んで回避する必要がある。Iフィールドバリアは常時作動しているわけではないので、ビームライフルによる攻撃も通じ、スレッガーは砲門に特攻を仕掛ける。なお、ビグ・ザムは基本的に正面を向いたまま真横にしか動かないが、これはROM容量の都合によるものだったらしい[要出典]。
- シャア専用ゲルググ
- 第12話に登場。1ターンに2回行動する。攻撃を加えると(避けられてしまっても)マップの別の場所へ逃げてしまうので追いかけないと倒せない。量産機と違いビームナギナタを両刃とも使用、回転させながら振り回す。
- エルメス
- 第12話に登場。本体への攻撃は一切通じず、ビットを全て倒すと一時撤退してシャア専用ゲルググと入れ替わる。
- ジオング
- 第13話に登場。エルメス同様、両腕を倒さない限り本体への攻撃は一切通じない。
固有名詞の分類
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