東北急行バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 01:55 UTC 版)
概要
元は沿線事業者の共同出資で、社名の通り東京と東北地方を結ぶ長距離バス(東北自動車道が開通する前は一般国道経由)を運行していたが、2002年(平成14年)の東武資本への一本化を機に方向が全く異なる近畿・中国方面への路線を開設しており、現在は東武グループにおける長距離高速バス事業者の位置付けとなっている。
沿革
- 1962年(昭和37年)
- 6月12日:東武鉄道、仙南交通(現・宮城交通)、会津乗合自動車、関東自動車、東野鉄道(現・東野交通)、福島電気鉄道(現・福島交通)、山形交通(現・山交バス)の出資により設立。
- 8月1日:営業開始。東京 - 仙台線(のちに「ニュースター号・ホリデースター号・スイート号・エススター号」の愛称がつく)、東京 - 山形線(のちに「レインボー号・スーパーレインボー号」の愛称がつく)、東京 - 会津若松線(のち廃止)開業。東京(中央区月島)と仙台(仙南交通本社内)に営業所を、宇都宮・郡山・会津若松・山形に出張所・車庫を設置。いすゞBC161P(DH100過給器ナシ)20台(ボディは富士重工10台・川崎航空10台)を投入した。
- 1964年(昭和39年)
- 東京営業所で貸切バス事業を開始。
- 5月12日:東京駅八重洲口 - 松島間運行開始。
- 1990年(平成2年)8月10日:新宿 - 仙台線(「政宗号」)運行開始(JRバス東北・JRバス関東と共同運行)。
- 1991年(平成3年)12月20日:東京 - 新庄線(「TOKYOサンライズ号」)運行開始。
- 2002年(平成14年):東武鉄道の完全子会社となる。
- 2003年(平成15年)12月18日:近鉄バスと共同で東京 - 大阪線(「フライングライナー号」)運行開始。
- 2004年(平成16年)12月:貸切バス事業を休止。
- 2005年(平成17年)3月20日:東京 - 京都・茨木線(「フライングスニーカー京都・茨木号」)運行開始(近鉄バスと共同運行)。
- 2006年(平成18年)12月15日:東京 - 仙台線で格安便(4列シート)の「ニュースター号」、東京 - 山形線で「スーパーレインボー号」運行開始。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)1月17日:東京 - 仙台線で格安便(3列シート)の「ホリデースター号」運行開始(同年12月20日まで<のち延長>の金~日曜日と祝日のみ運行)。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)12月31日:東日本大震災以降運休していた「フライングスニーカー京都・茨木号」を廃止。
- 2014年(平成26年)10月17日:東京 - 金沢線(「きまっし号」)運行開始(北日本観光自動車との共同運行)。
- 2017年(平成29年)
運行路線
- 東京 - 仙台線「ニュースター号」「ホリデースター号」(「ニュースター号」は東京駅JR高速バスターミナル発着)
- 東京 - 山形線「レインボー号」
- 東京 - 新庄線「TOKYOサンライズ号」(山交バスとの共同運行)
- 東京 - 大阪線「フライングライナー号」「フライングスニーカー大阪号」(近鉄バスとの共同運行)
- 東京 - 岡山・倉敷線「ままかりライナー」(両備バスとの共同運行)
- 東京・横浜 - 津山・岡山線「ルブラン号」(両備バスとの共同運行)
- 東京 - 富山・金沢線「きまっし号」(北日本観光自動車との共同運行)
- 東京 - 日光・鬼怒川温泉線「日光・鬼怒川温泉号」※2017年7月20日運行開始。途中休憩は羽生パーキングエリア。(この路線は東京駅JR高速バスターミナル発着)
ままかりライナーは両備ホールディングス(両備バス)側の意向により、東北急行バス側の予約チャンネルは電話予約以外利用できない。ネット予約は両備ホールディングスの「両備高速バス予約サイト」のみとなる。
固有名詞の分類
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